- 1 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 21:03:05.219 ID:oyIzHOxR0.net]
- 耳に違和感を覚えた俺は飛び起きた。
目の前には長門居て、いつもの様に読書している。 どうやらいつの間にか寝てしまっていたらしい。 長門「……どうかした?」 キョン「な、長門?今…俺の耳に何かしたか?」 長門「……別に」 キョン「そ、そうか…」
- 101 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 22:58:03.185 ID:oyIzHOxR0.net]
- ハルヒ「くよくよって…それよりその格好はどうしたの!?」
鶴屋さん「いやだから、キョン君がパンツ欲しいって言うからっさ〜」 ハルヒ「見境がないにも程がある
- 102 名前:ナしょ!このバカキョン!!」パコンッ
キョン「いってぇなこの野郎!!」 情状酌量の余地なく、チョコの空箱で殴られた。 [] - [ここ壊れてます]
- 103 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします mailto:age [2016/02/11(木) 22:58:50.137 ID:xTcr5UsH0.net]
- 面白くなってきますたC
- 104 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:00:02.606 ID:oyIzHOxR0.net]
- 長門「……何故髪を?」
鶴屋さん「いや〜ポニーテールの女の子からパンツを貰うのが夢だって言うからっさ〜」 長門「……」ギュウッ キョン「いってぇなこの野郎!?」 釈明の余地なく、足を踏まれた。
- 105 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:02:04.163 ID:oyIzHOxR0.net]
- 長門にまで断罪された俺はもうボロボロだった…
そんな抜け殻みたいな俺の目の前を横切って、古泉が破けた俺のパンツへと歩み寄り、そしてそれを… 古泉「はむっ。……美味ですね」ムシャムシャ 食った。 一同「!?」
- 106 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:04:01.994 ID:oyIzHOxR0.net]
- 呆気に取られた俺達の視線を一身に浴びながら、古泉は俺のパンツを咀嚼して、破けたもう一方のパンツに手をかけた。
古泉「さて、こちらはどんな味でしょうか?ふふっ…楽しみですね。はむっ」ムシャムシャ そんな猟奇的な光景を目の当たりにして、身動き一つ出来ない俺の手をぐいっと何者かに引かれる。 長門「……今のうちに。走って」 キョン「へ?お、おい長門!?」 そして俺達は走り出した。
- 107 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:06:05.022 ID:oyIzHOxR0.net]
- どれくらい走っただろう。
気がつくと、長門のマンションの前だった。 ハルヒ達は追って来なかった。 あんな光景を見せられたのだから無理もない。 しばらく夢に見そうだ。 頭の中を整理し、呼吸を整えた俺は長門に向き直った。 キョン「長門…助けてくれて、ありがとうな」
- 108 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:08:02.206 ID:oyIzHOxR0.net]
- あの場に留まって居れば、俺はただでは済まなかっただろう。
長門「……気にしなくて…いい」 そう言う長門の声には既に怒気はなく、先ほどの一件が尾を引いていないことに俺はほっと胸を撫で下ろした。 そんな俺をじっと見つめていた長門が再び口を開く。 長門「……上がっていって」 そして長門は繋ぎっぱなしだった俺の手を引き、マンションの中へと誘った。
- 109 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:10:02.864 ID:oyIzHOxR0.net]
- 長門「……正座」
部屋に入るや否や長門はそんなことを俺に命じた。 まさかな… 恐らく、聞き違いだろう。 キョン「な、長門?今、なんt」 長門「……正座」キッ 俺はフローリングの上に正座した。
- 110 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします mailto:age [2016/02/11(木) 23:11:02.119 ID:60zj9xx30.net]
- キョン裏山
- 111 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:12:01.659 ID:oyIzHOxR0.net]
- こうべを垂れる俺を見下しながら、長門は聴取を開始した。
長門「……どうして、他の人からパンツを貰おうとしたの?」 キョン「……く、くれるって言うから…」 長門「……あなたは…あげると言われたら、誰のパンツでも受け取るの?」 キョン「そ、そんなことは…」 長門「……最低」 長門はご立腹だった。
- 112 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:14:02.290 ID:oyIzHOxR0.net]
- キョン「申し訳ありませんでした!!」
俺は平謝りを繰り返した。 こんな時に言い訳をしたって拗れるだけだ。 そんな殊勝な俺の頭を長門は踏んだ。 長門「……ポニーテールの女性が、そんなに魅力的?」グリグリ どうやら長門の怒りの源はそれらしい。
- 113 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:16:03.127 ID:oyIzHOxR0.net]
- キョン「ショ、ショートカットも、悪くはないと思うぞ?」
恐る恐るそう進言するが、長門は取り付く島もない。 長門「……気休めは…好きじゃない」グリグリ いや、確かに俺はポニーテールをこよなく愛しているが、別にショートカットが嫌いという訳じゃない。 むしろ長門と出会ってから、俺の中でショートカット株はうなぎのぼりだ。
- 114 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:18:01.747 ID:oyIzHOxR0.net]
- 長門「……あなたには失望した」
長門は冷たい声でそう告げる。 俺は居ても立ってもいられず、長門の足に縋りついた。 キョン「ま、待ってくれっ!見限らないでくれ!許してくれよ…許してくれるなら俺、なんでもする!なんでもするから!!」 そんな女々しい俺に長門はピクリと反応した。 長門「……なんでも?」
- 115 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:19:32.290 ID:QDH8DVaG0.net]
- なんだ淫夢か
- 116 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:19:58.183 ID:fXoAwTzO0.net]
- 淫夢厨かよ
- 117 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:20:02.672 ID:oyIzHOxR0.net]
- まるでその言葉を待っていたかのように、長門はこんな要求をしてきた。
長門「……じゃあ、パンツちょうだい」 そういや昨日渡したパンツは破れた上に古泉に食われちまったもんな。 至極当然の要求と言えた。 長門「……早く」 沈黙する俺に長門は焦れる。 俺は…攻勢に出るべきは今だと判断した。
- 118 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:20:18.521 ID:HpMTj1eMd.net]
- スレタイから丸出しだろ!
