- 1 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/07/31(木) 19:38:28 ID:mXqXuOJL]
- 合言葉は
( ゚д゚ )<倫理的におk _(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ \/ /  ̄ ̄ ̄ [ ´・ω・`]<創作能力がしょぼいんだけど投下していいの? ( ゚д゚)<倫理的におk 尋ねる暇があったら投下マジオヌヌメ [ ´・ω・`]<凄く長くなったんだけどどうすればいい? あとパシリ関係ないのは? ( ゚д゚)<空気嫁ば倫理的におk 分割するなりうpろだに上げるなりするんだ [*´・ω・`]<エロネタなんだけど… ( ゚д゚)<ライトエロなら倫理的におk あまりにエロエロならエロパロスレもあるよ ファンタシースターユニバースのエロパロ 2周目 yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173107109/ [ ´;ω;`]<叩かれちゃった… ( ゚д゚)<叩きも批評の一つ。それを受け止めるかどうかはおまいの自由だ m9(゚д゚)<でもお門違いの叩き・批評はスルーマジオヌヌメ するほうもそこを考えよう [ ´・ω・`]<投稿する際に気をつけることは? ( ゚д゚)<複数レスに渡る量を書きながら投稿するのはオヌヌメできない。まずはメモ帳などで書こう。 m9(゚д゚)<あとは誤字脱字のチェックはできればしておいたほうがいいぞ [ ´・ω・`]<過去の住人の作品を読みたいんだけど ( ゚д゚)<まとめサイトあるよ ttp://www.geocities.co.jp/nejitu3pachiri/ 保管庫Wiki ttp://www21.atwiki.jp/nejitu3pachiri/ ( ゚д゚)<前スレ 【PSU】新ジャンル「パシリ」十六体目 live27.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1203089412/ ( ゚д゚)<次スレは容量が470kを超えるか、>>800を超えた辺りから警戒しつつ立てよう
- 201 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/20(月) 00:14:26 ID:4f9ean8o]
- >>200
>>191-196 つまりそういう事だ。気にスンナ〜 ってか、ご主人、ウ○コから離れろwww
- 202 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/20(月) 00:49:26 ID:I6rfP/DY]
- >>201
ありがとう またなんか思い付いたら保守がわりに書くよ
- 203 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/20(月) 08:15:52 ID:pRK0cnQ5]
- >>200
自分で食って自己回復ウサギマシナリー、仲間に与えて回復と解毒のコアラマシナリー・・・ いやなんでもない・・・
- 204 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/20(月) 11:06:07 ID:nvudU+R0]
- ケモノミミPM!素晴らしい!!
- 205 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/20(月) 13:00:21 ID:I6rfP/DY]
- すまん下品だからスルーしてくれ
獣男「何だといいたい訳じゃないが」 GH-451「そう言い出す時には言いたい時ですわよ主さま」 獣男「お前451のままかよ」 GH-451「チケット代金分楽しみますわ。で、いかがなさいました?」 獣男「>>203を読む分にはだ」 GH-451「はい」 獣男「食糞というコアラの習性を模したコアラPMが」 GH-451「まあ動物の習性でしたら倫理的におkですわね」 獣男「敵に毒を食らわされた主人に駆け登り口に向かって踏ん張る愉快な光景な訳だか」 GH-451「まあアンチメイトを射出するのでしょうか、戦闘中だと困りますわね」 獣男「さらに>>204を単独で読む分にはだ」 GH-451「はい」 獣男「GH-420に代表される獣耳PMを賛美し、更なるバリエーションを希望していると理解出来る」 GH-451「ハジロドウハジロドウ」 獣男「しかして>>203>>204と読むとだな」 GH-451「ギパータ距離確認いたしました」 獣男「人型獣耳PMが主人に駆け登r」 GH-451「倫理的におk範囲逸脱につきしばらく凍結してください」 再びスマン…
- 206 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/21(火) 19:31:46 ID:rH8AUYUn]
- ( ゚д゚ )<倫理的におk
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ \/ /  ̄ ̄ ̄
- 207 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/23(木) 10:03:06 ID:3pkLgu/G]
- 想像してわっふるした俺も仲間仲間
- 208 名前:名無しオンライン [2008/10/24(金) 08:43:22 ID:Hbe53SZv]
- ホス
- 209 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/24(金) 12:05:27 ID:1rAR9D2f]
- PM「ふう。落ちるトコだったぜ・・・やれやれ」
- 210 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/24(金) 17:36:19 ID:IMJOKlL0]
- GH-452「こんばんは保守に来ました」
獣男「身も蓋も無いなって452かよ」 GH-452「寒くなってきたから寒冷地仕様です」 獣男「クリスマスカラーで寒冷地仕様を名乗るとは…白熊に謝れ」 GH-452「そんなことより主、主の倫理的によろしくない妄想にレスが付きましたよ」 獣男「この過疎でわっふるが来たらわっふるしかないな」 GH-452「夜の営みに影響を及ぼさない程度にわっふってください」 獣男「つまり倫理的におkな仕様のパシリを考えるならいいんだな」 GH-452「主を凍結した罪で夜のおしおきがクセになりそうな私です」 獣男「倫理を言うならいきなりPMの少女型が問題にならないか」 GH-452「外見がどのように見えても登場人物はみんな18歳以上、それも倫理です」 獣男「そうなのか?」 GH-452「ソ〇倫と〇ディ倫という倫理管理組織に確認出来ます」 獣男「倫理って不思議だな…」 GH-452「それで納得しちゃうんですか…」
- 211 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/25(土) 12:12:14 ID:H8DeBr50]
- 450「・・・なにやってるんですか?メールなんて書いて」
箱「いやあ、保守がてらに【ぼくのかんがえたパシリコンテスト】に応募してみようかなと…」 450「へぇ・・・どんなのですか?」 箱「あ・・・!」 450「・・・」 450「背中に翼の生えたパシリですか・・・天使みたいですね。いいじゃないですか」 箱「そ、そうだね」 450「次は・・・大きな鎌? 黒いマント??」 箱「・・・」 450「次は・・・特に特殊能力はないけど、お付きの小型マシーナリーが一杯ついてきて援護してくれる??」 450「全身に実弾兵器を装備。両手には2連ガトリングガンを装備・・・」 450「両手に竜の頭のようなナックルを装備、腕が自在に伸縮する・・・ ってこれ某ガンダムのパクリじゃないですか!」スパーン 箱「げふっ! じゃ、じゃあこーゆーのは・・・」 450「SUVウェポン発動で、パシリのサイズよりも一回り大きいパワードスーツを召喚。その中にパシリが入り、 さらにもう一回り大きいパワードスーツに入ることができる・・・ってこれどこぞのマシンロ・・・」 箱「ち、ちがうよっ!!これはゴーディア」 450「一緒じゃあああ!ゴッドハンドスマァァァァァッシュ!!」 箱「ぎゃあああああああ!!」 御粗末でございました
- 212 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/25(土) 21:57:34 ID:wjAqxwr5]
- 箱の人キタコレ
- 213 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/26(日) 00:08:23 ID:yZspUOof]
- GH-452「なるほどPMもロボですからね」
獣男「まあ変形はしてるしな」 GH-452「チケットによる換装も可能ですから」 獣男「パシリビームでも出すか?」 GH-452「パシリイヤーは地獄耳とか…」 獣男「それともニャンポコがいる以上ワンポコを存在させるべきなのか」 GH-452「猫耳と犬耳の見分けが難しいと思われます主」 獣男「じゃあウサギ耳だな」 GH-452「倫理的におkの様です」 獣男「つまり次のPMはバニーガールで、主が怪我をするとクチ移しでモノメイトを」 GH-452「合成失敗でマティーニが出来たりするのはいかがですか」 獣男「まず進化したなら失敗すんなよ…」 GH-452「では進化してキャストになるとか」 獣男「[°д°]アイシテー」 GH-452「ま た 箱 か」 箱久しぶりだよ箱
- 214 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/26(日) 01:20:40 ID:3F67AdiZ]
- >>211
キタ、箱の人来た!!!これで勝つる!!!!11!
- 215 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/26(日) 01:36:30 ID:5cZXGHP5]
- 流れぶった切り、オチなし、続きなしです。
主「さーて、うまく合成出来てるかな?」 パ「きっと失敗してます。私が合成、苦手なの存じでしょ?」 主「それは知っているが、とりあえず、出来たモン見せてみろ」 パパーン パ「元気な赤ちゃんです。3205グラムの女の子ですよ」 主「……ちょっと待て。何で赤ん坊が出来るんだ?」 パ「何言ってるんですか? あんな事すれば、当然出来ますよ?」 主「そうだよなぁ……、あんな事すれば、当然出来るよな。 ……って、おい! そんなことあるわけないだろ!」 パ「何と言おうと、出来てしまったからには、責任とってね(はーと)」 主「責任とってね(はーと)。じゃないわ! そもそも、おまえマシナリーだろうが。 おまえに赤ん坊なんて出来るわけないだろ!」 パ「私とあんな事が出来るんですから、子供だって出来ますよ。 私を作ったGRM社だって、そこら辺、考えての事だと思いますけど?」 主「…………。」 パ「ちゃんと認知してくださいね。でないと子供がかわいそうです」 主「なんと言ったらいいのか……。本当に俺の子供か?」 パ「何言ってるんですか。……紛れもなく、私とあなたの愛の結晶です」 主「……そ、そうか。俺もついに一児の父か……」 パ「そうですよ。これからもお仕事がんばってくださいね。あ・な・た」 主「お、おう。任せとけ」
- 216 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/26(日) 21:40:22 ID:itIzhms8]
- >>215
まさに玉(GH-101)のような赤ちゃんですね。
- 217 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/26(日) 23:49:55 ID:yZspUOof]
- 獣男「>>216上手すぎだろ倫理的に考えて…」
GH-452「人とPMの禁断の恋ですね」 獣男「禁断ってほどでもないだろ」 GH-452「そうですか?」 獣男「俺がハンターズで働いてる時だったか」 GH-452「初耳ですが」 獣男「コンピュータプログラムに恋したエリって女もいたしな」 GH-452「獣人はラグオル星系には入れないのではありませんか主?」 獣男「だからあっちじゃダンボール被ってよ」 GH-452「はい?」 獣男「[°д°]ハコモアイシテ!つって密入国すんだよ」 GH-452「ま た 箱 か」
- 218 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/28(火) 00:01:36 ID:n8LDoPWO]
- 獣男「さて保守したいんだが」
GH-452「そのままですね主」 獣男「だいたいどれくらいで保守するものかな」 GH-452「良く分かりませんが話題を作れば良いのでは」 獣男「なるほど会話があれば保守しなくてもいい訳か」 GH-452「その通りです」 獣男「じゃあ明日から考える」 GH-452「まあ保守ですしね」
- 219 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/28(火) 20:47:25 ID:LlgUKOG5]
- /ゝ /ゝ
/⌒/" 、⌒ヽ /⌒/" 、⌒ヽ | :::::::○:;;::○::;|| ::::::::○::;;;::○:;| [・ω・`;] ヽ ,,:::、Wノハ;/ ヽ,,:::、Wノノハ;/ ・ ・ ・ --=rと | ミ_ノ ミ_ノ ゚ く ̄\ ″″ ″″ [゚Д゚` ] ⊂[ ⊃ ;; ) ◆ ◆ 0爻爻爻0 ; ;; ); ) ) [・ω・` ]⌒ヽ get: ラッピーフェザ _UーU^(_,,⊃'〜... (´⌒;; .get: ラッピーフェザ [´・ω・`]⌒ヽ _UーU^(_,,⊃ トリックでないほしゅ[´;ω;`]
- 220 名前:タイトル考えてなかった… 1/3 mailto:sage [2008/10/29(水) 02:52:31 ID:X/oNmwEZ]
- 「マスター!何処ですかマスタぁぁぁぁ!」
