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【岩波】新書や選書で哲学するスレッド【中公】



1 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 15:38:20.83 0.net]
哲学する際には長い年月を経ても朽ちることのなかった古典に当たらねばならず、
しかもその原典を当たらねばなりません。外国語ができないにしても、
せめてその邦訳としての文庫本やハードカバーの本を苦心して読まなければなりません。

でも、そういう活動は難しいので、
それの補助としての概説書や時には水準の高い研究書が必要になって来ます。
その時、手に入りやすい、新書や選書の類が役に立ちます。
ここではクセジュ文庫(白水社)、レグルス文庫(第三文明社)、アテネ文庫(弘文堂)
のような文庫と名がつく実質新書的なレーベルも含みます。

2 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 15:44:04.29 0.net]
ネット論文も入れていいでしょうね。
ネット回線と電力さえあればタダで研究書や解説書に類するものが読めます。

3 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 16:25:55.01 0.net]
哲学者が主題となっているもの 新書だけとりあえず

<ソクラテス>
田中美知太郎 『ソクラテス』 岩波新書
斎藤忍随『知者たちの言葉 ソクラテス以前』岩波新書
納富信留『哲学者の誕生 ソクラテスをめぐる人々』ちくま新書

<プラトン>
斎藤忍随『プラトン』岩波新書
藤沢令夫『プラトンの哲学』岩波新書
中畑正志『はじめてのプラトン』講談社現代新書

<アリストテレス>
山本光雄『アリストテレス』岩波新書
山口義久『アリストテレス入門』ちくま新書

<ソフィスト>
ジルベール・ロメイエ=デルベ『ソフィスト列伝』クセジュ文庫

<キケロ>
高田康成『キケロ』岩波新書
ピエール・グリマル『キケロ』クセジュ文庫

4 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 16:30:56.67 0.net]
<アウグスティヌス>
出村和彦『アウグスティヌス』岩波新書

<トマス・アクィナス>
山本芳久『トマス・アクィナス』岩波新書

<ルネ・デカルト>
野田又夫『デカルト』岩波新書
小泉義之『デカルト=哲学のすすめ」講談社現代新書
小林道夫『デカルト入門』ちくま新書

<フレーズ・パスカル>
野田又夫『パスカル』岩波新書
田辺保『パスカル』平凡社新書

5 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 16:39:22.43 0.net]
所謂新書がないものは選書からも

<スピノザ>
上野修『スピノザの世界』講談社現代新書
國分功一郎『はじめてのスピノザ』講談社現代新書

<トマス・ホッブズ>
田中浩『ホッブズ』岩波新書

<ジョン・ロック>
加藤節『ジョン・ロック』岩波新書

<ライプニッツ>
ルネ・プーブレス『ライプニッツ』クセジュ文庫
フランクリン・パーキンズ『知の教科書 ライプニッツ』講談社選書メチエ

<ジャン・ジャック・ルソー>
桑原武夫『ルソー』岩波新書
仲正昌樹『今こそルソーを読み直す』生活人新書

6 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 16:54:25.37 0.net]
<イマニュエル・カント>
石川文康『カント入門』ちくま新書
中島義道『カントの読み方』ちくま新書

<アダム・スミス>
堂目卓生『アダム・スミス』中公新書

<G. W. ヘーゲル>
長谷川宏『新しいヘーゲル』講談社現代新書
権佐武志『ヘーゲルとその時代』岩波新書
仲正昌樹『ヘーゲルを越えるヘーゲル』講談社現代新書

<カール・マルクス>
今村仁司『マルクス入門』ちくま新書
佐々木隆治『カール・マルクス』ちくま新書
熊野純彦『マルクス』岩波新書

7 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 17:08:47.92 0.net]
<フリードリヒ・ニーチェ>
三島憲一『ニーチェ』岩波新書
竹田青嗣『ニーチェ入門』ちくま新書

<アンリ・ベルクソン>
ジャン=ルイ・ヴィエイヤール=バロン『ベルクソン』クセジュ文庫
篠原資明『ベルクソン』岩波新書

<エトムント・フッサール>
竹田青嗣『超解読!はじめてのフッサール』講談社現代新書

<ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン>
永井均『ウィトゲンシュタイン入門』ちくま新書
鬼界彰夫『ウィトゲンシュタインはこう考えた』講談社現代新書