- 119 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:22:03.181 ID:oyIzHOxR0.net]
- キョン「もちろんそれは構わないが…長門、何か忘れちゃいないか?」
そう言って不敵な笑みを浮かべる俺を長門は訝しむ。 長門「……私が何を忘れていると?」 よし。これで主導権はこちらの物だ。 キョン「等価交換だよ」
- 120 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:24:03.388 ID:oyIzHOxR0.net]
- 長門「……等価…交換?」キョトン
小首を傾げる長門に俺は畳み掛ける。 キョン「おいおい忘れちまったのか?昨日お前が言ってたろ。パンツの対価はパンツだって。俺のパンツが欲しいなら、対価を払う必要があるんじゃないか?」 これが先刻、女の足に縋りつき、何でもするから許して欲しいと宣った男の発言である。
- 121 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:24:20.102 ID:cd/5PfPj0.net]
- キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
- 122 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします mailto:age [2016/02/11(木) 23:24:24.504 ID:60zj9xx30.net]
- 脱ぎたてほやほや
- 123 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:26:02.093 ID:oyIzHOxR0.net]
- 長門「……でも、あなたはさっき…何でもするって…だから私は…」オロオロ
そんな長門の正論を俺は敢えて突っぱねる。 キョン「嫌なら良いんだぜ?この話はなかったことに…」 長門「……ッ…待って」 よし。食いついた。
- 124 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:28:02.558 ID:oyIzHOxR0.net]
- 悪いな長門。
言われっぱなしってのはどうも性に合わないんだ。 長門「……わかった。等価交換は…絶対」 勝った。 上手く長門を丸め込んだ俺は勝利を確信した。 そして俺は長門の驚くべき行動を目の当たりにする。
- 125 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:30:04.368 ID:oyIzHOxR0.net]
- 長門「……今、脱ぐから」ヌギヌギ
そう言って長門はいそいそとパンツを脱ぎ始めた。 Fantastic!! よもや1日で2人の美女のパンツ脱ぎを生で拝むことができるとは!! パンツを脱ぐ長門を一心不乱に見つめていた俺だったが、そこで唐突に我に返った。
- 126 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:31:14.356 ID:hlDK5zt90.net]
- まじやべーわ 勃起しすぎ
- 127 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:32:02.318 ID:oyIzHOxR0.net]
- 俺は…チキンだった。
少しばかり調子に乗っていたヘタレに過ぎない。 キョン「な、長門!今この場で脱ぐのはマズい!そ、そうだトイレで脱ごう!な?」 長門「……彼女には生脱ぎさせた癖に」 鶴屋さんのことだろう。 そんな文句は聞き流し、俺は長門をトイレに押し込んだ。
- 128 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:34:06.395 ID:oyIzHOxR0.net]
- キョン「……何をやってんだ俺は」
長門をトイレに押し込んだ俺は虚しさに襲われていた。 せっかく生のパンツ脱ぎを拝めるチャンスだったのに… 千載一遇のチャンスをふいにした自分のヘタレ加減にほとほと愛想が尽きる。 長門「……お待たせ」 間も無く長門はパンツを持ってトイレから出てきた。 さて、次は俺の番だ。
- 129 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします mailto:age [2016/02/11(木) 23:34:42.202 ID:60zj9xx30.net]
- 見せろよお!!!!!!!!!!!!!!!!