今日もおんぼろアパートのおんぼろ部屋にあいつの声がこだまする。 あいつというのは言うまでも無い。私のパートナーマシナリーである、ナナである。 毎朝毎朝の恒例行事。 私の方が少しだけ早起きするから、後から起きたアイツは私を探してああやって叫び回るのだ。 「毎朝毎朝この狭い部屋で人探しとはほんと精が出るな」 もう何度繰り返したかわからない言葉。 「あ!マスター!良かった!こんな所に居られたのですね!」 「こんな所も何も襖一枚隔てた扉の向こうだろうに…」 そう返すと「そうは言われても居られないと不安になるものなのですよ、パートナーマシナリーは」 と頭をかきながら笑う。 「ではマスターの所在も確認しましたし、朝食の支度をしますね!」 前に居たパートナーマシナリーはあんなに私を探しただろうか? そんな疑問も結構な回数抱いているがいつも結果は同じ。 あんなには探さなかった、むしろ私より先に起きて朝食を作り上げてたたき起こしに来ていた位だ。 そんな他愛も無い事を考えつつも新聞に目を戻す。 「モトゥブにて連続テロ発生中…ね。SEEDで大変だって時によくやるよ」 「はいはい、ご飯ができましたよ〜。今日も和食です!リベンジです!」 目の前に配膳されていく料理から味噌汁を手に取り、一口すする。 「ああ!もう新聞読みながら食べないでください!お行儀悪いですよ!」 これもまぁいつものやりとり。ん?という事はこの味噌汁はまた濃いのか…? 「うすっ!!昨日はやたら濃かった今日はやたら薄いな!」 「え?あれ?ああ…あれですよ。昨日と今日で丁度いいって事で」 舌をぺロリと出しながらそう言って笑うナナ。 「…毎日丁度良い味で作ってくれ」 と、私が返すのも、いつものやりとりだ。
- 221 名前:タイトル考えてなかった… 2/3 mailto:sage [2008/10/29(水) 02:53:41 ID:X/oNmwEZ]
- 朝食を終えた私は仕事に行く準備をする。
準備と言っても基本的にはナノトランサーにいつも入れっぱなしなので特に準備する事は無い。 顔を洗って歯を磨いて、とまぁそんな感じだ。 「さてと、んじゃ仕事に行くぞ〜」 普通のガーディアンズの場合は時と場合によってマシナリーを連れて行くかを決める。 主に必要とされるのは一人で過酷な任務に行く場合だ。 一人では足りない戦力を補う為や薬代の節約の為に連れて行くことが多い。 だが実際問題、最も一番需要が高いのは壁役としてだと言うが、 そういう痛みを強制するのはどうなのだろうかと思う。 まぁ私の場合は少し事情が違い戦力として連れて行くのでは無く、 単純に連れて行かないとグズって大変だからなのだ。 そりゃもう近隣住民の皆さんに大変ご迷惑がかかるぐらいに。 そんな事を考えてるとは思ってないのか、ナナは何故か両手をきっちり正面90度まで伸ばして私の隣を歩く。 「今日はどんなお仕事ですかね〜。この前は迷子の子猫の捜索、その前はおむすびの捜索でしたね」 少し楽しそうにナナはこの前の仕事について振り返る。 「ガーディアンズだってーのに実に平和な仕事ばっかりだな」 「今はSEED討伐の最終作戦の真っ最中ですからねぇ。 人類の未来がかかっている状態で犯罪を犯す人も居ないって事ですよ。 このまま激減したままでいてくれればいいんですけどね〜」 実際ナナの言う通り、最近の犯罪発生率は激減していた。 こうしてSEED討伐作戦にほとんど戦力を集中させている状態でも、 私達のような都市警備の任務のガーディアンズに回ってくる仕事は、 さっきナナの言った通りの平和なものばかりだった。
- 222 名前:タイトル考えてなかった… 3/3 mailto:sage [2008/10/29(水) 02:54:56 ID:X/oNmwEZ]
- アパートを出て少し歩いたら、ご近所さんにバッタリ出会った。
「おや?今日も仕事かい?精が出るね」 無駄に派手なシャツに汚れたジーパンを履いてるこの男は、 アトネス=メントルと言う私と同じアパートの住人だ。 見た目は胡散臭いが実は凄腕のメカニックらしく、 私の家の冷蔵庫も実はこいつが暇つぶしに修理してくれた物だ。 その時は「ちょっと人工知能が追加されてるけど気にしないで」とか言って居たがとんでもない。 毎日使った食材のカロリーやら栄養バランスやらを教えてくれると言う実に迷惑極まりない代物だった。 あまりにむかついてスクラップにされたくなかったら黙れ、と脅したからか最近では口やかましくなくなったが…。 でも何故かナナはこの男の事を気に入っている。理由は単純だ。 「はい!今日もマスターと一緒にお仕事なのです!」 「そうかそうか、んじゃ今日も頑張るナナちゃんには飴をあげよう!」 「ありがとうございます!」 とまぁ自分の好きな飴玉を会う度にくれるからなのだ。 最初はあまり物を貰いすぎるのもどうかと思って注意していたが、 彼の方が「いいのいいの、僕があげたいんだから」と毎回押し問答になるだけだったので言うのを止めた。 どうでもいいが、何故にこいつは何時も飴玉を持っているのだろうか? 「あ、それは単純に好きだから。落ち着くんだよね〜飴」 こちらの心を読んだ…? 「あぁごめん。なんか疑問に思ってそうだったからつい、ね」 時々こいつはこういう鋭さを見せるから苦手だったが、飴玉お兄さんと慕っているナナの手前そうは言わない。 とりあえず今は仕事に行かねば。 「ほら、ナナ行くぞ」 ナナに催促して私は歩き出すと「は〜い!じゃ飴玉お兄さん、またね!」と彼に手を振って私についてくる。 「お仕事がんばるんだぞ〜」 そんな声を聞いてなんとなく振り返ると、彼もナナに合わせて手を振っていた。 やっぱり私の思い込みなんだろうか…? 「ガーディアンズライセンスの認証を行いました。ユウさんですね。えーっと…次のお仕事はモトゥブです」 モトゥブ?少し今朝の新聞の記事が頭をよぎる。嫌な予感が当たらなければいいが…。 「内容は対連続テロ事件の捜査、及び可能であれば事件の解決を行ってください」 残念な事に私の嫌な予感は的中してしまったらしい。 今度の仕事は久しぶりに真剣にやらなければいけないようだ。
- 223 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/29(水) 02:59:33 ID:X/oNmwEZ]
- こんな稚拙な文章ですすんません、つづきはまた後日…
(って読みたい人いるのかな…)
- 224 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/29(水) 08:15:04 ID:xzOXTAzG]
- >>219
相変わらずAA上手いなぁw さあもっとラッピー探し頑張るんだ >>223 続きが気になる奴ならここにいるぜ パシリで事件モノってあまり緊張感でないよな、だがそこが良い
- 225 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/29(水) 17:12:39 ID:IJkuNfY+]
- >>223
書きにきたけど面白い予感 尻尾振って読み手に回りますぜ
- 226 名前:タイトルが浮かばないのは内緒だ 1/3 mailto:sage [2008/10/30(木) 03:32:01 ID:j+nCNlqY]
- 「パルム発モトゥブ行きシャトル、間も無くの離陸となります。
どなた様もシートベルトを締めてお待ちください。 なお無重力酔いやフォトン酔いなどの症状が現れた場合には お近くの乗務員までお伝えくださいますようお願い申し上げます」 シャトル内にお決まりのアナウンスが流れたので私は手にしていた新聞をナノトランサーに収納する。 私の隣の席にはナナが座りべったりと窓に両手を貼り付けて外を見ている。 もう何度も乗っているにも関わらず窓際の席になると必ずこうしていて、よく飽きないもんだなと思う。 「あ!動き出しましたよ!」 ナナがそう言う通りシャトルが動き出す。 全く…これから結構大変な仕事に向かうと言うのに相変わらずのん気なものだ。 星間飛行になったシャトルの中、私が改めて新聞を読んでいると窓の外に飽きたのかナナが私に話しかけてきた。 「そういえばマスター。テロってなんですか?」 こいつはそんな言葉も知らんのか、と少し呆れてナナを見る。 「な、なんですか!その憐れみのような目は!わ、私だってテロがどんなものなのかは知ってますよ!」 ほぅ…ならばその質問の意図はなんだ…?と私はじとーっとした目でナナを見る。 「行為としては知っていますけど、何でそんな事をするのかな〜?って思いまして…」 なるほど。テロ行為と言う手段は知っていても、その目的がわからない、と言う事か。 「そうだな。簡単に言えば、自らの主張したい事を過激な暴力に乗せて発信する事かな」 「う〜ん、そんな事をすると大半の人が言う事を聞いてくれないと思うんですけど…」 小首を傾げつつそう返事をするナナ。その通りである。 「暴力はいけない事、ってな。我々はそんな物には屈しないぞ!って事になるな」 「じゃあなんでテロなんてするんですか?」 「主義主張なんて飾りだからさ。 実際にテロを行う末端の連中を動かすのに必要な主義主張があるだけで本来の目的は別の事だから、だろうな」 「う〜ん…って事は結局なんなんですか?」 「私もテロリストじゃないからねぇ…なんなのかって言われると難しいな」 「う〜ん…う〜ん…」 そこまで話した所で今度は腕を組んで考え始めてしまった。 実際私も考えた事があるが結局何なのかと言われると、 一概にはなんとも言えないもので答えが出なかった覚えがある。 あまり大きな力を持たない組織による暴力に乗せた主義主張の発信、 別の場所で利益を生む為の行為、ただの愉快犯…そんな所だろうと思う。 そういえば今回のモトゥブのテロ事件って犯行声明が出ていなかったような気がする。 と、なると愉快犯という可能性がある訳だがそうなると益々厄介になるな…と思わずため息をつく。 「まぁでも一つだけわかった事があります!」 そんな声が聞こえたのでナナの方を見てみると、少し決意を込めた目で私の方を見ていた。 「暴力はいけません!」 指を一本立てながらそう言うナナ。 ナナらしいシンプルな答えだと思うがやられてる側からするとそういう事になるんだろうな、と私も思った。
- 227 名前:タイトルが浮かばないのは内緒だ 2/3 mailto:sage [2008/10/30(木) 03:32:36 ID:j+nCNlqY]
- 「モトゥブ〜モトゥブ〜どなたさまもお忘れ物の無いよう…」
お決まりのアナウンスを聞きながらシャトルを降りて考える。 テロ事件の調査ってどうやってやりゃいいんだ? よく考えてみればこの仕事って物凄くアバウトじゃないか。 あなたテロリストですか?って聞いて答えてくれりゃいいけど、そんな事あるわけ無いしなぁ…。 「あなたテロリストですか?」 って人が考えてる側からアイツはいきなり何を言い出すかな! 「は?」 ほら!言われた人がいきなりでどう反応していいかわからなくて困ってるじゃないか! 「すみません!うちの奴が失礼な事を言ってみたいでして!」 私はお前も頭を下げろ、とナナの頭を押しながら謝る。 「ははは。今こんなご時世ですからね。そう言いたくなるのもわかりますから、どうか頭をあげてください」 私は改めてすみません、と言いながら頭をあげる。見上げてみると中間管理職と言った風情のビーストだった。 「あなたは…ガーディアンの方ですか?」 唐突にそう言われたので私は驚く。見ただけでガーディアンズとわかるものなのか…? 「いえ私も昔ガーディアンだったものでしてね。雰囲気とかそういうのでなんとなくわかるんですよ」 なるほど。確かに戦闘訓練を受けている私達は一般の人たちと較べれば立ち方などに差がある。 昔ガーディアンズに居たと言う彼はそれがわかるのだろう。 「と、言う事は彼女はパートナーマシナリーですか…」 「そうですよ〜!家の掃除から洗濯までなんでもお任せあれです!」 さぁ褒めてくれと言わんがばかりに胸をはって自慢気に言うが、 戦闘が含まれないのではパートナーマシナリーとしては全く自慢になっていない。 それにはあえてつっこまないでいてくれたのか彼は言葉を続ける。 「私が現役だった頃には見ないタイプですね…」 「こいつはPM-442ですね。440シリーズの後継機の一つですよ」 「戦闘の為の進化。それを望もうと望まずと…ですか」 そう言う彼は少し寂しそうだった。
- 228 名前:タイトルが浮かばないのは内緒だ 3/3 mailto:sage [2008/10/30(木) 03:32:58 ID:j+nCNlqY]
- 「そういえば、おじさんのマシナリーは今何をしているのですか?」
そんな空気を察してか察してないのかはわからないが陽気にそんな事を言うナナ。 「ん?今は私の家でお手伝いロボットとして動いてますよ。情が移ってしまいましてね、引退の時に引き取ったんです」 「ふぇ〜幸せですね〜その子は〜」 それを聞いたナナは両手を頬に当てながらくねくねうねる。こいつは本当に戦闘用のマシナリーなんだろうか…? 「そう思っていてくれればいいんですけどね。私にはわかりません。彼女にとってそれが本当に幸せなのかどうか、なんてね。 っと、仕事の邪魔になっても悪いですから私はこれにて…」 「あ、すみません、こちらこそ引き止めてしまいまして」 いえいえ、と言いながら彼は去っていくが、何かを思い出したかのように振り返ってこう言った。 「そうそう命だけは、お大事に」 先ほど見せた顔と同じように少し寂しそう顔で。 「では…」 去っていく彼の背中にナナは大声で話しかけた。少し泣きそうな声で。 「大丈夫ですよ!パートナーマシナリーはマスターが大好きです! その大好きなマスターと一緒にいられるんですからきっとその子は幸せです!」 その言葉に振り返ってくれた彼は返事をせず、笑顔と手を振って去っていった、 にんまりした顔をしながら私の顔を見上げてくるナナ。 とりあえずなんか無性に腹が立ったので頭を軽くはたいてやって私は歩き出す。 「痛っ!もう!なにするんですかマスター!私は…」 後ろでなにやら騒いでいるがとりあえず無視して考え直す。 ま、とりあえず情報収集から行きますか…。 犯行声明が出ていないので目的がわからないテロだ。 情報が何でもいいから欲しい。 パルムではわからない情報が現地であるここでならあるだろう。 そう生きていく為には情報や知識はいくらあっても困る事は無い。
- 229 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/30(木) 03:44:32 ID:j+nCNlqY]
- とりあえず続き投下。
話が全然進んでないとかそんな事言わないでっ! つかタイトル決めないとなぁ…。 >>224 ご期待に副えるかはわかりませんが、頑張ってみますです >>225 そう言わずに何か書いてください!