8 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 17:19:26.95 0.net]
<西田幾多郎>
藤田正勝『西田幾多郎』岩波新書

<マルティン・ハイデガー>
古東哲明『ハイデガー=存在神秘の哲学』講談社現代新書
木田元『ハイデガーの思想』岩波新書
轟孝夫『ハイデガー『存在と時間』入門』講談社現代新書

<和辻哲郎>
熊野純彦『和辻哲郎』岩波新書

<ハンナ・アーレント>
仲正昌樹『今こそアーレントを読み直す』講談社現代新書
矢野久美子『ハンナ・アーレント』中公新書
中山元『アレント入門』ちくま新書
森分大輔『ハンナ・アーレント』ちくま新書

9 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 18:04:51.65 0.net]
<ルイ・アルチュセール>
市田良彦『ルイ・アルチュセール』岩波新書

<丸山眞男>
竹内洋『丸山眞男とその時代』中公新書
苅部直『丸山眞男』岩波新書
水谷三公『丸山真男』ちくま新書
中野雄『丸山真男』文春新書

<ミシェル・フーコー>
内田隆三『講談社現代新書』講談社現代新書
中山元『フーコー入門』ちくま新書
重田園江『ミシェル・フーコー』ちくま新書
慎改康之『ミシェル・フーコー』岩波新書

<エマニュエル・レヴィナス>
熊野純彦『レヴィナス入門』ちくま新書

10 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 18:08:07.98 0.net]
哲学史なら、岩波の熊野純彦のや中公の伊藤邦武のがあるけれども、
ちくま新書は世界哲学史なる試みを行っていたが、前衛的だと思う。



11 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 18:19:13.55 0.net]
岩波のデカルトとルソーは持ってるな。読んだことないけどw
アルチュセールのは読んだ。

12 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 18:24:41.13 0.net]
岩波のフーコーのはまだ読んでる途中。

13 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 18:34:09.01 0.net]
<ジル・ドゥルーズ>
小泉義之『ドゥルーズの哲学』講談社現代新書
檜垣立哉『ドゥルーズ入門』ちくま新書

14 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 20:38:38.18 0.net]
こうして見ると、原典の訳書選び程ではないけど、
入門書選びは大変だなと思わされる。
費用とスペースはさほどではないにしても。

15 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 21:25:42.79 0.net]
一般人がヘーゲルを勉強しようと思ったら、
長谷川宏の新書に長谷川宏の翻訳という風に揃えた方が取り組みやすいんだろうな。
アカデミックな世界ではそうもいかないだろうけど。

16 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 21:38:47.15 0.net]
注意ししておかないとないといけないのは、
手に入りやすい、値段が安い、というのは古本でもいいという根性があればの話で、
新刊本じゃなきゃ嫌だという人には新書も選書もハードカバーも
入手する難易度が高くなります。

17 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 21:49:59.57 0.net]
サルトルに関する新書は多すぎる。
ものすごいブームだったんだろうなということが推察される。

18 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 22:07:27.00 0.net]
パスカルはブレーズ・パスカルだな。

19 名前:考える名無しさん [2021/11/16(火) 23:44:03.09 0.net]
関連スレッド

岩波文庫だけで哲学する
https://academy3.5ch.net/test/read.cgi/philo/1065425520/

20 名前:考える名無しさん [2021/11/17(水) 08:06:54.58 0.net]
今村仁司のマルクス入門、読み直してみようかな。



21 名前:考える名無しさん [2021/11/17(水) 20:55:17.48 0.net]
小泉義之には難解な『デカルトの哲学』(人文書院)と、
平易な『デカルト哲学』(講談社)があるので、
要注意。

22 名前:考える名無しさん [2021/11/17(水) 21:52:58.00 0.net]
ハイデガーに関しては仲正昌樹も、
講談社現代新書から『存在と時間』を読むという形で出してるな。

内田隆三がフーコーに関して出した講談社現代新書のタイトルは、
『ミシェル・フーコー:主体の系譜学』だな。

23 名前:考える名無しさん mailto:sage [2021/11/17(水) 22:16:15.35 0.net]
自分の水準に相応しい入門書を探すってのもってのもなかなか難しいな

