- 201 名前:東夷 [2006/04/06(木) 21:28:50 ID:3JDxyQpR]
- >>130
ああ>>23で高麗が団茶と書いたのがこんがらがってしまっているのですが、 「団茶」は本来は130のように保存法の一種としての固形茶の名称なのですが、 23の場合は抽出法として別の意味で使っています。 保存法 抽出法 唐時代 団茶(固形茶) 『茶経』煮る(釜で煮出す) 宋時代 団茶(抹茶に砕く) 『大観茶論』点てる(茶碗の中で茶筅で攪拌) 高麗 団茶 『高麗図経』烹る(釜で煮出す) 日本中世 葉茶(抹茶に擂る) 点てる 明時代 葉茶 淹れる(急須で抽出) 図式化すると上のようになるのですが、 通常唐時代の様式を「団茶」(煎茶法)、 宋時代の様式を「抹茶」(点茶法) 明時代の様式を「煎茶」(泡茶法) と呼ぶ習慣があり、さらに学術的には()の呼称を使う場合もあります。 要は複数の用語が混ざって使われていて、専門家も困っているのです。 で、私が高麗の茶を団茶(煎茶法)と見做したのは「烹」と書かれているからであり、 これは釜で煮出すことを意味しております。 長文すみませんでした。
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