- 234 名前:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [2012/11/03(土) 19:04:08.04 ]
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加藤和也教授「らいふすてーじ」京大生協 2004年11月号 (抜粋) 警察官に捕まったこともあるんです。これは、大学院生のときでした。 修士論文が書けるかどうかの瀬戸際で、普通の人でもおかしくなるかもしれませんが、私はもともとおかしいもんですから、特におかしくなっていたんです。 東京の吉祥寺に綺麗な駅ビルがあるんですけど、そこを私は歩いていましたら、右と左から警察官がやってきて私の両脇を吊り上げて、つっつっつーと交番に連れて行くんです。 「自分の格好を見てみなさい」と、おっしゃる。見てみると、ほとんど裸だったんです。 うん、でもどうして裸になったのか、わからないんですよね(笑)。 近くを歩いていた人が通報したんでしょうね。 でも、私の学生で警察に捕まりました、という学生がいないのが残念で、みなさんどうもね、打ち込み方がちょっと足りないような気がするんですよね。 人間様子がおかしくなるまでやれば一仕事はできるんですよね、これは間違いないんです。 そういう人間になるのがいいかというのは価値観の問題ですけど。 当然女の子にはもてない。当時は、女心とかを理解する機会も全くないですよね。 女心というものについては、この歳になってからわかったことがあるんです。 ジョン・コーツというイギリスの数学者がいるんですが、この人が源氏物語が大好きで、京都を案内する前に、源氏物語の話もちゃんとできないと、と思って漫画版で読んだんです。 若い女の人向けに女性の作家が描いているわけでしょ。 読んでみると、確かにわからなかったことがいっぱいで、まず女の人は好きだと言われたいということが初めてわかりました。 これ、わかんなかったんですよ。
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