- 230 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/30(木) 04:00:54 ID:4+sioYwH]
- >>229
乙 タイトルが浮かばない ってタイトルは?
- 231 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/30(木) 20:11:15 ID:IdCO0ve8]
- ピッ
[・ω・` ] /) ___ ,―し l) /ソ /|━━━/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ./ .|.━━./ .| / / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /) /ソ 450 ./ ( ::: (;; (゚-゚;)っ ;:;;;)) ) ((:: :;; [´゚д゚`]っ <っ/ / ;;;; ; :)) ((;;; (っ ,r ;;;; ; :)) ドドドドド i_ノ┘ ;;;; ; :)) ゴバジラ /| ディストバ ゝ ↓ // | ↓ /⌒ヽ // / / J / へ ./ヽ ,ヘ ⌒ヽフ / //o∠lヽJ [`・w・´] ≡3 /// し─J ' ((;;; _ _. __ ((:: :;;.。・゚⊂[ ]・゚・。; ; )) / .Σロ < … ( ::: (;; `( ) ,) );:;;;)) レ, u.) (((;;;:: ;: ;; ;:::: し_i ;; ;:;::) lノヽ ノ ドドドドドド・・・. f ) ||'l^l |_l_ .'i'/〈 ラッピーすらでなくなったほしゅ
- 232 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/10/31(金) 19:14:09 ID:HbgoN331]
- ( ゚д゚ )<倫理的に保守
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ \/ /  ̄ ̄ ̄
- 233 名前:おかしな二人 7 mailto:sage [2008/11/01(土) 03:00:52 ID:EJwKDAJ4]
- ―――モトゥブ東部の都市カガミンにて2日夜、ゴミ箱に仕掛けられた爆発物が…
―――モトゥブ南東部の都市アヤパミーにて5日早朝、三箇所の市場に仕掛けられた爆発物が… 「う〜む」 とりあえず宿をとって、情報を集める為に集めた新聞を片っ端から読み漁った。 どうやらテロは東部地域に集中しており、 おそらく犯行組織の大きさは活動範囲から推察してもそれほど大きく無いと思われる。 一通り目を通したものの内容はガーディアンズ本部でもわかる範囲内の事でしかなかった。 まぁそれもそうか。新聞に犯行組織の名前が載ってるのであれば、それを直接調べるだろうし。 やはり聞き込みを行うしか無いのだろうか?出来ればそれは避けたい策の一つではあるのだが…。 そんな事を考えているとナナがお茶を持ってやってきた。 何故か鹿撃ち帽を被って、コートを羽織っている。ご丁寧に手にはパイプまで持って(ちなみにお盆は片手持ちだ) 「マスター!何故に聞き込みを行いませぬか!刑事の基本は足で集めた情報とアンパンと決まっているでしょう!」 「おまえ…いちいち突っ込むのも疲れるが、その格好は刑事じゃなくて探偵だぞ」 「こ、こういうのは気分が大事なのでありまして!本質とは関係ないのであります!」 話を逸らそうとしている気がして仕方が無いのだが、これ以上突っ込むのも野暮ってもんである。 「まぁそれは置いておいてだ。聞き込みに関してなんだが相手が相手だからなぁ…」 「と、申しますと?」 実に単純な事なのだがまたしても説明をしてやらねばならないらしい。 「私も最初はそこから始めようと思ってたんだけどね。冷静に考えてみな。 もし聞き込みを行った相手がテロリストに繋がっていたらどうする?」 そう相手は組織で行動しているのだ。 どこでどう繋がってるのかわからないのに無闇に捜査してますよ、と宣伝して歩いたら逆に自分達が狙われかねない。 いくらなんでもこっそり爆弾しかけて来るような連中を相手にするのは無茶だ。 まさか一日中起きててしかけられないかとか監視してる訳にもいかないし。 「あ〜なるほど〜。単純に人嫌いなマスターが面倒臭がってただけだと思ってました」 納得という感じでナナは手のひらをポンッと合わせる。 しかしその言葉に無性に腹が立った私は、手元にあった新聞をナナの顔面に向かって投げつけて立ち上がって言う。 「まぁそれしか方法が無いし、とりあえず行くぞ」 何も返事が無いので足元を見てみると、ナナは新聞に包まりながらふごふご言っていた。
- 234 名前:おかしな二人 8 mailto:sage [2008/11/01(土) 03:01:32 ID:EJwKDAJ4]
- 「何してくれますかね!マスターは!新聞で溺れ死ぬなんて恥ずかしくて葬式もあげられないでありますよ!」
新聞で溺れそうになるお前の方が凄いと思うよ。私は。 「で、目的地はどこでありますか?」 一通り文句も言い終えて本題を思い出したのか唐突に話題を切り替えてくる。 「もう遅い時間だしねぇ。とりあえず酒場だね」 「お、お酒飲むのでありますか!いけませんですよ!マスター!」 「何が?」 「マスターは老けて見えますけどまだみせ…い…」 言葉の途中で睨みつけてやったら「いえ…なんでも…」と小さくなる。 人にはあまり触れて欲しくない事があるという事を今度身体に教えてやらねばならない気がする。 逆さ吊りはこの前やったらしなぁ…何がいいかなぁ…。 「あの…マスター?何かよからぬ事を考えていませんか…?」 考えていた事が顔に出ていたのか恐る恐るといった感じでナナが聞いてくる。 「いや?特濃塩水で作った風呂に押し込もうかとか、 隠してあるお菓子を先に全部食べてしまおうかとかそんな事は全然考えてないよ?」 私としては最高の笑顔でそう伝えたつもりだったのだが、 ナナは「地獄の鬼がぁ…地獄の鬼がぁ…」と益々身体を小さくしてしまった。 まぁこれくらいで勘弁しておいてやるか。今はテロ事件の調査の方が先だし。
- 235 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/01(土) 03:06:44 ID:EJwKDAJ4]
- 話が全然進んでなくてどうもすみませんorz
もうそろそろ話が動き出しますんで… あ、あと分数表記だと章毎にタイトルつけないといけないんで連番でいかせてください 今日は8番までです >>230 さすがにそれだとあれなんで「おかしな二人」って事にしておきます
- 236 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/02(日) 17:02:50 ID:Tud/QMxY]
- _.-~~/
/ / / ∩∧ ∧ / .|( ・∀・)_ // | ヽ/ " ̄ ̄ ̄"∪ 保守
- 237 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/04(火) 01:24:59 ID:jsqCqJcE]
- 獣男「しかし保守する訳だが」
GH-452「頑なですね主」 獣男「効率的な保守とはどんなもんかね」 GH-452「まずリアクションの貰えるSSとか」 獣男「無理だな」 GH-452「では何等かの話題の提供・質問」 獣男「追加ディスクが出れば話題もあるだろうになあ」 GH-452「では例えば私達PMは初期化されるのか破棄されるのかとか」 獣男「初期化したら今は大幅に余ってないかPM?」 GH-452「禁則事項です主」
- 238 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/05(水) 06:27:05 ID:m78K3omU]
- 452「保守します」
- 239 名前:ジョーク 1/3 mailto:sage 保守 [2008/11/05(水) 12:35:48 ID:6m6nNnym]
-
「ふぁ…んぅ〜〜〜、はぁぁ〜」 マイルームに戻ってから1時間弱が経過した事を知らせる431。 銃いじりにも飽きたのか、最近はB武器を分解しては組み立てて遊んでいる。 肩なんか凝らないくせに人の真似をして大きく伸びをして、また元の姿勢に 戻る。 「…器用な事ができる様になったんだな。」 「あぇ?あ、はい。まだハンドガンだけですけど。」 そう言って部品にフーしたり服の袖で磨いたりしている。俺が暇つぶしにした話の影響か すっかり海兵隊気取りだ。 「ご主人さま、こんなジョークを知ってますか?」 部品を手にしたまま、ぱっと笑顔を浮かべて431がこちらへ向き直った。 「ライア総裁はある日、秘書の眼鏡をこっそり借りて鏡を見ていました。 少しだけ知的に見える魔法のアイテムに、総裁は密かに憧れていました… ここしばらくは平和で、秘書が総裁室へ来る時間は決まっていたので 総裁は秘書が帰る前にそっと、眼鏡を元の場所へ戻していたんです。」 「眼鏡をかけている所を秘書に見られたら大変だな。」 ぬあーっという顔をする431。続いて怒った顔。 そして泣きそうな顔になって、部品を手にしたまま椅子を立って、ヴィガラスコートの 手入れをしていた俺の脚へ頭突きをごすごすと入れる。 「ご主人さまはどうして、空気を読むという事を覚えないんですか!」
- 240 名前:ジョーク 2/3 mailto:sage [2008/11/05(水) 12:36:39 ID:6m6nNnym]
-
「ジョークってのは先を読まれない様に作るんだよ。」 地味に食らった1ダメージをリストレイトしながら答える俺。 何かを言いたげに、悔しそうにこちらを見つめる431。 「くうう〜!同じキャスト系GRM製品なのにご主人さまは何でそう色々ご存知ですか! ワタシは悔しいです!」 「経験の差だ。俺を超えたければ外へ出て経験を積むがいい。」 「無理です!パートナーマシナリーの単独行動はガーディアンズ規約違反ですからっ!」 ようやく手に持った部品をテーブルに置いてきて、すぅと息を吸うと一気にまくしたてる。 「それにご主人さま だってこの所全然外へお出にならないじゃないですか! ワタシだって経験を積みたいですっ!そんな着られもしないコートの手入ればっかり! いい加減ミッションへ連れてってくださいっ!ガーディアンズなんですよ?!」 「俺は、この小さな世界を守る守護者なんだ…。」 「マイルームのガーディアンズはもう結構ですっ!」 俺が教えたヴァーリ・トゥードスタイルの関節技をかけてくる431。だがLvキャップに到達した 俺の体はびくともしない。 「ああもうっ、こんなに無駄に強いのに!」 「ジョークの腕を鍛えるんだな。腕力の無いお前が俺に勝てる目はそれしかない。」 「くっ…すっかり憎たらしくなられて…っ!」 ミッションか…。最近は本部からの呼び出しも無くすっかり平和なせいで、あやうく服屋に 転職しちまう所だった今日この頃の俺。 悪くないが、この俺の外見では客も来なさそうだ。
- 241 名前:ジョーク 3/3 mailto:sage [2008/11/05(水) 12:37:35 ID:6m6nNnym]
-
「そうだな… お前の組み立てたハンドガンが爆発しないか試すには、どこか開けた場所の方が良さそうだ。」 「!!」 「やめろ、そこを引っ張るな。外れる。」 「行きましょう!今ならパルムがお勧めですよ!」 「先にそのハンドガンの死体を何とかしろ。そいつの試し撃ちに行くんだぞ。」 「はいっ!やっつけちゃいます!」 〜〜〜 場所は変わってパルムの草原。 とっぷり陽は暮れて、いい感じの夕焼け色に辺りが満たされている。が… 「…様子が変ですね。視界がよくありません。フォトン・ジャミングでしょうか?」 「…ああ。何だか景色がぼやけて見えるな…。調べるぞ。用心していけ。」 「…はいっ!」 原生生物も現れない、不気味に静まり返った紅い草原を慎重に進む。 つばなんか無いくせに、俺の真似をしてつばを飲み込む仕草をする431。その動作音すら聴こえる。 かつて無い緊張感に新鮮な感動を覚える。 「…シトロ。こんなジョークを知ってるか?」 「………はぇ?ジョークですか?こんな時に」 「まあ聞け。これは実話を元にしたジョークだ。聞く価値がある。」 「…はい。」 「…とある一人のガーディアンズには秘密があった。パートナーマシナリーの着けている ある魅力的なパーツを、彼は時折こっそりと借りて身に着けていたんだ。 少しだけ自分を知的に見せてくれるそれは彼の心を虜にし、その秘密はパートナーマシナリーが 気づくその時まで続いた。」 「……」 「だが、ある夕暮れの日…ついにその秘密は破られたんだ…」 すっと立ち上がり、構えた銃を降ろしてこちらに向き直る431。 「ご主人さま。」 「…不用意に立ち上がるな!視界ジャミングの原因がまだ掴めていないッ!!」 「いいから眼鏡返してください。」
- 242 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/05(水) 12:48:49 ID:6m6nNnym]
- 2/2のとこ改行ミスっちゃったフガ
罰としてPMデバイスERO食べてくるフガ
- 243 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/05(水) 14:58:35 ID:nPU1gHb4]
