- 7 名前:ミットモナイト▲φ ★ mailto:sage [2009/08/24(月) 23:24:00 ID:???0]
- (>>3の続き)
■番組の質が確かなら、テレビは生き残る ――「優良な番組」とはどんな番組をイメージしているのでしょうか。 月尾 推進会議として定義付けはしていません。個人的意見では「何を伝えたいか」が明確な 番組です。勿論、伝えたい「何か」の内容も吟味する必要はありますが、昨今の番組は何を 伝えたいのかが分からないものが多すぎます。多くの番組は、まず出演者、タレントありき、 の発想で、その予定を押さえることから始まっています。次に、そのメンバーで何ができるか、 ではこんな番組を作ろう、と進めているようです。本来は逆であるべきで、訴えたいことを 伝えるにはどういう番組にする必要があり、その番組を実現するにはどのような出演者が 良いか、と考えなければならないはずです。 ――7月までに4回の評価結果を発表しています。どんな結果が出ていますか。 月尾 視聴率が低くても評価は高い、その逆もあるという結果が出ています。ニュース番組を 対象にした初回調査の結果の1位は、テレビ東京系の「ワールドビジネスサテライト」でした。 同番組より視聴率が高い「NEWS ZERO」(日本テレビ系)や「報道ステーション」(テレビ朝日系) は10位前後にとどまりました。調査参加者のコメントを見ると、冷静な分析やじっくり追いかける 姿勢が高く評価されているようです。逆に、いかにも人気取りのコメンテーターが出てきて 的はずれの話をするという番組は評価されません。 ――推進会議の取り組みは、大広告主が参加していることもあり、 テレビ局を萎縮させる危険性があるのでは、という危惧もあるようです。 月尾 推進会議サイトへのメールによる意見でも、そのような趣旨の懸念の声が4割程度に なっていますが、6割は賛同して自分も参加したい、という意見です。推進会議の取り組みは、 あくまで視聴率以外にも評価軸があることを示すことであり、広告主として圧力をかけようという 発想はありません。いろいろな意見があることをテレビ局が知る必要はありますが、報道機関 でもあるテレビ局が萎縮してもらっては困るし、萎縮させようという気も勿論ありません。 (>>5以降へ)
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