- 20 名前:名無しさん@1周年 mailto:age [2017/06/25(日) 18:38:41.27 ID:Klcear910.net]
- スターバックスの前を通りがかる
それは午後の昼下がりだ 店内は客も少しだけ減ったぐらいの時間が狙い目 シルバースーツを着こなしたおれがスターバックスに入ると さらに店内の敷居が上がる気がした コツコツと高級革靴を鳴らしながらカウンターに向かう 決まっておれは頼むものがある 「バニラクリームフラペチーノにカスタマイズ。 エスプレッソショット。あと、シナモンパウダーもね」 これでウィンクする 店員はばっちり笑顔が咲く (ハイセンスな貴方にお似合いですね) (そうだろう?) 席につくとおれはipadを取り出して予定表やプロジェクトを眺める 「あのう・・・新作のケーキなんですけどいかがですか」 店員が紙カップの中のオレンジ色のケーキを差し出す 「ありがとう。そこに置いてくれるかな」 飲み頃のフラペチーノに口をつけて店員が頬を赤らめながらコーヒー豆をドリップする姿を眺める やれやれと苦笑してロレックスを見るとそろそろ商談の時間だ プロフェッショナルに生きる男にはスターバックスはぴったりなのだろうと確信したよ
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