24 名前:考える名無しさん [2021/11/17(水) 22:27:32.65 0.net]
哲学者の伝記とか評伝を読みたい場合は、
新書よりもまた別のものが良かったりすることもあるしな。
中央公論新社の世界の名著シリーズの初めの方のページとか、

25 名前:考える名無しさん [2021/11/17(水) 22:44:23.70 0.net]
カントの『純粋理性批判』に関しては、黒崎政男が、
講談社現代新書から入門書を出しているけど、
評判のいい高峯一愚の訳本で読んでいる場合は、
高峯一愚の『純粋理性批判入門』の方が良いかもしれない。

俺は平凡社ライブラリーの原佑訳で読んで、
京都大学がうpしている論文に頼っているが。

26 名前:考える名無しさん [2021/11/17(水) 22:47:20.65 0.net]
講談社現代新書じゃなくて講談社選書メチエだった。

27 名前:考える名無しさん [2021/11/18(木) 16:14:59.50 0.net]
来月に出る中公新書のラインナップにロールズが。

齋藤純一,田中将人『ジョン・ロールズ 社会正義の探究者』

28 名前:考える名無しさん [2021/11/18(木) 21:50:48.59 0.net]
だいぶ前に読んだ今村仁司の『マルクス入門』の章立てを読み返してみたが、
かなり独特だと思う。まあ、資本論や研究書を多少なりとも読んだからだけど。
でも、入門書に多少癖はあってもいいと思う。それはそれで読み返したくなるから。

29 名前:考える名無しさん mailto:sage [2021/11/19(金) 02:40:32.19 0.net]
上の方でも出てるけど、最近は論文も落とせたりして参考になるけど
いかんせん、PCモニターなんかで長文を読むのは疲れるからどうしても流し読みっぽくなってしまう。
A5、A4サイズのデジタルペーパーでも使えば書き込みもできるし読みやすそうだけど。

30 名前:考える名無しさん [2021/11/19(金) 05:21:54.86 0.net]
>>29
それはあるな。
まあ、自分は本でもネット論文でも一息で読むのは10ページ強が限界かな。



31 名前:考える名無しさん [2021/11/19(金) 06:10:26.01 0.net]
まあ、焦らんとゆっくりやるのが良いよ。
安い本だからささっと読んで高い本だからじっくり読むというものでもない。
勢いで読めてしまうこともあれば、悪戦苦闘することもある。
自分の心身に正直に向き合って読むのがベスト。

32 名前:考える名無しさん [2021/11/22(月) 02:37:24.27 0.net]
博士論文の要約とか論文の審査要旨も、
大まかにテーマとなっている哲学者の言説の解釈を知るのに役立つね。
東大本郷、京大文、一橋社学なんかのがそう。

33 名前:考える名無しさん [2021/11/22(月) 09:03:29.60 0.net]
個人的に良いと思った選書は、
講談社選書メチエの
片山杜秀が書いた近代日本の右翼思想
だな。

34 名前:考える名無しさん [2021/11/22(月) 16:07:42.52 0.net]
上の方で挙がっている市田良彦は平凡社新書で革命論を書いているが、
スピノザの話を知らないとかなり難しいと思う。

35 名前:考える名無しさん [2021/11/22(月) 16:40:08.15 0.net]
これ面白い。

アダム・スミスの道徳哲学と人間本性の合目的性
www.l.u-tokyo.ac.jp/postgraduate/database/2016/82.html

36 名前:考える名無しさん [2021/11/22(月) 17:01:55.42 0.net]
今村仁司のちくま新書の本って今も刷られているのかな。
ちくま学芸文庫に入れた方がいいくらい難しい本だと思うけど。

37 名前:考える名無しさん [2021/11/26(金) 18:05:40.77 0.net]
丸山眞男の日本の思想は文学の評論のところで挫折する人が多そうだな。

38 名前:考える名無しさん [2021/11/26(金) 20:01:12.03 0.net]
幻冬舎新書から出る、
千葉雅也と國分功一郎による、
言語が消滅する前には買いだな。

