- 316 名前:名無しさん@恐縮です mailto:sage [2008/03/14(金) 17:37:28 ID:W5MQa3jB0]
- アニメを観るのが好きなのとアニメを描くのが好きなのは必ずしも一致しない。
例え絵を描くのが好きでも、版権の一枚イラストを模写ばっかりしてる奴もいれば ビデオをコマ送りして、何度も繰り返し見、 それを真似て教科書の端っこにパラパラマンガを書いている奴の違い。 前者はアニメ絵が好き。後者はアニメートが好き。 前者はアニメしか観ないけど、後者はアニメートするのが好きだから、 動きの参考になるものなら何でも観るの。 カメラが捕らえた決定的瞬間なんてのは、大いに参考になる訳。 火山の噴火、ミサイルや爆弾の爆発、ビルのレッキング、吹っ飛ぶ車、飛んでく人。 で、この差はアニメーションを創作する上で、創作意欲に直結するの。 今の新人は、一枚のアニメ絵が好きな奴が多くて、 動かす事に関心の無い新人が増えている。 キレイな絵を描くアニメーターのことには詳しいんだけど、 動きの上手いアニメーターに関しては、全く無知。 動きに興味がないから、知ろうともしないんだなあ。 アニメ本来の魅力ってのは、絵に描けることなら (無理すれば)どんなことでも表現できることのはず。 でも、CGという実写的な正解が入ってきてそれが画を支配し始めると どんどんアニメ的(マンガ的)な見せ方が消えていき、 その結果、画面がつまらなくなってしまった。 でもさ、俺たちはオタはデジタル的に作られた数式の正解 データが観たいんじゃないだろ。 俺たちアニオタは、感情を持った人が描くゆえに狂いが生じ それが味になりそれが魂となる虚実の絵。それが動く故に 生じる嘘ダイナミズムに驚き感動してオタになったんじゃないのか? CGがダメとはいわないが、今のアニメを退屈たらしめてる要因の 一つは間違いなくCGにあると俺は思うよ。
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