- 617 名前:atheist mailto:sage [2023/02/03(金) 01:13:20.48 ID:RcJmsVoB.net]
- >>615-616
まずお互いが持っている否定神学に対する理解やイメージが異なれば 自ずと議論もズレてきてしまうので、wikiからポイントになりそうな部分に絞って引用してみます 以下引用 神の本質は人間が思惟しうるいかなる概念にも当てはまらない、 すなわち一切の述語を超えたものであるとして、 「神は~でない」と否定表現でのみ神を語ろうと試みる。 具体例 ・万物の原因であって万物を超えているものは、非存在ではなく、生命なきものでもなく、 理性なきものでもなく、知性なきものでもない。 ・万物の原因であって万物を超えているものは、身体をもたず、姿ももたず、形ももたず、 質ももたず、量ももたない。 否定神学の目的と思想 この神学は「いかなる仕方で神に様々な属性を述語づけることが可能か」を目的とするものではなく、 「いかにして神と合一し、神を賛美するべきか」を問題とし、探求することを目的としている [4]。 そして、否定神学は人間が神と合一する最終局面において、人間が神の臨在のなかで 言語にも思惟にも窮してしまい、ただ沈黙するしかできなくなったときの神理解を問題とするのである[5]。 引用終わり この引用部分から分かることは、否定神学はあくまでも神を人間が認識する際に、人間の思惟を 超えた本質については否定表現でしか語り得ないと主張していること、さらにその目的は単なる述語表現の 方法論ではなく、神と合一し、神を賛美すること、のようです 私の理解もおおよそ、これに準じたもので、その上で否定神学の特徴やその可能性を語っています 具体例の主語として立てられた「万物の原因であって万物を超えているもの」という箇所や その述語に「非存在ではなく、生命なきものでもなく」はあっても「存在ではなく、生命あるものでもなく」と いう記述がないことなどを見てもらえれば分かる通り、 彼らは決してすべての表現を否定しているわけではなく 人間の認識で、つまりことばで神の本質を十全に把握できることを否定している、ということです 例によって1レスで収まらなかったので、続きますw
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