39 名前:考える名無しさん [2021/11/27(土) 10:39:56.68 0.net]
第三文明社のレグルス文庫は昭和40、50年代の知的雰囲気を知るのに良いと思うし、
内容は今にも通じる部分があって歴史的価値ある資料だと思う。

40 名前:考える名無しさん [2021/11/27(土) 14:22:35.05 0.net]
三一書房の三一新書もある種の左翼の思想や哲学の一端を知るのに役立つ。



41 名前:考える名無しさん [2021/12/02(木) 08:17:27.36 0.net]
今年の4月に筑摩選書から出た金子晴勇の『ヨーロッパ思想史』は、
哲学のみならず宗教や文学にも目が配られているという点で、
優れた本だと思う。

42 名前:考える名無しさん [2021/12/02(木) 09:42:55.80 0.net]
まあ、当然のことながら高校倫理程度の知識は前提として必要だが。

43 名前:考える名無しさん [2021/12/02(木) 13:30:06.26 0.net]
岩波新書から出た梅本克己の『唯物史観と現代』みたいに、
初版と第二版がある新書ってあるのかなあ?

44 名前:考える名無しさん [2021/12/02(木) 21:27:20.21 0.net]
自己レスだけど結構あるみたいですね。家永三郎とか。

45 名前:考える名無しさん [2021/12/03(金) 09:08:37.23 0.net]
ヘーゲルやスミスの場合、著作の量が膨大すぎるわけではないから
思い切って文庫本で出ているものにトライしてみるのも良いかもしれない。
カントは多いから入門書や哲学史の本で触れるのもありかもしれない。

46 名前:考える名無しさん [2021/12/03(金) 18:38:24.59 0.net]
新書と選書とネット論文をメインに哲学するっていうのはちょっと安っぽいかな?

47 名前:考える名無しさん [2021/12/03(金) 20:28:20.63 0.net]
まあ、できることからやっていけばいいんじゃないの

48 名前:考える名無しさん [2021/12/03(金) 20:59:12.15 0.net]
実は慶應の社学の電子論文はいい。

49 名前:考える名無しさん [2021/12/05(日) 19:10:33.03 0.net]
修正

<ガリレオ・ガリレイ>
青木靖三『ガリレオ・ガリレイ』岩波新書

<アイザック・ニュートン>
島尾永康『ニュートン』岩波新書

<ルネサンスの思想家>
野田又夫『ルネサンスの思想家たち』岩波新書

<ブレーズ・パスカル>
野田又夫『パスカル』岩波新書
前田陽一『パスカル』中公新書
田辺保『パスカル』平凡社新書

50 名前:考える名無しさん mailto:sage [2021/12/08(水) 03:54:35.42 0.net]
ライプニッツの入門でおすすめの本あるかな?今後ドゥルーズを本格的に読むための前準備なんだけど。
ドゥルーズの入門は『流動の哲学』と『構造と力』を読んだけど、前者は程よい感じで
後者はちょっと難しかった。既に『差異と反復』読み始めてるんだけど、正直今の自分にはかなり手強い。



51 名前:考える名無しさん [2021/12/08(水) 17:36:25.69 0.net]
ライプニッツには一切手を出したことがないが、
>>5
に文庫クセジュと講談社選書メチエの本が挙がっているな。

52 名前:考える名無しさん mailto:sage [2021/12/09(木) 07:48:03.56 0.net]
>>51
ありがとう、自分に合った入門書選びってなかなか難しいよね。
ドゥルーズ研究やってる國分氏の『はじめてのスピノザ』ってのを同じ目的で
買ったけどむしろ「はじめて学ぶ哲学」って感じで必要な知識は得られなかったんだよね。

53 名前:考える名無しさん [2021/12/09(木) 08:35:48.13 0.net]
世界の名著シリーズなら評伝プラス学説の簡単な紹介が最初の方にあったりして
便利だったりするんだけどね。

54 名前:考える名無しさん mailto:sage [2021/12/09(木) 09:11:20.16 0.net]
哲学の入り口として、哲学者の「思想」を紹介する入門書はまるで
役に立たないことが多いだけでなく、逆にその哲学者の著作を理解
する妨げになることも少なくない。

