- 334 名前:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [2012/02/22(水) 21:28:00.83 ]
- >>333
乙、ありがとう >>331 >つまり、今までは補助方程式の根を別々に添加していたわけだけど、同時に加えるということ。 >俺の挙げた例でいうと、K(r1), K(r2), K(r3) ではなく K(r1, r2, r3) でF(x)を見たらどう分解されるか? 誘導ありがとう 1.まず、K(r1)のとき、>>326でr1=(α-β)^2、F(x)=(x-V1)(x-V2)(x-V3)(x-V4)(x-V5)(x-V6)、f1(x,r1)=(x−V1)(x−V4) までは、すでに記した通り。 で、F(x)=f1(x,r1)(x-V2)(x-V3)(x-V5)(x-V6)=f1(x,r1)g(X) 但しg(X)=(x-V2)(x-V3)(x-V5)(x-V6)として、g(X)がK(r1)に属するかだが ラグランジュの定理でいえるね。 g(X)=F(x)/f1(x,r1)と書けて、F(x)とf1(x,r1)とも(α,β)(=α,βの互換)で変わらないから、g(X)も変わらない。だから、その係数はr1の有理式で、g(X)がK(r1)に属する だがそこまでで、g(X)=g(x,r1)とは書けるが、これ以上分解はできない 2.で、K(r1, r2, r3) は、r1, r2, r3を全て含む拡大体で、>>326 F(x)=f1(x,r1)xf2(x,r2)xf3(x,r3)で f1(x,r1)=(x−V1)(x−V4),f2(x,r2)=(x−V2)(x−V5),f3(x,r3)=(x−V3)(x−V6)となるが f1(x,r1)、f2(x,r2)、f3(x,r3)は全て、K(r1, r2, r3) に属するので、F(x)=f1(x,r1)xf2(x,r2)xf3(x,r3) (2次式)までの分解ができる 3.では、それ以上(1次式へ)の分解ができるか? これはできない K(r1, r2, r3) の元は、例えば(α,β)(=α,βの互換)で変わらないが、V1〜V6は、全て(α,β)で変わるから、K(r1, r2, r3) の元ではない。だから、1次式への分解はできないと
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