- 330 名前:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [2012/02/21(火) 23:33:11.60 ]
- >>323
ラグランジュの定理というのが、ガロア理論の一つの補助線なんだね 補助線を一つ引くことで、見通しが良くなる 昔、小平邦彦が平面幾何の補助線を非常に重視していたとか(下記) ”補助線”の概念を、拡張すれば、上記のようにいえるかも・・ blog.goo.ne.jp/yamada-seismic/e/0d4c79bd25bfa30cb1db6d673df133f1 30 小平邦彦の「平面幾何の追放」に対する警鐘 2010-07-17 16:49:48 小平は著書「怠け数学者の記」(岩波現代文庫)の中で、 ・・・・大脳生理学の知見が正しいとすれば・・・昔われわれが中学校で学んだユークリッド平面幾何は数学の初等教育のための最適な教材であることになる。 ・・・平面幾何では図形を見ながら論証を進める。図形を見るのは右半球の働き、論証は左半球の働きであるから、平面幾何は左右の両半球を互いに関連させて同時に訓練することになる。 殊に証明のための補助線を引くには図形全体のパターンを眺めて総合的に判断することが必要である。 故にそれは右半球のための最もよい訓練である。 アダマールがいうように発見が「無意識」すなわち右半球の働きであるとすれば、したがって平面幾何は創造力を養うためにも最適な教材であることになる。 近年ユークリッド平面幾何は(文部省によって)数学の初等教育からほとんど追放されてしまったが、それによって失われたものは普通に考えられているよりもはるかに大きいのではないかと思う(34頁)。 ・・・・幾何学的直観力の一つが補助線を発見する能力ですが、この能力を猛勉強によって獲得したという体験談があるんです(232頁)。
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