- きっと余ったPMはPSPoに行ったのさ。
- 244 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/05(水) 23:48:05 ID:FCs4DgQG]
- GH-452「主、>>243だそうですが」
獣男「なるほど向こうのPMがデバイスだけで育つわけだ」 GH-452「早くPSP買って下さい主」 獣男「なんかすごい特典があるわけでもないだろうに」 GH-452「今度は携帯機ですから」 獣男「うむ」 GH-452「野外プレイも出来ますよ!」 獣男「寒くないのかそれは…」
- 245 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/06(木) 23:14:59 ID:d+/+fSzD]
- 携帯で野外…さらに無線プレイ…ゴクリ
- 246 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/07(金) 21:34:55 ID:PoCAMdd8]
- ご主人「>>244だそうなのだが?」
PM 「特典ならありますよ・・・うふふふ・・・」 ご主人「そ、それはショタパシリ服!?まさか!?」 PM 「ほぅら・・・半ズボンですよ。かぁわいいですよぅ」 ご主人「や、やめ・・・やめてー!!」
- 247 名前:夢は夢でしかない―― あるパシリの独白 mailto:sage [2008/11/07(金) 22:33:18 ID:2PeT9cMw]
- 私の夢は、ご主人様といつまでも、一緒にいる事。
けれど、私とご主人様はガーディアンズとマシナリーの関係。 私が、どれだけご主人様の事を想っていたとしても、その関係からは逃れられない。 必ず、いつかは別れの時が来る事は判っています。 その時が一日でも、いえ、一分、一秒でも先になる事を願わずにはいられない。 ご主人様……、いつまでも一緒にいてくださいね。
- 248 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/08(土) 00:14:22 ID:5ciQrYDa]
- GH-452「>>246で>>245が特典の様です主」
獣男「短パン小僧か」 GH-452「ポケモンしたくなりましたけど違うと思われます主」 獣男「いっそ犬とか連れてみたかった」 GH-452「つまり私に首輪をつけ>>246で>>245だなんて主…パパーンパパーン!」 獣男「その手の首輪はどうやっていつ合成した?!」
- 249 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/10(月) 00:25:59 ID:wvxJ8uZ/]
- 獣男「まあ保守なわけだ」
GH-452「まだやりますか主」 獣男「話題があればいいが」 GH-452「では日本シリーズの結果など」 獣男「いや時事ネタはいらん上にネタバレすんな」
- 250 名前:ぐろー 1/1 mailto:sage [2008/11/10(月) 15:04:21 ID:VIn1BTPU]
-
シュッ!シュバッバッ!ババッ!シュッ! 「見えてまス!愚鈍でス!ここデスね?!シュウッ!」 「おいマスターの背中をマトにツインダガーを持ってボクシングの真似事をするのはやめろ。」 「…戦闘再開でス!シュウ!」 「おいまて戦闘再開するな。聞こえてたろ今。」 うちのGH-413の様子がおかしい。つうか俺が悪いんだが。 レリクスで拾った奇妙なディスクを、BGMディスクのつもりで食わせたところ 一昼夜解析を続けっぱなしになり、ようやく今朝終えたと思えばその後ずっとこの調子だ。 言葉遣いとシュウ!が気になる。 一体俺は何のディスクを拾ったんだろう…。
- 251 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/10(月) 20:12:53 ID:hmIRtnrt]
- それは間違いなく南斗白鷺拳ディスク
- 252 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/10(月) 22:35:06 ID:wvxJ8uZ/]
- GH-452「>>251というDiskがあるようです主」
獣男「なんか最終的には石の下敷きになりそうなDiskだな」 GH-452「他に究極のツンデレになる『退かぬ・媚びぬ・省みぬDisk』もあるそうです」 獣男「不幸にならないDiskが思い付かないが気のせいか?」 GH-452「ん〜間違ったかなあ〜?」 獣男「何を言っている」 GH-452「見よ!これが新しく生まれ変わった…」 獣男「脱ぐな脱ぐな」 あんまり詳しくないんだごめん
- 253 名前:アンケート mailto:sage [2008/11/10(月) 23:26:56 ID:lh+xp0sH]
- 『ここで、パシリ好きの、パシリ好きによる、パシリ好きのためのアンケートでーす。
リモコンのデータリンクボタンを押す事で回答することが出来ます。 さぁ、テレビの前の皆さんも一緒に、ご回答くださいねー』 MCのGH−441が笑顔で元気よくしゃべる。 ゲストとして珍しく素顔をさらしているカーツ大尉が出ており心なしか顔が引きつっている様に 見える。しかし、何でこんな番組に出ているかは謎である。 GRM社とガーディアンズの開発部が共同スポンサーをやっている、ガーディアンズ宿舎だけに しか放送されていない番組だ。 結構、コアなファンが多いらしく、放送された翌日には番組の感想を、よく耳にする。 番組の内容は、旬の合成に関する事や、ミッション情報、パシリと行くデートコースまで 多岐にわたり、いろいろな事を配信する情報番組だ。 中でも「パシリのお悩み相談室」というコーナーが人気で、恋愛に関連する相談が来ると かなりの高視聴率をたたき出している。 データリンクの説明をするVTRが終わり、笑顔満点のGH−441が画面いっぱいに 映し出される。 『さーて、皆さん? 準備はよろしいでしょうか? それでは、お答えください』 ――Q1,あなたが連れいているパシリの形態は何ですか?(全てお答えください) ――Q2,あなたが一番好きなパシリ形態は何ですか? ――Q3,あなたが一番最初に第四形態に成長させたパシリの形態は何ですか? ――Q4,その時、一番つらかった事は何ですか? ――Q5,他人が連れているパシリを見て思った事はありますか? ――Q6,パシリとよく行くミッションはありますか? ある場合、どのミッションですか? ――Q7,パシリとミッションへ行く時は一人ですか? それともほかの仲間と一緒ですか? ――Q8,パシリと一緒に過ごしていて、一番思い出に残っているエピソードは? ――Q9,これから先(アップデートで)、望む事はありますか? ――Q10,最後にあなたはパシリの事が好きですか?
- 254 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/11(火) 18:43:49 ID:3RZ5Qnhn]
- >>252
パシリ「俺の名を言ってみろぉ!」 主人「うるさいよ」 パシリ「パシリよりすぐれた主人なぞ存在しねぇ!!」 主人(また拾ったディスク食ったんだなコイツ・・・)
- 255 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/11(火) 22:51:06 ID:JzCu4kkw]
- >>253
ふーん・・・アンケートかぁ。 それにしてもカーツって絶対素顔の方がモテるよな。勿体無いね。 えーと回答、回答っと。ポチポチ。 Q1・440 Q2・440っと Q3・これも440だな Q4・万能型にしたからパラが中途半端なんだよな Q5・隣の芝生は青く見えるっと Q6・いつでもどこでも。あえて言えば桜華かな Q7・いつも一緒かな Q8・期待しないで合成したら確立低いのに成功させやがった。 Q9・もう少し・・・かしこ・・ゲフゲフ あと一つか・・・はっ!強烈なプレッシャー!? 440(じー) ナ・・・ナニヲキタイスルメデミテイル。 ハズカシクテ、カケナイジャネーカ。
- 256 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/12(水) 00:23:58 ID:gZe8HqPm]
- >>252
俺…黒王ってニャンポコ見たことがあるんだ… GH-452「>>253というアンケートがきております主」 獣男「アンケートすら保守のネタにしたい己が情けないがまあ解答するか… Q1・GH-450 Q2・GH-45*シリーズ Q3・GH-450 Q4・ジュースだの杖だのなんだかんだ手間がかかった Q5・現在はオフライン特殊任務につき連れ放題 Q6・ニャンポコってすげえ Q7・現在はオフライン以下略 Q8・ある日ネ実に「新ジャンル・パシリ」ってスレを発見した事 Q9・服のカラーは選ばせてもらいたいもんだ Q10・パシリスレ最初からの住人ですが何か? ってなとこか」 GH-452「気に入った!家に来て私をファックしていいぞ!」 獣男「ハートマンDiskを食うな」
- 257 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/12(水) 18:16:01 ID:hIqX7+zb]
- Q1.主に410系
Q2.443!443! Q3.430 Q4.トラップを抱えてお店とルームを往復したこと Q5.「俺はもう少し小さい帽子が好きだな」 Q6.まぐと桜華、時々イル・カーボ基地 Q7.孤独は悪ではない。選択肢の一つだ。 Q8.勝手に飛び出して、汚ラッピーの光弾を全部受け止めてピヨピヨしてたこと Q9.とりあえず470と480の派生タイプが無いのがおかしい Q10.べ、別に何とも思っていない。普通だ普通。
- 258 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/12(水) 18:24:11 ID:hIqX7+zb]
- GH-413「…私も443にする気ですね?」
沼男「いやその」 GH-413「メガネ好きですもんね」 沼男「帽子の100倍好きだな」 GH-413「メイドは帽子の何倍好きですか?」 沼男「400倍かな」 GH-413「じゃあメガネかけたメイドタイプのGH-415用デバイスが登場したら?」 沼男「びっくりする」 GH-413「私もびっくりです」
- 259 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/12(水) 21:28:21 ID:zs47kh98]
- アンケートねぇ……
Q1.GH410,GH430,GH441,GH450 Q2.GH450。一目惚れ。 Q3.もちろんGH450。 Q4.イルミナス前だったから、杖とテクディスク購入で破産した。 Q5.うちの娘のほうが可愛いぜ。 Q6.いつも一緒。特定のミッションは無く、行こうと思った所へ。パシリ連れてけないイベントはキライ。 Q7.パシリと一緒。たまにカギかけ忘れて、乱入される。 Q8.GH450になった瞬間。やっと一緒にミッションいける! って思った。 Q9.装備とか服装とかのカスタマイズが出来ると嬉しい。 Q10.好きかって? 何、馬鹿な事いってるんだよ。聞くまでも無いだろ?
- 260 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/12(水) 23:32:00 ID:QJWIQjDQ]
- 俺もアンケートに参加だ!
Q1.完成順にGH450、GH440、GH422、GH434 Q2.GH450 Q3.もちろん、GH450 Q4.当時はイルミナス前だったので、 マイショップでの☆2杖を200〜400メセタで探しまくった事がキツかったな〜 Q5.「うちの子が一番だろ・・・jk」 Q6.特に無し。気のむくままに〜♪ Q7.ソロの時は当然ながら、知り合いでパーティ組む時で、 俺がリーダーの時は必ずパシリ参加。 流石にパシリ参加不能イベントや野良の時はお留守番。 Q8.GH450完成時、例のGH450レスタ使用不能騒動の真っ只中だったから、 逆に俺がFoになってレスタしてたぜ! Q9.パシリの装備カスタマイズ。 後、某新型キャス子の如く、呼び方を変更してくれ〜 Q10.あえて答えるとしたら、はい or Yes、もしくはもちろんですとも!だな ってか、パシリ好きじゃ無ければこのスレにはいないぜ〜
- 261 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/13(木) 03:44:37 ID:Z9wuXKjI]
- ――Q1,442、452
――Q2,442 ――Q3,450 ――Q4,あの金の無い時代に検索一生懸命して安い杖を探し回った事かな… ――Q5,浮気はしない! ――Q6,多分一番長く一緒に行ったのは連絡通路S2と真影S2かな ――Q7,だいたいイーサンとかレオとかがその辺りで転がってた気がします ――Q8,成功率の変更されて無い時代に仕込んだガオ杖を成功させやがった事かな ――Q9,もっと色々カスタマイズさせれ ――Q10,え?嫌いな人ってこの世にいるの? こんな感じ?
