- 253 名前:ニューノーマルの名無しさん [2021/04/14(水) 20:53:27.67 ID:VJqgbyTJ0.net]
- >>251
外ケ浜の\村――津軽の蝦夷部落 津軽海峡には、むかし点々と\村があった。\は「狄」のつくりを犬に替えて作字したものである。 名高いのは三厩村の宇鉄である。その東どなりの今別村、石崎村、宇田などにもアイヌ系の人々が住んでいた。 西どなりには竜飛村の兵路というアイヌの漁民の集落があった。 宝暦五年(1755)の「津軽外之浜後潟組伏御改覚」では\村八カ村で二百三十四人のアイヌがいたと記されている。 \村の人たちは外向きの和人名のほかにアイヌ本来の名前ももっていた。 万五郎犬とか万五郎逢犬とか、和人名の下に「犬」もしくは「逢犬」をつけているものはアイヌ系であるという印である。 宝暦年間(1751-1764)に津軽落の政策によって和人同様の扱いを受けるようになり、 その名の下に「犬」の文字をつけて差別していた取り扱いが撤廃された。 『陸奥州駅路図』に、「宇鉄村は宝暦年間まで蝦夷の容貌たり。曾長をクマタカイノ、フルクイン、 ウテレキ、セリキハ、ルウマンアイノ、ソタツイン、クマカイなど云へる名にてありしが、今は服従せり」とある。 ■ 大日本國東山道陸奥州驛路圖(1800)5巻 宇鉄村 https://image.prntscr.com/image/oslpMdnwR2yX88BupJSOfQ.jpg
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