- 136 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/08(木) 11:36:40.07 ]
- >>133の修正
補題 A を可換環とする。 A[X] を 1 変数の多項式環とする。 a ∈ A とする。 A-線型環(過去スレpart1の97)としての準同型 ψ:A[X] → A を ψ(X) = a により定める。 このとき Ker(ψ) = (X - a)A[X] である。 証明 (X - a)A[X] ⊂ Ker(ψ) は明らかであるから逆の包含関係を示せば良い。 f を Ker(ψ) の任意の元とする。 f = (X - a)q + r、deg r < 1 となる A[X] の元 q, r が一意に定まる。 deg r = 0 または -∞(>>134)だから r ∈ A である。 この等式の両辺に ψ を作用させれば 0 = r よって、f ∈ (X - a)A[X] 証明終
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