- 250 名前:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [2012/11/04(日) 11:12:18.64 ]
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つづき 過去と現在の研究の報告 (2008-03-25 現在) (抜粋) ・The ´etale theta function and its Frobenioid-theoretic manifestations/ www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~motizuki/The%20Etale%20Theta%20Function%20and%20its%20Frobenioid-theoretic%20Manifestations.pdf (2006 年) p 進局所体上の退化する楕円曲線(= Tate curve)のある被覆の上に存在するテー タ関数に付随するKummer 類をエタール・テータ関数と呼ぶ。このエタール・テー タ関数や、テータ自明化に付随するKummer 理論的な対象は、様々な興味深い絶対 遠アーベル的な性質や剛性性質を満たしている。これらの性質の一部はFrobenioid の理論との関連で初めて意義を持つものになる。また、このエタール・テータ関数 は、IUTeich では、pTeich における標準的Frobenius 持ち上げに対応する対象を定 める予定である。このFrobenius 持ち上げの類似物を微分することによってABC 予 想の不等式が従うと期待している。このようにして不等式を出す議論は、 「正標数の完全体のWitt 環上の固有で滑らかな種数g 曲線の上にFrobenius 持 ち上げが定義されていると仮定すると、その持ち上げを微分して微分層の次数 を計算することにより、不等式 g ? 1 が従う」 という古典的な議論のIU 版とも言える。 (つづく)
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