- 876 名前:名無しさん@八周年 mailto:sage [2007/12/19(水) 08:33:46 ID:41ECGFET0]
- 俺5歳ぐらいの頃、母親とコタツで昼寝してたんだよ。
で、目が覚めたら母親がいなくなってて、 一人ぽっちで家で待ってたら外が段々暗くなって来てさ、 家の中も段々暗くなって来て、窓の外をガラス越しに見ながら心細くてベソかいてた。 こんな真っ暗になっても母親が帰ってこないなんて これまであり得なかったから、ひょっとしたらもう帰ってこないんじゃないかと 不安が募って訳がわからなくてな。 そしたら玄関の戸が開いて、やっと買い物袋を抱えた母親が帰って来た。 それこそスレタイのように遅いよ〜って泣きながら飛びついて行ったさ。 今だから想像がつくが、母親は子供が寝てる間に買い物に出かけ、 その帰りに近所の主婦仲間と長話して時間を忘れてたんだろうな。 泣きすがる息子に罪悪感を感じたのか、桃カン空けて皿に丸ごと一個出してくれた。5歳の息子にとって丸ごと一個の桃カンは、当時信じられない贅沢な食い方だったから母親の謝罪の意を汲み取る事が出来たわけだ。
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