- 130 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:36:03.131 ID:oyIzHOxR0.net]
- 長門に代わりトイレに入った俺は速攻でパンツを脱いだ。
脱いだパンツを握り締めてトイレから出ると、長門はその場で待っていた。 キョン「ほら、これで仲直りだな」 そう言って長門にパンツを手渡すと、長門も俺に自分のパンツを手渡した。 長門「……仲直り出来て…嬉しい」ニッコリ 長門のパンツはまだ仄かに温かかった。
- 131 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:38:03.016 ID:oyIzHOxR0.net]
- そのことにいたく感動していた俺に、長門はおずおずとこう言った。
長門「……ちょっと早いけど…バレンタイン…だから」 そんな長門に頬を緩めた俺は謝意を示した。 キョン「ありがとな…長門」 これは…忘れられないバレンタインになりそうだ。 昨日の物と同様に沁み一つない純白のそのパンツはまさしくホワイトチョコパンツであり、ミルクチョコパンツでないことが少々残念ではあったが、俺は今晩自身のホワイトソースをこのホワイトチョコパンツに盛大にぶっかけるその瞬間に思いを馳せ、胸をときめかせた。
- 132 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:40:03.481 ID:oyIzHOxR0.net]
- 俺が思いを馳せ、胸をときめかせている間、長門はずっと俺のパンツを嗅いでいた。
長門「……」クンクン ま、楽しみ方は人それぞれだしな。 もうとやかく言うまい。 時刻は…午後6時45分。 そろそろ潮時だろう。
- 133 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:41:38.881 ID:QDH8DVaG0.net]
- みてるぞ
- 134 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:42:01.802 ID:oyIzHOxR0.net]
- キョン「そろそろ帰るよ。邪魔して悪かったな。それからバレンタイン…本当にありがとうな」
長門「……また、明日」クンクン 今日もパンツを嗅ぎながら見送る長門に軽く手を振ってから、俺は足取り軽く帰路についた。 俺のポ
- 135 名前:ッケには確固たる現実が。
ポッケに突っ込んだ手の先に確かに存在するパンツの感触を弄びながら、俺は今日もスキップをする。 ノーパン男は今日も今日とてご機嫌だった。 [] - [ここ壊れてます]
- 136 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします mailto:age [2016/02/11(木) 23:44:00.236 ID:60zj9xx30.net]
- パンツ嗅ぐくらい普通に思えてきた
- 137 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:44:02.395 ID:oyIzHOxR0.net]
- 一ヶ月後
長門「……はむっ」パクッ キョン「ファッ!?」 耳に違和感を覚えた俺は飛び起きた。 ここは俺の部屋である。 あれから長門は毎朝俺の布団に忍び込み、耳を齧って起こすようになった。
- 138 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:46:03.213 ID:oyIzHOxR0.net]
- 毎度のことながらこの感触に慣れることはなく、正直心臓に悪過ぎる起こし方だったが、俺は別にそれが嫌というわけではなかった。
むしろ、この瞬間の為に惰眠を貪っていると言っても過言ではない。 何故ならば、俺が飛び起きると可愛い長門が隣に寝ていて、こう言うからだ。 長門「……おはよう」 こんな幸せなことはそうそうないだろう?
- 139 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:48:01.999 ID:oyIzHOxR0.net]
- そこで俺はふとあることに気がついた。
キョン「ん?お前、髪伸びたんじゃないか?」 すると長門は髪先を弄りながら少し気恥ずかしそうにこう言った。 長門「……伸ばしてる。ポニーテールに…したくて」 なるほど。 それは楽しみだ。 アイスピックでつついたらいい感じにカチ割れるんじゃないかと思える地球を ようやく春の日差しが溶かし始めた そんな…ある晴れた日の朝の出来事だった。 FIN
- 140 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:49:12.145 ID:pJZPV/l10.net]
- おつかれ
- 141 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします mailto:age [2016/02/11(木) 23:53:24.154 ID:60zj9xx30.net]
- おつ!
- 142 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:54:06.832 ID:cd/5PfPj0.net]
- 俺は青春時代を工業高校というところで潰してしまったからこういうの本当憧れるわ
- 143 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:55:48.177 ID:uYul5IFxK.net]
- 久しぶりに地の文アリのSSスレ見た
- 144 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/11(木) 23:58:44.993 ID:Zc8F0T7Pd.net]
- 乙おつ
- 145 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/12(金) 00:00:36.505 ID:zFMR7CGU0.net]
- 消失になんか繋がってわろたwwwおつおつ
- 146 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/12(金) 00:00:58.540 ID:zFMR7CGU0.net]
- 消失になんか繋がってわろたwwwおつおつ
- 147 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [2016/02/12(金) 00:01:26.878 ID:zFMR7CGU0.net]
- なんか連投してたわスマソ
- 148 名前:過去ログ ★ [[過去ログ]]
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