- 74 名前:本当にあった怖い名無し [2006/02/24(金) 23:41:53 ID:stQ1YKR50]
- 死んだ俺の爺さん。
太平洋戦争中ナントカって島に駐屯してた時の事らしい。なんか戦争中といっても ノンビリしていられる日があったようで、名目上はパトロールとか何とか言いながら、 森へ入って何となくブラブラしていたらしい。 で、森の中で、何か果物を探していると、小さなムカデを見つけた。大して珍しいもの でもなかったが色が黒くて動かない。死んでいるのかな、ずいぶん四角ばった奴だと 手に取ると、どうも虫のようで虫でない。きっと虫の化石だろうとポケットに入れて持っ て帰った。 以来ずっと宝物なんだよ虫の化石、というから見せてもらうことになった。半世紀以上 も前に爺さんが太平洋の島で拾った『虫の化石』がどんなものかと見せてもらうと、 小型のモノながらどう見ても電気部品の『IC』にしか見えない。爺さんもそう思っていた ようで、「やっぱり機械の部品だよなぁ。しかしおかしいね。当時はこんなものアメリカも 持ってなかったはずだよ。でも俺は間違いなく当時、あの島で拾ったんだ」
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