- 131 名前:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [2012/07/29(日) 09:47:45.44 ]
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つづき 証明 blogs.yahoo.co.jp/ggb01540/1822141.html ガロア理論(6) TOSHIの宇宙4 - Yahoo!ブログ 2009/6/3(水) 午前 10:23 抜粋 交代群Anが対称群Snの正規部分群となるのは直接確かめることによって容易に証明できます。 S4には正規部分群の列:{1}⊂V⊂A4⊂S4があり(Vは4元群),因子群:S4/A4,A4/V,V/{1}の位数は2,3,4なのでアーベル群です。 一方,S5の正規部分群は{1},A5,S5しかないことがわかります。 H≠{1}をA5の正規部分群と仮定してσ∈Hとすると,A5 におけるすべての共役元はHに含まれます。 そして,全ての3巡回元がA5の共役元となることがわかりますが,全ての交代群Anは3巡回元によって生成されるのでA5は単純群,つまり自分自身と{1}以外に正規部分群を持たない,ことになります。 さらにH≠{1}をS5の任意の正規部分群とすると,H∩A5はA5の正規部分群ですが,A5は単純群なのでH∩A5=A5,すなわち,A5⊂H (H=A5,またはH=S5)であるか,H∩A5={1}であるはずです。 後者の場合h∈A5ではないh∈Hが存在し,このhは奇置換なのでHA5=S5です。 H∩A5={1}なので,位数の関係式|H∩A5||HA5|=|H||A5|が成立することから,結局|H|=|S5|/|A5|=2が成立するはずです。 H∩A5 ={1}より,Hは1以外には奇置換しか含まないのでh≠1なるh∈Hをとると,その位数は2なのでh=(ab)(ある決まった2つのaとbの互換)になります。 g∈S5で共役元ghg-1を作るとき,例えばh=(12)としてg=(134)とすればghg-1=(24)となります。 これは単位元ともhとも一致しないのでgHg-1≠HとなりHが正規部分群であることに矛盾します。したがって,S5の正規部分群は{1},A5,S5しかないことが示されました。 それ故,正規列は{1}⊂A5⊂S5となり因子群A5/{1}はA5/{1}〜A5と交代群A5に同型であって,交代群A5は明らかに非アーベル群ですからS5は可解群ではありません。 以上から,"4次以下の代数方程式はベキ根による一般解が存在するけれども,5次以上の代数方程式は一般にベキ根によっては解けない。"ことがわかりました。 これでガロア理論については,ひとまず終わりにしたいと思います。
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