- 519 名前:づら mailto:sage [2018/07/14(土) 11:17:29.49 ID:jlcS136J0.net]
- 保土田 剛
July 6th, 2009 さて、申し分なくデジタル内部で完璧で納得のゆくMIXができたとしても、出来上がった作品が市場に出回ったときに誰が購入して どんなシステムで聞くかという問題を考えた場合、CDプレイヤーで聞くのが常識ではあるが、最近のCDプレイヤーの技術の進歩から 考えて殆どのプレイヤーはOVERSAMPLING仕様になっているのが通常だと思う。 44.1kのデータを内部で88.2K(x2)あるいは176.4K(x4)あるいはそれ以上ににサンプリングし直してアナログ出力とする方式である。 素晴らしくレベルコントールされた作品にはこの効果が発揮されるがノリだけで作ったクリップ音楽をOVERSAMPLEしても そこには何のワードも存在しないただの直線データしかないのでOVER SAMPLERは前後の適当な情報をアルゴリズムによって 書き換えてとりあえずデータにすると、これが歪みになるのである。 この歪みはアナログのようなサチュレーションでは無く、ただグチャと平べったくなる。 世の中でどんどん技術が進んですでにOVERSAMPLE技術も低価格のCD PLAYERにも搭載されているのみも関わらず作る方が デジタルメデイアを歪んだ使い方をしていてやれデジタルは線が細い等と言いわけしながら音の悪いCDを作っていたら売れるわけがない。 確かに歪んだCD等コピーで十分かも知れないと思うコンシュマーの気持ちもわかる気がする。 ところがこの問題に限ってはCDのみなのである。CDは物理的にプレイヤーによる構造上の問題やOVERSAMPLINGによる 影響やジッター等に大きく左右されるが、 配信等コンピューターからのダイレクト・ストリーミングに関しては影響は全くない。これも今や配信の方に人気があるのもうなずける。
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