- 1 名前:ムツゴロウ民主主義人民共和国φ ★ [2010/03/11(木) 23:49:34 ID:???0]
- 1通の辞職願で上小阿仁村が揺れている。村唯一の医療機関「上小阿仁村国保診療所」に勤務する有沢幸子医師(65)が
「精神的に疲れた」と先月下旬、突然、退職表明し、61年ぶりの無医村になる可能性が出てきたのだ。 関係者は必死の慰留を続けているが「辞職の意思は固い」という。 休みは20日に1回という激務に耐え、地域医療を支えてきた有沢医師に何があったのか。(糸井裕哉) ■村の神様 「死に水を取ってもらえた」「こんなに話しやすい先生は初めて」。村を歩くと村民から、有沢医師への感謝の言葉が聞こえて来る。 有沢医師は昨年1月の赴任以来、午前8時30分〜午後5時15分の定時診療のほか、早朝や夜間の往診も自発的に続けている。 脳梗塞(こうそく)で倒れた母(88)の看病を続ける小林ユミ子さん(66)の元にも、有沢医師は診療時間の合間を縫って連日訪問。 今月8日の流動食開始日には3度往診し、「鼻から胃へ液体を落とすのよ」と優しい口調で説明を続けた。 小林さんは「分からないことは丁寧に教えてくれる。有沢先生は私たちの神様なんです」と話す。 斉藤ヒサコさん(70)は昨年3月に他界した義理の母(享年92歳)に対する有沢医師の献身的な診療が忘れられない。 ふりしきる大雪の中、深夜の午前1時でも3時でも容体が悪化すると点滴や酸素ボンベを持って夫と駆け付けてきた。 嫌な顔一つせず、「少しでも休んで」と家族をいたわってくれた。 「息を引き取る瞬間まで、『ばぁちゃん、早く元気になれ』と声を掛け続けてくれた。 先生が居なくなったら私は生きていけない」と斉藤さんは声を絞り出した。 読売新聞 www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20100310-OYT8T01075.htm >>2に続きます
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