55 名前:考える名無しさん [2021/12/09(木) 09:13:17.44 0.net]
いきなり哲学者の著作を読む方がいいことも多いんだよな。
だが、その場合でも訳書には訳者の思想が入り込んでいる場合があるので、
要注意。

56 名前:考える名無しさん mailto:sage [2021/12/09(木) 09:15:18.01 0.net]
哲学の著作の翻訳は、翻訳する人自身に哲学をする習慣がない場合、
とても分かりにくいものになりがち。表現が向いている方向を
勝手に変えてしまって、そのことに気づいていないことがよく見られる。

57 名前:考える名無しさん [2021/12/09(木) 09:30:36.45 0.net]
デカルトの方法序説に関しては比較的最近2人の翻訳者がそれぞれ岩波とちくまから
出していたが、今度講談社からも出るんだよね。
多分講談社の小泉訳は小泉哲学の強烈な部分が出る可能性があるので、
一番毀誉褒貶が激しいものになるかも知れない。

58 名前:考える名無しさん [2021/12/09(木) 09:34:29.37 0.net]
岩波とちくまだけじゃなくて角川や白水社からも出ていたんだな。

59 名前:考える名無しさん [2021/12/09(木) 19:11:27.13 0.net]
岩波は岩波ジュニア新書を岩波新書に組み入れて、
新たに本格的に学術的な著作や対談を収めるような選書を作るべき。
岩波新書の中にも軽い本はあるし、中公新書以上に重たい本もある。
まずは重たいのを選書に入れるべき。

60 名前:考える名無しさん [2021/12/09(木) 19:17:01.34 0.net]
岩波は色々ハードカバーでシリーズを作って来ているけど、選書にすれば良かったのにな。



61 名前:考える名無しさん [2021/12/10(金) 05:52:28.44 0.net]
7年くらい前から平凡社新書がバージョンアップして、
ちょっとした研究書並みになって来たのは、
一体何だったのだろうか。

62 名前:考える名無しさん [2021/12/11(土) 17:36:32.51 0.net]
哲学者ではなく哲学的概念をテーマにした新書もある。
自由概念なら森村進の講談社現代新書、大屋雄裕のちくま新書の本がある。

でも個人的には京都大学の哲学論叢に載っている、
カントの超越論的自由
北岡武司
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/24428/1/0502.pdf
カントの自由論―超越論的自由と実践的自由―
山下和也
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/24558/1/2102.pdf
あるいは、実践哲学研究に載っている、
カントに於る実践哲学の位置 : 自由論を手掛かりにして
北尾宏之
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/59129/1/jk05_033.pdf

の方がずっといいと思う。何よりも無料だし。

63 名前:考える名無しさん mailto:sage [2021/12/18(土) 19:53:40.39 0.net]
哲学書って単行本を中古で買うと、ものによっては相当お得感があるんだけど
新書は元が安いこともあってそういうことも少なく新品でいいかってなる。
こと、入門書にいたってはもはや電子書籍で十分という感じもする。

64 名前:考える名無しさん [2021/12/19(日) 16:31:52.40 0.net]
でも本当にいい研究書や哲学書は結構高かったりするんだよな。

65 名前:考える名無しさん [2021/12/19(日) 22:24:13.45 0.net]
例えば、
カントの実践理性批判に関しては、
竹田青嗣が講談社選書メチエで完全解読と名付けた本を出しているが、
内容が良いのか、新刊で1760円のところ、古本では送料込みで3000円近くする。

高峯一愚はだいぶ前にカント実践理性批判解説を出しているが、
これは1万円以上古本で掛かる。俺は比較的安く手に入れたけど。

66 名前:考える名無しさん mailto:sage [2021/12/20(月) 00:17:35.78 0.net]
竹田青嗣なら、講談社現代新書の超解読!はじめてのヘーゲル法の哲学もいい。
法の哲学の注釈本なので、岩波文庫の原著2冊の副読本に最適。

67 名前:考える名無しさん mailto:sage [2021/12/20(月) 11:04:08.13 0.net]
>>50
ライプニッツに関してはラッセルの単行本『ライプニッツの哲学』が歴史的にも
論理学的にも基本文献だが邦訳は入手困難。

