- 456 名前:名無しさん@八周年 mailto:sage [2007/10/16(火) 01:20:36 ID:dNJ9VryhO]
- >>447
【安心を求める親たち…医師から「大丈夫ですよ」と言葉をかけてもらい、自分自身が安心したい】 ■小児科医の過労 『少子化で15歳未満の患者数は横ばい。一方、小児科医数はここ十年で1割増えた。』それにも関わらず、小児科医の過労が問題になっている。 ■小児診療の夜間・休日パンク 夜間休日の小児科患者数は、平成11〜18年で2割も増えた。「日中の患者数を上回る」。日中の患者数はここ十年横ばい。夜7時以降殺到し、夜10時でも待ち合い室に座りきれないほど患者は溢れ、2時間待ち。 365日24時間営業の夜間病院として利用するこうした傾向は、《小児医療のコンビニ化》と指摘される。 ■安心を求める親達 目立つのが風邪や便秘など軽い症状の子どもたち。『親の心理は、医師から「大丈夫ですよ」と言葉をかけてもらい、自分自身が安心したい。』 ある病院の調査によると、患者の97.5%が軽症で、入院を要する重症はわずか2.5%にすぎない。 『夜間は本来救急患者だけが対象のため、スタッフは日中の1/4しか配置していない。』 しかし安心を求める親達は傲慢で、人手が足りなくても昼間と同じ精密診療を求める。 これらのために過酷な勤務に。 ■夜間休日診療の増加は医療費未払いに繋がる 夜間や救急は会計処理ができない。 現在の医師法では、訪れた患者の診察を原則断れない=金を払わない人にも診療する義務がある。 会計処理のできない夜間や救急での診療に対する支払いを督促しても「どうせ税金で何とかなるだろう」などと拒否される。 医師法を改正するべき。 ■イザという時に対応できなくなる 夜間への患者殺到のため、医師は余裕がなく、こなすのにいっぱいいっぱい。いっぱいいっぱいの時は(ミスが)危ない。 その結果、本来救急が対応すべき重症患者に手が回らず、待合室で急変する事態も。 ■トリアージ…「緊急度を大切にした診療」と「待ち時間」、診療を受付順→緊急度順へ 重症患者を見逃さないために、待ち合い室で看護師が直接見て、緊急度を判断し、受付の順番に関係なく、診療の順番を決める。 トリアージ定着への課題は、「自分の子供を早く診ろ」と殺気立っている安心を求める親たちに、受付順ではなく緊急度順というシステムへの理解を深めてもらう事。
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