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407 名前:名無しさん@13周年@転載禁止 [2014/05/09(金) 12:20:57.01 ID:josPvaSq0]
>>402


江戸の大飢饉〜この世に現出された凄惨な飢餓地獄を見る〜

現代は飽食の時代と言われている。
しかし、ほんの百年かそこら前には、一片の食べ物もなかったばかりに多くの人間が死んでいかねばならない悲しくて長い過去があったのである。
江戸時代の日本は、そうした犠牲者を数多く出した経験を何度もしているのである。

とりわけ、東北地方の被害は最も深刻で、冷害が続くと、間違いなく凶作となりたちまち飢饉になった。
東北地方は、その頃は決定的に食えない地域であったのだ。
ある記録では、飢えゆえに餓鬼に成り果てた身の毛のよだつ地獄の世界がこの地上に現出したと述べているものもある。

寛永の大飢饉(1642〜50)では、会津藩の被害は甚大で、餓死寸前に追い込まれた百姓は、田畑や家を捨て妻子を連れて隣国に逃散したと記録されている。
路上では、飢えのために野たれ死ぬ人間が後を絶たなかった。村では、死に絶えて空き家になっていく家が5軒6軒と日に日に増えていく。
肉親が死んでも、人々に埋葬する体力もなく、屍骸は草むらなどにそのまま放置されたままだった。

亨保の飢饉(1732〜)は、近世に入って起きた最大の大飢饉でとりわけ、西日本を中心にで猛威を震った。

天明の飢饉(1781〜89)は、有史以来の大量死を記録した悲惨な飢饉である。
長期間にわたって全国で天候の不順や天変地異が続いた天明間は、天変地妖の時代とも言われ、人々の間ではこの世の終わりかと騒ぎ立てるほどだった。
特に東北地方では、やませ(冷たい風)による冷害で壊滅的被害を受けおびただしい餓死者を出した。
天明3年(1783年)には浅間山が大爆発を起こし、火砕流によって、ふもとにあった村を焼き尽くし多くの人々が犠牲になった。
3か月間続いた噴火は大量の火山弾や火山灰を吹き上げ、東北地方の冷害に追い討ちをかけ大凶作に拍車をかけたのである。

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