代わりに古書?で講談社新書『東洋の合理思想』末木剛博を論理学入門として入手してほしい。
これはヘーゲル、カント、スピノザを理解する上でも役立つ。
ライプニッツに特化した本ではないので推薦しにくいが以下にも
興味深い記述があった。

中公新書『内井惣七 著 空間の謎・時間の謎 ──宇宙の始まりに迫る物理学と哲学』kindleより、

《ライプニッツは(クラークとの)第五書簡(25節)で次のように言う。

「完全に同じ二つの水滴があるということ、また互いに見分けがつかない二つの
物体があるということをわたしが否定するとき、わたしはそういったものを想定
することが絶対的に不可能だと言っているのではない。わたしは、それが神の知
恵に反するものであり、したがって存在しないと言っているのだ。」

「神の知恵に反する」とは、この引用文に先立つ21節ではっきり述べられている
とおり、充足理由律に反するということである。もし見分けがつかない二つのもの
があったとしたなら、神はそれらを別様に扱う理由を持たないことになるはずだ
から、神は二つは作らない(たかだか一つしか作らない)。ライプニッツのこの
理由づけから明らかなとおり、不可識別者同一の原理は論理的な矛盾律とは違っ
て、実質的な内容を持つと理解しなければならない。》

68 名前:考える名無しさん mailto:sage [2021/12/20(月) 17:53:36.82 0.net]
>>67
ありがとう。ラッセルの著書は古本が入荷するのを気長に待つしかなさそうだね。
末木氏のは文庫本がちゃんとあるので機会を見て読んでみるよ。
モナド、微分、…なかなかピンとこないんだよなあ。

69 名前:考える名無しさん [2021/12/20(月) 18:47:17.20 0.net]
>>66
ありがとう。
竹田青嗣や西研は15年くらい前に買ったまま置いてたけど、
そんな社会派な哲学をするようになるとは・・

70 名前:考える名無しさん [2021/12/24(金) 22:13:53.22 0.net]
超解読はじめてのヘーゲル『法の哲学』は、
値段通り。それなりに野心的で意欲的な新書であるがゆえに若干重たいな。



71 名前:考える名無しさん [2021/12/28(火) 00:59:15.58 0.net]
朝日新聞と同類の捏造出版社■岩波書店■

■反日ブサヨ出版社、岩波書店によるジョンストン著『紫禁城の黄昏』の改竄

R.F.ジョンストンは清朝最後の皇帝・溥儀の家庭教師。溥儀が日本公使館に逃げ込むのにも同行した人。彼の著作を岩波文庫訳が原本とかけ離れたひどい改竄をしている。

なんと満州国の成立に至る1〜10章をバッサリ切り捨て。満州国に関係のあった人物の名前を序文から虫食いのように消去。そしてシナ人の悪行を記した16章も全て切り捨て。焚書よりひどい書物の改竄している。

パヨクや野党の連中はこんなキチガイ捏造出版社をインテリ書店と崇めてきた。

ちなみに正当な完訳版は祥伝社の出版で読める。

72 名前:考える名無しさん [2021/12/31(金) 13:00:34.73 0.net]
アダム・スミスに関しては、
道徳感情論を訳した高哲男の本が講談社選書メチエから出ているな。

73 名前:考える名無しさん [2021/12/31(金) 20:48:56.15 0.net]
上には挙げられていないが、中島義道には
『カントの人間学』や『晩年のカント』(いずれも講談社現代新書)があるな。

74 名前:考える名無しさん [2021/12/31(金) 21:36:41.80 0.net]
哲学するとは、哲学者や概念について考えることだけではない。
例えば日本の近代史を題材に哲学することもできる。
坂野潤治の著作『昭和史の決定的瞬間』(ちくま新書)や
『自由と平等の昭和史』(講談社選書メチエ)がそれに当たる。
いずれも、資本家の自由と平和主義がセットになった政治派閥と
労働者にとっての平等と戦争主義がセットになった政治派閥の相克を描いている。
これら二つの政治信条をどう止揚するか考えさせられるという点で哲学的な著作だ。

75 名前:考える名無しさん [2021/12/31(金) 21:43:13.48 0.net]
そんなので哲学というなら概念が広すぎて大谷にもイチローにも哲学があるでしょうな