- 262 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/13(木) 14:17:46 ID:3DYGeVCu]
- >>253
ビス男「アンケートか、こういうのすっかり忘れてたな、どれどれ」 Q1.GH-420 Q2.GH-420 Q3.GH-420 Q4.初期の頃だったんでステータスの調整に気を配る必要があったのが苦労したポイントか 後は料理作って食わせたり知り合いから料理基板を買いあさったりもしたな Q5.知り合いがソロしてるときに見たGH-450だったか、流石名高いお嬢様タイプだとは思ったな Q6.モトゥブでよくPAの修行に付き合ってもらった Q7.主に二人きりだった、たまに知り合いも居たが Q8.成長して初めて遺跡に行った事か、バジラと戯れてる姿は可愛かった Q9.これからも変わらずに居てくれること Q10.野暮な事を聞くな 420「ねーねーマスターなにしてんの?」 ビス男「ん、いや別に、そろそろ昼食いに行くか」 420「やった、じゃあバイキングいこっ。たべほ〜だい〜」
- 263 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/14(金) 23:10:17 ID:o99iG/72]
- 獣男「そういえば思うのだが」
GH-452「なんでしょうか主」 獣男「お前達『パシリ』って割にはパシリするわけじゃないよな」 GH-452「その代わり夜は凄いですよ?」 獣男「代わりになってないだろう」 GH-452「主の夜のパートナーなどヒューマンにさせたら死にますよ?」 獣男「いや夜は置いとくとして思うんだが」 GH-452「はい」 獣男「むしろ俺達がパシリしてる気がする」 GH-452「では主は『パシリを冒険に出して帰りを待つRPG』をしたいですか?」 獣男「なるほど」
- 264 名前:おかしな二人 9 mailto:sage [2008/11/15(土) 03:59:57 ID:hKq8QM4U]
- 酒場に入ると狭い店内の所々に点いている暖色系の照明と盛り場独特の騒がしさが迎えてくれた。
店先のぼろさとは裏腹に案外繁盛しているらしい。 適当に空いているカウンターの席に座ると、愛想の良さそうな店の主人らしき人物が声をかけてきた。 「おう、姉ちゃん。ここらじゃ見ない顔だね。観光かい?」 「ああ、まぁそんな所だね」 「こんなご時世だってのにそりゃ変わった事で!大体こんな所で何を見るってんだい?」 「ん〜まぁ当ての無い旅だからね。それにその場所その場所で見れる景色ってのはそれだけで見る価値があるもんさ」 「ほ〜若いのに言うじゃねえか。で、ここだと何が一押しかね」 「まだ今日来たばっかりだからね。何が良いってのはわからないけど…この店は最高だよ」 「うははははは!口が上手いな、あんた!こんな店でも褒めらりゃ俺も悪い気はしないな! よし、一杯目は俺が奢ってやる!何がいいんだ?」 「そうだねぇ…」 店の主人とそんなやり取りを交わす。奢ってくれると言うものを断るのも悪いと思うのだが、 隣からのじとーっとした視線を感じながら飲んでもあまり美味くはなさそうだ。 考えていた事が伝わったのか仏頂面でナナは「少しだけですよ…」と飲んでもいいと言ってくれた。 うむ。空気が読めるってのは良い事だぞ。 「んじゃとりあえずビールで、あと隣に座ってる奴に適当に甘いものを出してやってくれ」 「マスター!ああ、もういくらでも飲んで食べてくださいね!おじさん!一番いい奴を…」 「あーあー、まだいい。いきなりそんな持って来られても美味くないっての…」 手のひらを返して飲ませようとするナナを制止しながらそう言う。 全く。甘いものが貰えると言うだけで笑顔になれるコイツはいろんな意味で幸せ物だと思うよ、ほんと。 空腹だったのでとりあえず色々と注文してみる。 トカゲの丸焼きやらカズウラのつけものだのを注文したら、 隣でナナが「ひぃぃぃ」だの「うはぁぁぁ」とか言っていて若干食べ辛かったが見た目に反して味は良かった。 現地に行ったら現地の物を食べる。それが旅の醍醐味である。うむ。 さてと腹も膨れた事だし調査開始といきますか。
- 265 名前:おかしな二人 10 mailto:sage [2008/11/15(土) 04:00:27 ID:hKq8QM4U]
- 「だからお前はいつまで経っても半人前なんだよ!」
「わかってますけどねぇ!そう簡単に癖ってのは直らないもんなんすよ!」 誰から聞き込みを開始しようか考えていたら、背後から一際大きな声で喋る男たちの声が耳についた。 別に誰から始めても構わなかったのでその男達から始めようと様子を伺う。 細めの男に太った男、そしてガッシリした体型の中年位の男の三人。 見た感じからするとここらのローグスの一員と行った所か。 特に武装している風でも無いのでいきなり戦闘に入ったりする事は無さそうだ。 私は男達の側まで行って、中年位の男の隣の空いている席を指差しながら「ここ、いいかい?」と割って入る。 「ん?ああ、構わんぜ。お嬢ちゃんみたいな若い子ならいつでも大歓迎だぜ!」 「親分!そりゃ失礼だぜ!さすがにお嬢ちゃん扱いするような年齢じゃないだろ!」 その言葉にはちょっとだけグサリと来る。確かに見た目は二十歳以上なんだが私はまだ十七歳だっ! 「俺からすりゃこれくらいの年の子はみんなお嬢ちゃんなんだよ!ああ、すまないな。そこ座ってくれ」 そう言われて私は空いていた席に腰を降ろす。 「こんなむさ苦しい男たちの間に入ってこようなんてどんな用だい?」 「一人で飲むより大勢で飲んだ方が楽しいんじゃないかってだけだよ」 「なるほどちげえねえ!俺はヤクレバスって言うんだ。この辺りのローグスの部隊長みたいな事をやってる。 んで目の前いる二人が俺の部下で、太い方がダイ、細い方がモンドだ。 太い方がダイって覚えておいてくれりゃ忘れる事はねえ。名は体を現す!ってな」 「オヤビン!そりゃ酷いよぉ!」 「俺の名前の覚え方はないんすか!?」 そんな騒々しさの中で私は自分の紹介を始める。 が、「私はユウって言う…」とそこまで言って少し言葉に詰まってしまう。 うーん、自分で旅人って言うのもなんだしなぁ…。 「ん?どうした?言いづらいなら言わなくてもいいぜ?」 「いや特に当ての無い旅をしているからね。あんたみたいな立派な肩書きが無いから考えてしまっただけさ」 「俺の肩書きだって大したもんじゃねえよ。 それにいいじゃねえか!俺もあんた位の年の頃は色々と無茶をやったもんだぜ!あの頃は…」 「親分!その話はもう20回以上聞いてますからここでは勘弁してくださいよ!」 「うるせいや!いい話は何度聞いてもいい物なんだぞ!」 自己紹介が終わり、そんなやり取りが始まった所で服を引っ張られる感覚があった。 「マスター、私座るところがありませんですよ」 目に見える範囲だったから大丈夫だろうと思っていたのだが付いて来てしまったらしい。 しかし困った。確かに席が空いていない。 「お?なんだい?そのラブリーな子は?まさかあんたの子供か?」 「まさか。この子は…」 「んじゃ俺の膝の上に来い。一回やってみたかったんだよ、膝の上に女の子乗せるのってよ!」 説明しようとした矢先、モンドと言われた男がそんな事を言い出した。 いや…ちょっとまて!ナナは見た目こそ子供みたいに見えるが、 全身機械のパートナーマシナリーなので見た目以上には重たいぞ!? 「え?いいのですか?それでは〜」 言われた事に喜びながらモンドの前に行き、よいしょっと膝の上によじ登りちょこんと座る。 私が止めようとした時には時既に遅し、という奴である。 「ふごぉあっ!おも…」 「おう!女の子に恥かかせたらおめえ…」 思わず「重い」と言う言葉が出そうになったモンドにヤクレバスが言葉を重ねる。 「サー!イエッサー!」 「いえっさー!」 苦悶に歪むモンドの顔と正反対の満面のナナの顔がやけに印象的だった。
- 266 名前:おかしな二人 11 mailto:sage [2008/11/15(土) 04:00:49 ID:hKq8QM4U]
- 「わかってただろ?」
カマをかける程の事では無いがなんとなくそう振ってみる。案の定話を振られたヤクレバスは「勿論」と言って笑う。 そして「長い事この世界に居るからな。時には敵になるガーディアンズに支給される兵器の見た目位は覚えているさ」と言葉を続けた。 「あんた、さっきは旅人だとか言ってたが本当はガーディアンズじゃないか?」 先程の言葉の続きのまま口元は笑ったままだったが目は笑っていなかった。 長い事この世界に居る。それは戦いの世界に長い事居て、今まで生き残ってきた事の証。 戦いの中で生き残る術で最も必要なのは戦闘能力では無く、 いかに敵と出会わないか、いかに戦わないかが最も長生きする秘訣なのだ。 彼はその術を身に付けている。恐らく彼にとっては直感とも居えるもの。 いきなり話しかけて来た女が連れていたのがパートナーマシナリー、それだけで疑う理由としては十分なのだろう。 ここで判断を間違えるのは危険だ。敵は何時、何処に居るかはわからない。 まだ出会って間もないこの男を信用するのは早すぎる。 この男がテロ事件の犯人でいきなりビンゴという可能性も無きにしも有らずなのだから。 この場は誤魔化す。それが最善手だ。 「私は本当にただの旅人さ。あいつは野良パートナーマシナリーでね。 昔なんとなく気になって声をかけたら懐かれてしまった、って感じだね」 「あまり詳しくは話せない…いや…話したくないって感じだな」 少し痛いところを突かれる。そうあまりこの話はしたくない。そもそも人に話すような事じゃない。 嘘をつく時のコツは事実を少し混ぜる事。 全てが嘘だとどこかに歪みが生じるが、一部が嘘であるならば真実はそれを補って補完してくれる。 それでも自分の触れて欲しくない事を人に出してしまった事は少し心苦しかった。 「ま、さっきも言ったが人には話したくない事もあるからな。俺もこれ以上追及はしねぇ。 何より、あんたを心配してる奴が居るみたいだしな」 ヤクレバスの視線の方に目を向けると、さっきまでモンドの膝の上ではしゃいでいたナナが心配そうな顔でこちらを見ていた。 そしてこれでこの話は終わりとばかりに本当にそれ以上は追求してこなかった。 彼からしてもまだ確信に到る程の自信は無いのか、それとも本当にナナの視線が痛かっただけか。 だが事態はそれほど深刻では無く、本当に私が一人で杞憂していただけだった。 「しかしまぁちょっと深刻なムードになっちまったがよ、別にあんたがガーディアンズであろうと何であろうと関係無いんだわ。 今はSEEDだイルミナスだので騒がしいしな。どんぱちやる相手はガーディアンズじゃねえ。 そもそも俺達は何もやってねえ至って普通のローグスだ。ガーディアンズが俺達をどうこうしようっていう理由が無いんだよな」 言われて見れば確かにその通りで少し居心地が悪かった。警戒しすぎも返って相手に警戒させる事になる。 私は自分が思っている以上に気負っている事を反省した。 「でもよ。それとは関係無しに自分の中になんでも溜め込んじまうってはよした方がいいな」 その言葉の意味を察しかねて彼に視線を向ける。 「いつか爆発して、とんでもない事になっちまうからな」 私は何も言葉を返す事が出来ずにそのままでいたら「結構よ、そういう奴を結構見てきたからな…」 最後はどこか自嘲めいた雰囲気でそう言い、煙草に火を点けた。
- 267 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/15(土) 04:08:36 ID:hKq8QM4U]
- 間が空いてしまいましたが保守がてら続きっす
つーかこんなペースで下手な文章延々書いてていいんだろうか…
- 268 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/16(日) 00:15:57 ID:C5lQ8Rzz]
- GH-452「>>267だそうですが主」
獣男「まあ俺の方が悪い」 GH-452「つまり倫理的におkですね」 獣男「まあ追加ディスクが来て人が増えたら保守もいらなくなるだろう」 GH-452「その時はどうされますか主」 獣男「ラグオルに帰る」 GH-452「グラールに帰りましょうねマイクロビキニで温泉に行ってあげますから」
- 269 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/16(日) 20:03:11 ID:zihxdW2O]
- >>268
思うんだが某乳揺れゲームのよーにパシリに水着を送るとかいいと思うんだ。 マイクロビキニも良いがやはりスク水も捨てがたい。シースルーもなかなか。 ・・・ハッ!殺気!!
