- 168 名前:エンジニア [2006/08/20(日) 12:22:15 ID:Z4O+aR52]
- >>159 へくとーるさん
ご苦労様です。 技術系のハナシで恐縮です。 >これ以上の技術ネタは向こう(電電板)に引っ越しましょうか。 賛成です。 とりあえず、貴殿の書き込み・質問に対して回答のみさせて頂きます。 >コンセント側も一個付けの延長コードで冶具を作っておくとクリップが外れたり、地絡したりといった >事故を防げるでしょう。しかし高圧充電部が露出します。危険な作業である事は変わりません。 僕の基本的な考え方として、中古販売業者に高電圧試験をさせることに絶対に反対です。 貴殿が書かれているように、非常に危険であり、感電死する可能性がありますから。 ちなみに僕の会社では、電気安全靴、絶縁用ゴム手袋、絶縁用ゴムマット、防護柵(ヒトが間違って入らないスペース確保)が必須条件です。 また、その前に『高電圧教育』というものも受けます(人工呼吸の方法とか)。 貴殿も気をつけて実験をする事をお奨めします。少なくとも単独での実験は危険ですので、必ず複数人での実験をお奨めします。 >会社にシールドルームつーと、RF屋さんですか? 普通の家電メーカです。 電気用品安全法の技術基準の『雑音の強さ』という要求技術基準があります。 そのための設備ですから、家電メーカなら持っていると思いますよ。 >しかしニクロム線 − 筐体間の浮遊容量では大した事無いように思えますが・・・ >湿気ると条件変わりますかne。 結構高いですよ。 3年位前にマイカヒータを使用した電気機器を開発しました。 特殊な電気機器で一般家庭用ではありません。 ある金属表面部全般をムラ無く温めるために、コスト度外視で発熱線を引き回しました。 ニクロム線ではなく、安価な鉄クロム線です。 その結果、筐体と発熱線がコンデンサを形成してしまった、という訳です。 それから、吸湿すると、やはり絶縁抵抗が高くなります。 我々の用語ですが、通電状態ではない;冷時の絶縁抵抗が高くなりました。 ただし、通電させると、発熱で湿気が飛びますから、いわゆるPSEで言うところの平常温度上昇試験後の絶縁性能は全く問題はありませんでした。
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