- 671 名前:名無しさん@13周年@転載禁止 mailto:sage [2014/03/25(火) 00:31:41.49 ID:fUyIr/UB0]
- >>663
それ、王政復古の大号令原文を読むと、疑問が氷解するよ。 王政復古号令は、そもそも、旧来のやんごとない(笑)お歴々は、全部一律に叩き落とす構想だった。 だから、旧来の公家秩序の最高点である「摂関制度」を叩き潰すと、まず明言してる。 残すのは、「神武天皇…(間は全部略)…明治天皇」という2人からなる系譜だけ。 あとは天皇の赤子として、臣民は上下一つとなってただ一人の天皇=明治天皇に奉仕する、 という、幕末の国学ベースの日本風「絶対主義宣言」だった。 ところが、これで一番苦しんだのは、明治天皇本人だったんだ。 なにしろ、制度的に天皇は孤立していて、支えるものが何もない。 まわりにいるのは、「維新の元勲」なる野蛮な盗賊みたいな連中で、 政治や軍事には長けているが、宮廷を支えるには、あまりにも益荒男すぎる。 そこで、明治天皇の苦悩を理解した伊藤博文が、慌てて「バラック貴族制度」を作ったのが、 「天皇の藩屏」としての「華族制度」だった。 バラックの資材は、かつて叩き潰した公家や武家の家柄の残骸から拾うしか無かった。 それで、「バラック藩屏」としての「後付け貴族制度=華族制度」が発足する。 でも、これは後付けバラックなのであって、本人も意味がわかってないし、国民の信望もない。
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