- 270 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/16(日) 23:32:10 ID:C5lQ8Rzz]
- 獣男「>>269って事だがどうだ?」
GH-452「乳が揺れるヤツはアクセサリーとかもカスタマイズ出来ますね」 獣男「なるほど」 GH-452「いっそギリギリまでのヒモ水着などいかがですか主」 獣男「どちらにしろPMにはカスタマイズ性は必要だということか」 GH-452「ついでにビーチバレーなどのミニゲームをつけまして」 獣男「それは無理だな」 GH-452「何故です?」 獣男「揺れるものが無いヤツがいるから」 GH-452「…わ、私は脱いだら凄い方ですよ!」 獣男「各パシリに水着コンテストでも開いてもらうか」 GH-452「ご自分では書かない?」 獣男「派生型見たこと無いから書けないのが本音だな」 GH-452「PSP買って下さい主ぃ…」
- 271 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/17(月) 05:50:40 ID:c22hqn4b]
- GH-431「主ぃ…」
沼男「他人様の真似をするな。あと似合ってなくて気持ち悪い。」 GH-431「いくぅ…」 沼男「まてまてまて誰だ」 GH-431「たねぇ…」 沼男「おい待てそこまでだストップ」 GH-431「他人様の真似はダメですか?」 沼男「ダメだ。次やったらお前をGH-フガに変える」 沼男「い、いやですぅ〜!許してください主ぃ〜!」 沼男「んっ?真似したな?たった今ッ!獣男さんとこの452さんの口調を真似たなッ?!」 沼男「許してください〜何でもしますからぁ〜!」 沼男「本当か?」 沼男「本当です〜!」 沼男「何でもか?恥ずかしいことでもか?」 沼男「…は、恥ずかしいことでもです!我慢します〜!」 沼男「そうか…。じゃあ早速、そこの椅子に座ってもらおうか。」 沼男「はい…」 GH-431「おいマスターいい加減にしろです」 沼男「まて危ない銃を向けるなやめろ、おい躊躇い無く引き金に指をかけるな」
- 272 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/18(火) 00:31:39 ID:64RJXYev]
- GH-452「何処にいかれます主?」
獣男「いや>>271なので助けに」 GH-452「沼男様もGH-431様も本気では無いと思われます主」 獣男「そ…そうか?でも間違いがあったら大変だぞ」 GH-452「万が一にもPMにそんな過ちはありません」 獣男「わからんぞ?」 GH-452「わかりますよ」 獣男「俺なんかセカチュウのDVDありますかって聞かれてピカチュウのDVD出した経験があるからな」 GH-452「それはなんというか…」 獣男「俺もなかなか万が一だろう?」 GH-452「…過ちはベッドの上でにしましょうね主」
- 273 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/18(火) 02:08:38 ID:6Q7iNA4/]
- 沼男「…」
GH-431「マスター、起きてください」 沼男「…」 GH-431「マスター」 沼男「…」 GH-431「マスター、起きてください」 沼男「…」 GH-431「マスター」 沼男「…」 GH-431「恥ずかしいことでも我慢しますから、マスター」 沼男「…」 GH-431「マスター、起きてください」 沼男「…」 GH-431「マスター」 GH-431「マスター、起きてください」
- 274 名前:笑うパシリ1 mailto:sage [ ´・ω・`] [2008/11/19(水) 01:50:09 ID:bsE7OHfi]
- 私の名はMGH-293。人呼んで笑ゥぱーとなーましーなりー。
ただのパシリではございません。私の取り扱う品物は「ココロ」。 ガーディアンズの心でございますよ。 このグラールは、老いも若きも男も女も 心の寂しい人ばかり。そんな皆さんの心のスキマをお埋め致します。 いえ、お金は1メセタもいただきません。 ご主人が満足されたら、それがなによりの報酬でございます。 今日もこうして、そんな心の寂しいご主人を探しに来ているのです。 …ほーらね。今日のご主人がいらっしゃいました。 灰吹 星郎(Lv140) フォルテファイター 「あーっ、飛ばれた!」 「落とせ!落とせ!」 4人のガーディアンズが戦っている。 そこは砂漠の最深部、ディマゴラスの巣である。 「グオオオオオオオオオオ!!」 しばらくして、ディマゴラスがのたうち、動かなくなる。 ミッションが成功したようだ。 「ふー。 火力足りねーのかなー 何回飛ばれるんだよ」 ビーストのファイマスターがつぶやく。 「いやほら、お察しな奴がさぁ…」 一人箱を壊してアイテムを回収している灰吹にをアゴで指しながら ニュマ男のFT。 「あんまり言っちゃ駄目よ。それでも20台で揃えてるんだから…」 ビス子がフォローを入れる。と、そこに 「全然駄目だねえ…これほんとにドロップにブーストかかってるの?」 灰吹がやってきた。 ビス男「つーかさー、ブッティまでとはいわないけど、FFならせめてザギザの高属性くらい持って来いよな〜」 沼男「だよなあ。ディマが飛ぶ前に仕留めたいよな〜」 ビス子「ちょっと…」 灰吹「ご、ごめん…」 ビス男「大体お前の武器って高くて20台なんだよな。ハンター系ならもっと高属性持っておいたほうがいいぞ」 沼男「だよなー。ただでさえヒューマンなんだからさー、もっと火力あったほうがいいぜ? でないとどんどん影薄くなるぞ」 ビス男「ちょwwwお前よりはマシだろwww」 沼男「うっせぇよwwww」 彼らの言葉にしゅんとなる灰吹。 ビス子「ちょっと、いい加減にしなさいよ。属性だけが全てじゃないでしょ? 灰吹君も気にしないでね?」 灰吹「う、うん。じゃあ、僕もう帰るよ。おつかれさまー」 ビス子の慰めに生返事で答える灰吹。一人とぼとぼとパーティーを抜けていく。 灰吹「はぁ〜〜あ…高属性武器かぁ… そりゃ欲しいけど、そんなの僕の所持金じゃ買えないっての! あいつらみたいに準廃ハムスターじゃないんだしさ…!」 プシュー マイルームの扉が開く。
- 275 名前:笑うパシリ2 mailto:sage [ ´・ω・`] [2008/11/19(水) 01:51:27 ID:bsE7OHfi]
-
,-'" ̄ ̄ ̄``ヽ ,イ二二二二二二ヽ ,.-'"ニニニニニニニニニヽ、 >、ノ ,,..-ぃフ iヾぃ、 ヽ>' l ソ <_,/ △ \__ヽ ヾ } // ,、___,人人___,、 iヘ おかえりなさいませ Ll ├┼┼─┼─┼‐┼┤ .l_,i :ヘ ゝ、!__!.___!___|__!ノ /--、 /> \  ̄ ̄二 ̄ ̄ ̄ ,イ <ヽ、`ヽ、 イ\ ',>----------< / / ゙ヽ ヽ \ ' , / ヘ /./ i: ヽ 灰吹「う、うわぁあああああああ!! だ、誰だよお前!!」 293「パートナーマシーナリーですヨ」 灰吹「い、いやまあそうなんだろうけど…サイズ的に。でもこんなパシリ見たことないぞ!」 293「ところでご主人。あなたは火力不足で悩んでらっしゃいますね?」 灰吹「ど、どうしてそれを! そうなんだよ、せっかく基板手に入れても合成失敗するか 微属性ばっかり…おかげで仲間に馬鹿にされる始末…もうやだこんな仕事!!」 293「いえー、貴方のような模範的ガーディアンズが火力不足に悩むのもソニチの偏った乱数のせい。 この世界の法則が悪すぎるのです!」 灰吹「な、なるほど…」 293「よろしければ私がどうにかしましょう」 灰吹「あ、あんた一体なんなんだよ…」 293「申し遅れました。私、こういうものでございます」 そういうと懐から名刺を取り出すMGH-293。 灰吹「ココロのスキマ、お埋めします MGH-293?? 新型なのか?」 293「まぁそのようなものです。で、ちょうどアンク・ブッティ土の合成が終わってますので取り出してみてください」 灰吹「う、うん…」 パパーン 293「おめでとうございます、これが完成品でございますヨ」 灰吹「おおおおおおおおおおおお!!!ブッティ土50!?しかも10/10!!」 293「おやおやなんと珍しい… やはりレア基板は違いますね」 灰吹「そ、そうなのか… で、でもありがとう!これで馬鹿にされずにすむよ!」 293「ただしご主人、廃武器はそれ1本にしておいてください」 灰吹「え?」 293「いいですね、廃武器はそれ1本限りですよ… 売っても駄目です。 その一本でずっと戦えばご主人は必ず幸せになります」 灰吹「う、うん。わかった」 しばらくして ビス男「え?灰吹も来んの?」 沼男「いやさ…ギルカ真っ黒でさ…」 ビス男「…そ、そうか。まあ俺もだけど」 灰吹「おまたせー」 ビス子「あ、灰吹君来たわよ」 ビス男「んじゃいくか、灰吹、ちょっとはマシな武器持ってきただろうな?」 灰吹「う、うん…なんとか」
- 276 名前:笑うパシリ3 mailto:sage [ ´・ω・`] [2008/11/19(水) 01:52:18 ID:bsE7OHfi]
- 「グオオオオオオオオオオオオ」
ディマゴラスが倒れる。 ビス男「え?ちょ、おま、どんな武器使ってんだよ!!」 沼男「ぶ、ブッティ土50 10/10っておまえ!」 ビス子「す、すっごい、よくここまで作れたわね!」 灰吹「へ、へへへ」 ビス男「すっげえなあ…まあこれからも頼むぜw」 灰吹「まかせてよ!」 そして灰吹の快進撃は始まった。 ディマゴラスを瞬殺するその火力は、非常に重宝がられたのだ。 が 〜モトゥブGBR2nd終了〜 ビス男「…おまえさー、あの武器以外ロクなの持ってないよな」 沼男「土属性だからディマとゾアルくらいじゃね?使えるの。しかも斧だし」 灰吹「ご、ごめん…」 ビス男「あれ売って別の買ったら?」 プシュー マイルームの扉が開く 灰吹「はぁ…確かにあれだけあってもなあ… でも、あの火力を知ったら中属性以下なんてゴミだし… かといってお金はないし…」 293「ぐーーー ゴグーーーー」 灰吹「…寝てるのか… 目ェ開けっ放しで寝るのかよコイツ…」 灰吹「…もしかして…」 ごそごそと293のナノトランサーを漁る灰吹。 灰吹「あ、あったムグンブルガにイッガ基板だ… なんだよ、たっぶりあるじゃないか」 と、灰吹の頭をよぎる言葉。 293「いいですね、廃武器はそれ1本限りですよ…」 その言葉を頭を振って消す灰吹。 灰吹「い、いいさ…6属性もあるんだ…もうちょっとなら…」 足りない素材はPCショップで揃え、合成しまくる灰吹。 パパーン パパーン パパーン パパーン パパーン パパーン パパーン パパーン パパーン パパーン 灰吹「す、すっげえ!ムグンブルガ氷50 10/10とかイッガ闇50 10/10。 アルマスラインなんか全属性50%でそろえちゃった!なんだよ、もっと早く作ればよかったよ!」
- 277 名前:笑うパシリ4 mailto:sage [ ´・ω・`] [2008/11/19(水) 01:55:33 ID:bsE7OHfi]
- 293「…… 約束を破りましたね?」
灰吹「う、うわああああああ!!」」 293「ご主人は約束を破りました。報いは受けなければなりません」 灰吹「い、いやほら、6属性あるし、武器の種類もあるしさ…それにあの火力を知ったら40%以下なんて微属性だし… そ、そもそもお前が灰武器くれるからいけないんだ!」 293「おやおや、とんだいいがかりですなー」 灰吹「し、しかし…いまさら微属性なんて…」 293「そうですなー いまさら後戻りはできませんねぇ。ご主人、どうせならもっと徹底的にやってくださいな」 灰吹「ひ、ヒィィィィ」 ┌┐ 口口 _ ││ .< \ ┌┐ │└──┐ ┌──────┐ .\_> | | │┌──┘ └──────┘ ./ > .| | ││ _,,、--――-- 、, __/ / ..└┘ └┘ /´::::::::::::::::::::::::::::::::::::`',|__/ 口 ,r''j´ ̄ `ヽ、 /::::_;;、--――-- 、;;;:::::::l / / ヽ /゙´,,. --―――-- 、,,`゙ヽ! l / |l;:´---;=t;;ァ┬┬t;;ォ、、,_`ヽ| l, ,'::ハ,゙´ ノ,、 l, ヽ,゙l::〉‐、 人 ノ ' ヽ、... 'r'゙ ヽヽ、.... -' Y 〈 / `''┬―‐'´ヽ-、 l''ー;=、;_―゙ニ゙-----__,ニ'' | ヽ / `''ー、,、 `ト-!、__| ̄Τ ̄「 ̄|__,/ j ノ ./ , / ,、 ハ;ト 、,.二,^,二,二´,./ /-ヘ | `''ー---|. 〈 ヽイ \、L.,,__|__,,.」.../ ,イ:::::::::゙i, | ,ハ、,Уヽヽ、.`''ー---‐''゙´ _,,//|:::::::::::: l, 灰吹「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」!! 灰吹「う、ううう… 武器は…」 部屋中に散乱する各種武器。それらは全て50%…いや100%というものまで。 そしてそれが全て10/10どころか20/20まであるのだ。 灰吹「よ、よかった… よーし、これほどあれば初心者ユニで羨ましがられるぞ〜」 そして… PTメンバー1「…う、うわぁ…すごい武器ですね…」 メンバー2「ちょwwwwこれはwwww」 灰吹(へへへへ、うらやましがってるがってるw) メンバー3「リーダーさん、頼むわー」 メンバー1「ですね。」 灰吹 星郎さんが除外されました 灰吹「え?ええええええ?なんで!?なんでだよ!!」 灰吹「どうしてみんな僕をキックするんだぁ!?」 灰吹「どうしてだよー!! 誰かPTにいれてくれええええええええ!!」 ───────────────────────────────── 200X年Y月 不正行為に関する対応につきまして 200X年Y月「PHANTASY STAR UNIVERSE」におきまして、不正行為が確認された アカウント1件に対する利用停止措置を行いました。 【利用停止措置の内訳】 ・Y月Z日(月):1件 ───────────────────────────────── 293「おやおや、垢BANになっちゃって、レベルが微属性になっちゃったようですなぁ。 しかし、廃武器を欲しがるのはいいですが、人生まで廃れないように気をつけましょーねー オーーッホッホッホッホー」