76 名前:考える名無しさん [2021/12/31(金) 21:47:03.51 0.net]
桑田真澄は早稲田の院の入試で「野球道」を研究したいと言って入学したらしいな。
面接では「〜〜道」というのはとても難しいからねえとか言われたそうだ。
野村克也ぐらい野球の指導方針に関する記録を残していたら、
野球哲学も可能かもしれないけれどもね。

77 名前:考える名無しさん mailto:sage [2021/12/31(金) 21:52:16.29 0.net]
髭剃りにだって哲学はあるからな

78 名前:考える名無しさん [2021/12/31(金) 21:54:04.51 0.net]
文化的なものは哲学することは可能だからな。
絶対どっかの社会学科で
髭の剃り方についての国際比較となんちゃら
とか言って卒論書いた奴がいるだろうよ。

79 名前:考える名無しさん [2021/12/31(金) 22:00:09.44 0.net]
結局昨今の財政緊縮主義と経済ナショナリズムの対立という風に形を変えて
昭和前期の政治的対立は温存されているから、
現状分析する上で歴史的教訓として読まれるべき本だと思うな。

80 名前:考える名無しさん [2021/12/31(金) 22:24:43.65 0.net]
で、近年はどうかと言うならば、まさに国際協力という形で、
人々の持つ正負のエネルギーを一緒くたにして発散しているという風に
乱暴に要約することもできるかもしれないが。



81 名前:考える名無しさん [2021/12/31(金) 22:58:44.95 0.net]
歴史の本は中公新書だと細かい事実まで分け入ることができるけれども、
哲学がやや欠けている感がある。その点講談社現代新書やちくま新書は、
まだなんとなく著者なりの哲学が感じられるだけまだまし。
岩波新書は梅本克己みたいな極左と丸山眞男みたいなリベラルの間、
最近では柄谷行人のような左翼と上野千鶴子のようなリベラルの間で
揺れ動いている感じなのが透けて見えるので哲学し難い。

82 名前:67 mailto:sage [2022/01/01(土) 00:43:16.42 0.net]
追記
ライプニッツの総合的な紹介は、
酒井潔『ライプニッツ 人と思想』が安価でお勧め。
清水書院のこのシリーズは一応新書枠でいいだろう。

83 名前:考える名無しさん [2022/01/01(土) 00:52:48.56 0.net]
安価でかっちりした評伝シリーズだよね。
俺は和辻哲郎とフォイエルバッハのを持っている。

84 名前:考える名無しさん mailto:sage [2022/01/01(土) 01:53:51.15 0.net]
>>76
欧州でも成功した有名フットボール・クラブの監督にサッカーの戦術の哲学
のようなものを期待して、講演依頼がかなり数多く行われてきたようだが、
講演そのものはどれもつまらないものばかりだったらしい。監督は
エンターテイナーではないし、関心があるのはチームが試合で勝つように
することだけだからね。

85 名前:考える名無しさん [2022/01/01(土) 02:14:10.07 0.net]
>>84
話し言葉ですらつまらないんだから書き言葉にするともっとアレな可能性はあるね。
ただ、日本サッカーは哲学がないみたいなことを
欧州出身の(オシムだったっけ?)監督に言われていた気がする。
何かあるんだろうけど言えないこと、戦術が多そうなのは確か。
俺はパラグアイとウルグアイの違いに見る
地理的条件経済条件とチームの戦い方の関係性とか気になるな。

86 名前:76 [2022/01/01(土) 02:23:48.06 0.net]
佐山和夫が引き出すという形で何とか出版にこぎつけていたようだな。
野球道-ちくま新書-桑田-真澄/dp/4480066152

87 名前:考える名無しさん [2022/01/01(土) 03:09:04.54 0.net]
wikipediaで充実しているのは「三木清」。

また、資料として重要な学生新聞を自大の学術情報レポジトリに入れているのは、
京都大学新聞を入れている京都大学図書館ぐらいだな。

88 名前:考える名無しさん mailto:sage [2022/01/01(土) 03:54:52.97 0.net]
>>82
ありがとう、実はちょうどそれ買ったところなんだ。古本だけど600円くらいだったから安さにつられて。
ただ、まだ読んでないけどモナドに関してはそれほど掘り下げはされてないらしいとか。






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