- 278 名前:名無しオンライン mailto:sage [ ´・ω・`] [2008/11/19(水) 01:57:48 ID:bsE7OHfi]
- 以上、保守がてら投下お粗末さまでした。パロディでもいいよね?ね?w
- 279 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/19(水) 07:22:40 ID:j3feWyZj]
- 獣男「わああああああどうすんの>>273のコレ!コレどうすんの?!」
GH-452「落ち着いて下さい主、戦闘不能の場合はテクニックでもアイテムでも回復可能です」 獣男「なんだか死んでも再利用ゾンビアタック時代を彷彿としたけどとにかく人形を合成!」 GH-452「パパーンはいっ、オキクドールです!」 獣男「ようしこれで隣の沼男さんにオキクテロって驚けない状態なんだよ今!」 GH-452「スケープドールは戦闘不能後に持ってもダメですよ主」 獣男「アイテム!アイテムだアイテム!生き返るヤツ!」 GH-452「パパーンはいっエリクサーです!」 獣男「蘇れガラフ!エリクサー!」 GH-452「Xですか主…せめてZで」 獣男「って沼男さんはエクソダスに二人のジルバ踊ったりしねえよ!」 GH-452「ショボーンはいっムーンアトマイザーです!」 獣男「失敗じゃねえかああああああ!!」 GH-452「良いのでは?」 獣男「いいのか?!」 GH-431「 ( ゚д゚ )<倫理的におk _(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ \/ /  ̄ ̄ ̄ 」
- 280 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/20(木) 00:14:33 ID:rSVgAwwj]
- >>278
GJ。今でも何処かで、もぐ・・・もとい293が活躍しているに違いない。
- 281 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/20(木) 00:25:46 ID:FQlbRw1u]
- 獣男「昨日迂闊にもカキコミを押さず寝てしまった訳だが」
GH-452「リロードしないで朝カキコミしましたね主」 獣男「ついにフクゾー型パシリさえ登場したなあ」 GH-452「やはり思いますに主」 獣男「なんだ?」 GH-452「箱様や沼男様を見習って主ももっとキャラを立てないといけないのでは」 獣男「だだの保守屋にキャラ付けなんかいるか?」 GH-452「獣らしく語尾にガゥを付けるなどはいかがですか」 獣男「ないなそれ…」 GH-452「ないですね…」
- 282 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/20(木) 00:57:50 ID:B47dxCAm]
- 沼男「ふう」
GH-431「あれ、生きてたんですかマスター」 沼男「おい諦めるなガゥ。もっとこう悲しみに打ちひしがれるとか記憶をロックするとか」 GH-431「こう見えても効率型ですから」 沼男「「ひどい奴ガゥ。俺ちょっと寂しかったガゥ。」
- 283 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/20(木) 10:51:57 ID:5cnJIgBc]
- 以前書いた奴を久々に
- 284 名前:盆 1/2 mailto:sage [2008/11/20(木) 10:52:50 ID:5cnJIgBc]
- 私はGH-412、とあるガーディアンのパートナーマシナリーをしています。
それは以前…8月中旬に差し掛かり、絶対殲滅戦も終わりを迎え始めていた頃です。 主人「NDには盆という習慣があるらしい。 何でも死んだ者が自分の家に帰ってくるという言い伝えだとか」 412 「…ご主人様、それは分かるんですが」 私達の目の前には、ミステリーグレイブがででんと聳え立っていました。 異質な空気を放つそれは、ND風の家ではなくお墓だったのです。 412 「明らかにこれは何か違うと思います! そもそも私達死んでませんから、帰るも何もないです!」 主人「全く、また妙な物をテロられたものだ」 そう、またキャス子さんからプレゼントされてしまったのです。 観賞用、保存用、そして「テロ用」の3種類を揃えるという変な趣味を持っているそうで。 真っ先に犠牲者となるのが、私達2人なのです。 412 「もう…ただでさえ部屋のスタイルがオリエント・ブラックなのに。 お香の香りが混じって、不快感が増す変な雰囲気になっちゃってますよ」 主人「処理に困る…食わせたらまた変な目に遭うのが見え見えだしな」 412 「こんな不吉なの、食べたくないですっ」 私達がそれを眺めていると、背後に気配が!
- 285 名前:盆 2/2 mailto:sage [2008/11/20(木) 10:54:03 ID:5cnJIgBc]
- ??「全く…変わり者ながらに妙な知り合いを持ってるわね」
主人「さも当然のように現れてるんじゃあないッ」 そこには、あのWTさんがぬーんと浮かんでいたのです! 死んだはずなので、脚はフォマールセットの異次元空間が如くしっかり透明でした。 主人「大体ここはお前の家ではなく俺の部屋だろうがッ」 EX主人「しょうがないじゃない、化けて帰るアテがここしかないんだから」 412 「そもそも化けて出てほしいと頼んだ覚えがありませんっ! 困ります、家族も友達もいないからってここに来られても!」 ??「不良の下僕如きがマスターを咎めないでください! ほらぁ、心痛めてグレイブの陰に隠れちゃったじゃないですか!」 412 「貴方も普通に出てこないでくださいっ!」 予想は出来てましたが、やっぱりあの412さんも来ちゃってました。 WTさんと同じように、脚を異次元空間にしながら。 ヘッドドレスが三角頭巾になってる辺り、バカにされてる気がしなくもないです。 412 「大体、貴方にはお師匠や部下の方々がいるじゃないですか!」 EX412「あーら、これだから無知は嫌ですね! マスターにお仕えするのがマシナリーの勤め、基本中の基本でしょ!?」 412 「そっちだって散々不良と罵っておいて帰るアテにしてくるなんて 厚顔無恥もいい所ですねっ、だから誰とも打ち解けられなかったんですよ!」 EX412「パートナーカードが数える程しかない貴方達に言えた事かしらぁ!?」 EX主人「…1枚しかない…かつての教官達のを含めても10枚未満…ウフフフフ…」 412 「あ、心にクリティカルしちゃってる」 EX412「ご、ごめんなさいマスター! ああっ、グレイブの中に入ろうとしないで!」 主人「やかましー!!!!」 明日は塩を買おう、と心に決めた一日でした。
- 286 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/20(木) 14:23:49 ID:B47dxCAm]
- これはなんというオカエリナサイ
- 287 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/21(金) 00:15:55 ID:ADe4LuKq]
- GH-452「なんか凄い事になってませんか主」
獣男「ああ、>>282あたりか」 GH-452「そこも含めパシリスレの有名人が何やらたくさん…」 獣男「スーパーパシリ大戦Zとか発売されそうな勢いだな」 GH-452「だから主、今こそ忘れ難いキャラ付けをしましょう!」 獣男「せっかくクリスマスカラーなんだからお前がキャラ付けしろよ」 GH-452「クリスマスカラーでキャラ付け…ですぅ」 獣男「パクリのパシリ誕生」 GH-452「パクリじゃねーです主ぃ」 獣男「ハサミ持った青いパシリとかも来るわけか」 GH-452「ナノブラスト主と合体してぇ勇者王目指すです主ぃ」 獣男「ロボ成分が足りんだろう」 GH-452「残りは勇気で補うですぅ!」 獣男「だいたいそれじゃ誕生するのはパシリ王だろ」 GH-452「さあフュージョンするです主ぃ」 獣男「何故ベッドに行く」
- 288 名前:名無しオンライン [2008/11/21(金) 00:47:17 ID:yxXnfxAP]
- RoC Works www.rocworks.co.jp/ のこと悪くいうな!!!
悪いのは、出来ないから一斉解雇された日本人GMらであってRoCは、悪くない。 管理職さん各チームのGMさん、開発が蒸発しても、新開発陣が屑でも、 業界からの迫害にめげず会社再建にがんばってください。
- 289 名前:アンケート 1/5 mailto:sage [2008/11/21(金) 05:19:24 ID:rTBMu6Dy]
- 私はGH-412、とあるガーディアンのパートナーマシナリーをしています。
今日は非番なので、ご主人様と部屋で2人っきりの時間です…きゃっ♪ 私は早速、手に雑誌を抱えながらぼーっとビジフォンを眺めているご主人様に駆け寄りました。 412 「ご主人様ーっ、これ見てください、これ!」 主人「何だ、騒々しい…何て事はない週刊パシ通じゃないか。 …パシリ好きの、パシリ好きによる、パシリ好きの為のアンケートぉ?」 412 「はいっ! ご主人様もマシナリー持ちであるなら、是非やってみ」 主人「嫌だ、面倒臭い」 412 「0.1秒で否定しないでください!」 興味なさそうにパシ通を避けて、またビジフォンを眺めるご主人様に 私は正面からずずいと顔を寄せました。…って、近い、近い! わーっ/// 必死に赤くなるのを堪えて、パシ通を拾いながら迫りました。 412 「これも私達のコンビネーションを深める為に必要ですよ!」 主人「コンビも何も、明らかに戦闘と何ら関係のない事だろうが」 412 「関係あるのです!私がご主人様の事をよく知れば知るほど ご主人様が何を思っているか理解でき、よりお役に立てるのです!」 主人「ほほー、それならこれ以上あれを増やさずに済むのか?」 ご主人様が指差した方向には…ソードが山の様に積まれていました。 それは低属性で売り物にもならず、気が向いた時に売り出されるのを待つだけ。 …要するに、私の失敗作品の展示場です。 412 「そ、そそ、それは基板の構造上の都合というのがあるのです! ほ、ほら! これはローゼノムで拾ってきたから変な匂いがします!」 主人「匂いが成功率と関係あるか! トイレその後に、でもかけとけ!」
- 290 名前:アンケート 2/5 mailto:sage [2008/11/21(金) 05:20:20 ID:rTBMu6Dy]
- その後、何とかご主人様を根負けさせてアンケートをやってもらいました。
412 「それでは読み上げます!」 主人「何処から持ってきた、そのマイク。小指立てるな」 412 「まず第一問、あなたが連れいているパシリの形態は何ですか?(全てお答えください)! 勿論私412だけ…あれ、もう1つ書いてある!? GH-422…!?*ガーン*」 そ、そんな…ご主人様は私以外にもマシナリーを持っていたなんて!? 412 「ご主人様、酷いですぅ! 私というのがありながら、浮気だなんて…!」 主人「何が浮気か! うちには大飯食らいがいるだろうが!」 412 「え? ………あ、ああ〜!!」 私はぽんと手を叩き、我が家の散在の原因である422さんを思い浮かべました。 412 「え、でも何時の間にご主人様名義になったんですか? いいんですか?」 主人「手続き面倒だから預かっててくれとミーナに押し付けられた」 412 「…お役所って肝心な時にサボりますよね」 私は気を取り直して、次の質問に進む事にしました。 412 「それでは第二問! あなたが一番好きなパシリ形態は何ですか? …強いて言うならマガシはありえない? これって嫌いな物じゃないですか」 主人「生意気でなければ何でもいい。後、小指立てるな」 412 「そっけない答えですねぇ。 (…そこは412と言う所ですよ、もう…)」 第三問は既に分かりきってるので、飛ばして次の質問に行く事にしました。
- 291 名前:アンケート 3/5 mailto:sage [2008/11/21(金) 05:21:14 ID:rTBMu6Dy]
- 412 「第四問! その時、一番つらかった事は何ですか?
…当時の給料がケチくさかった事って、何か切実な金の話になってます」 主人「今もケチくさいが、当時はもっと酷かった。苛立つ小指だな」 412 「思い出されるは、ブルースダンジョン全盛期と炎の絶対防衛戦後期ですね」 その時、私ははっと気付いて辺りを見回しました。 そこはいつもと変わらない私達の部屋、掃除したばかりでピカピカです。 …よかった、炎の絶対防衛戦の話題でWTさんがまた出てきてはいないようです。 412 「第五問! 他人が連れているパシリを見て思った事はありますか? …ちょっとご主人様、ネーミングセンスを見て笑うなんて失礼ですよ」 主人「ハッハッハ、狙いすぎでハズしてる名前は笑うしかなかろうが。 しかしその小指だけは許せんな」 412 「人には千差万別のセンスがあるんですよっ。 可愛いじゃないですか、こう、キラッ☆ と」 流行のチャーミングポーズを取ってみても、あっさりと流されたので 私は少しガッカリしながら、第六問に進む事にしました。 412 「パシリとよく行くミッションはありますか? ある場合、どのミッションですか? 見なくても分かりますね、雷獣の都によく連れて行ってもらってます!」 主人「ソードのない所に興味はない」 412 「それなら、アギト・レプカを出しに行ったりはしないんですか?」 主人「サーセンでいい思いをした事はないな。その小指をサーセンしたい」 412 「たまには、綺麗なところに連れて行ってくださいよぅ。 第七問、保留って…誰も一緒に来ないじゃないですか」 主人「ハゲも含むなら話は別、よって保留」 412 「変な所の揚げ足取りしてないで、次行きましょうー!」
- 292 名前:アンケート 4/5 mailto:sage [2008/11/21(金) 05:22:41 ID:rTBMu6Dy]
- 412 「それでは第八問です! パシリと一緒に過ごしていて、一番思い出に残っているエピソードは?」
私が回答を読み上げる前に、ご主人様はナノトランサーから武器を取り出しました。 それは古惚けたソード…私が始めて完成させた、最大属性50%の闇ハンゾウです。 412 「…そのハンゾウ、今も持ってくれているんですね」 主人「記念の武器だからな、これは一生売らんし譲らん。 恐らく墓まで持っていくだろうな。その前に小指を斬るが」 412 「…そんなに大切にされて、私はとっても幸せです!」 ほろりと少し涙を零しながら、私はいよいよ最後も間近な質問を読み上げていきます。 412 「第九問です! これから先(アップデートで)、望む事はありますか?」 私は文字を読み上げようとしましたが、文字は書かれていませんでした。 おかしいと思ってよく見てみると…文字が書いていないわけではありませんでした。 そこには、目では見えないほどの細かい文字がびっしりと書き込まれていたのです! 412 「ご、ご主人様…ちょっと多すぎませんか? 耳なし芳一じゃあるまいし」 主人「よく知ってるな。それでも書き足らんくらいだ、他の連中もそうだろうよ。 む、迂闊だったな…小指を立てるなと書き忘れてしまった」 412 「小出しで反感買い放題ですからねー、正にキリがなさそうです。 それといい加減、小指から離れませんか?」 こうして、遂に最後の質問に入りました。 このアンケートをご主人様にやってもらったのは、何よりこの最後の質問を聞く為です! 私は意気揚々と、その最後の質問の回答に目をやりました! 412 「それでは最後の質問です! 最後にあなたはパシリの事が好きですか? その答えは…!!??」
- 293 名前:アンケート 5/5 mailto:sage [2008/11/21(金) 05:23:21 ID:rTBMu6Dy]
- - マシナリー相手に好きも嫌いもない -
412は顔をガックリ落とし、溜息を何度もつきながら晩飯の準備をしている。 俺に答えさせたアンケートが期待通りの結果ではなかったようだ。 しかしそんな事はどうでもいい、俺は自分の思った事を回答したまでだ。 ??「そんな風に『書き直した』なんて、素直じゃないわね」 主人「何度も言うが当たり前のように出てくるんじゃあないッ」 死んだはずの女が足を透けさせ、後ろから語ってくる。 どう考えても突っ込みを入れるべき環境なのだが、何度も出られる内に慣れてしまった。 人間の環境適応能力というのは実に恐ろしいな、うむ。 EX主人「何故『書き直した』の? 本当は最初に 嫌いでなければ一緒に住むはずがない、と書いてたのに」 主人「変に調子に乗られても困るからな、お灸の1つだ」 EX主人「あら…女心が分かってないわねぇ。 だからこそ、誰も寄り付かないんでしょうけど」 主人「最後の最後まで友達0のお前に言われたくはない」 女は何時の間にか消えていた。 どうやら俺の最後の言葉で見事に心が折れ、逃げて行ったようだ。 その前にギャーギャー喚く小娘の声が聞こえたような気がしたが、きっと気のせいだ。 やれやれ、俺の部屋はどれだけ変な物を呼び込めば気が済むんだろうか? ただでさえ手間のかかる、相棒がいると言うのにな。 …む、似合わぬ事を思ってしまう。腹が減ってるせいだな、催促しに行くか。 - 終 -
- 294 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/21(金) 19:42:03 ID:Mqkx3KZv]
- 沼男「PMなんて冷蔵庫みたいなものだしな」
431「…」 沼男「好きも嫌いもないわ」 431「尊厳を傷つけるような事を言うと冷やしますよ」 沼男「何℃まで?何℃まで冷やすの?氷点下超える?氷点下超えるの?」 431「ええ、超えますよ」 沼男「そっかー!ボク沼男だから!凍ってもみんな気づかないから!」 431「そうですね」 沼男「ソルアト期待しないから!時間が経ったら氷割れるから!」
- 295 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/22(土) 08:36:04 ID:wbyvmqWa]
- >>294
ぼくらは仲間を見捨てたりするもんか! [ `・ω・´] ⊂彡 _,沼,_ □) Д´) ↑ ソルアト
- 296 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/22(土) 17:32:59 ID:zMx+qzmP]
- 獣男「寝落ちしていた訳だが」
GH-452「沼男さまが解凍された様です主」 獣男「それは何より」 GH-452「凍ったら通行の邪魔な主とどちらが大変でしょう」 獣男「1番大変なのは柴犬だろうな」 GH-452「何の話ですか主?」
- 297 名前:名無しオンライン mailto:sage [2008/11/23(日) 15:05:18 ID:n55uuLQB]
- 転用の上、時間軸を盛大に無視した話で恐縮ですが、
久しぶりに投稿します。 時期的には、去年の9月中旬。 「イルミナスの野望」発売間近、EP2とEP3の間のこととお考えください。
- 298 名前:EPX断章「もう一つの月見1/5」 mailto:sage [2008/11/23(日) 15:07:02 ID:n55uuLQB]
- 男は馬乗りになり、組み伏せた彼女の喉元に小剣を突きつける。
赤くまたたくフォトン光が、月の光も届かぬ暗闇の中で唯一、ぼぅっと周囲を照らす。 深い茂みのそこかしこに点在する、無残な屍。 男はその唯一の生き残りにして、今まさにその仇を討たんとしている所だった。 「年に一度の行事を狙った、星霊長イズマ・ルツ暗殺計画。 それも、貴様のおかげで台無しだ。この…裏切り者が」 男の下で仰向けに横たわる彼女は、黒い包帯で覆われた口元から、くぐもった声を出す。 「貴方達イルミナスにそう言ってもらえるのは、何より光栄だわ」 口元だけではない。 顔全体に巻かれた包帯が、目元以外をすっぽりと覆い隠していた。 その黒尽くめの装いは全身に及び、周囲の暗闇をそのまま纏ったかのようだった。 彼女の上にまたがる男、そして周囲に散らばる彼の仲間だった者達もそれぞれ、 夜の闇の中で目立たない服装をしてはいるが、彼女ほどに徹底して肌を隠してはいなかった。 「何故だ」 憤怒の中に戸惑いも含めた表情で、男が声を絞り出す。 「何故、我々イルミナスに仇をなす?あれほどの偉業を成し遂げた貴様が」 「偉業ですって」 彼女の目が険悪な光を放つ。 「モトゥブの人々の悲鳴が耳を刺し、背中にこびりつく…そのおぞましい感触を、 どう言い換えれば偉業と言えるの?」 「傲慢に力を奮う、獣共の悲鳴だ。我らにとっては何よりの賛歌だろう」 「その耳で聞いてなお同じことが言えるなら…貴方は最早、ヒトではないわ」
- 299 名前:EPX断章「もう一つの月見2/5」 mailto:sage [2008/11/23(日) 15:07:58 ID:n55uuLQB]
- 「話にならん」
男が毒づく。 「いずれにしろ、計画のために潜んでいた仲間をことごとく殺めた貴様を、生かしてはおけん。 このまま、その細首をかき切って…」 「やれるかしら、貴方に」 彼女の首にあてられた小剣が動きかけ、すぐに止まった。 「私の身体の中は『例の』ウイルスで充満している。それを開放するというなら、それもいいわ。 この一帯に、モトゥブと同じ悲劇を振りまくことができる。貴方の言う偉業とやらを成し遂げるチャンスね」 彼女の言った意味を察した男が、怯んだ様子で微かに身体をのけぞらせる。 その瞬間、彼女は動いた。 左手を男の右肘にすべりこませ、肘の裏側を痛烈につねりあげる。 肘から電気のほとばしるような感覚に、男は呻き声をあげ、持っていた小剣を取り落とす。 すかさず反対の腕で落ちてくる小剣をすくい取ると、そのまま真っ直ぐ男の胸に小剣を突き立てた。 熱された赤いフォトンが男の胸を貫き、肉の焦げる嫌な匂いを充満させる。 悲鳴をあげかけた男の口を、空いている方の手で押さえつけ、小剣を持つ手にさらに力をこめる。 そのまま男の胸から首にかけて、フォトンの刃が肉や骨を焼き切るに任せて斬り上げた。 ほとばしる鮮血が視界をふさごうと、彼女の見開いた目は微塵もまたたくことなくその様子を見上げ続ける。 ウイルスの影響で変色した彼女の瞳は、降り注ぐ鮮血に勝るとも劣らぬ、血のような赤い光で爛々と輝いていた。 静けさを取り戻した茂みの中で、一人彼女は身を横たえていた。 ニューデイズで年に一度開かれる、「月見」の行事。 そこに毎年、決まった様式で姿を現す星霊長イズマ・ルツを亡き者にしようという計画が、 イルミナスの一部隊にて密かに進められていた。 彼女はそれを嗅ぎつけ、計画のために茂みの中に潜伏していた彼らを逆に待ち伏せ、ことごとく葬ったのだ。 だが、十数人におよぶ部隊を壊滅させるにあたり、彼女も相当の疲労と手傷を負っていた。 手持ちの回復杖は既にPPが尽き、後は自然回復のみが彼女の命をつなぎ止める唯一の鍵だった。
- 300 名前:EPX断章「もう一つの月見3/5」 mailto:sage [2008/11/23(日) 15:08:46 ID:n55uuLQB]
- 朦朧とした意識の中、彼女はぼんやりと考える。
モトゥブを襲った、大規模なSEEDフォーム化事件。 知らなかったといえ、自らの手をその罪に染めた彼女が考えることはいつも決まっていた。 イルミナスへの復讐、そして、死んでいったモトゥブの人々への償い。 独り命を賭してイルミナスの計画を阻止した彼女は、 しかし、少しもそのどちらかを果たすという目的に近づいているという実感がなかった。 私は、何をやっているのだろう。 人々を護ろうと「ガーディアン」に入隊した自分が、いつの間にかこのような、 暗殺者まがいの様相に身をやつしている。 イルミナスの構成員や、弱者を虐げるローグスや奴隷商人の血に汚れ、何を成そうというのか。 幾度も己の所業に迷っては、こうするしか道は残されていないと思い直す日々。 独り考える時間ができる度に、持病のように迷いと悔恨が心をついばんでくる。 彼女は、疲れていた。 湿った土を踏みしめる音に、横たえたままの身を強張らせる。 かすんだ目の奥に映る、かすかな人影。 新手だとしたら、到底立ち向かう力は残っていない。 人影の近づくに任せるしかなかった彼女の目は、やがて別の驚きに支配された。 茂みの合間から差し込む、白く淡い光を放つ月。 照らされたその人影は、かつて彼女が全てを託してきた、心の半身。 日の光の下を歩く資格を失った彼女に許された、唯一の淡い希望の光。 手を伸ばす。 途切れそうな意識の中、夜の虫が光におびき寄せられるように、ただその人影を求めた。 手が届きさえすれば救われるという、根拠のない確信に満たされたまま。 彼女の意識は、暗い闇の底に沈んでいった。
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