- 596 名前:エトス mailto:sage [2012/01/23(月) 20:27:40.86 ]
- >>594
f(x)=a+bx+cx^2+dx^3 とおきます. 固有値と多項式に関するFrobeniusの定理から, Aの"全て"の固有値はf(1),f(i),f(-1),f(-i)であるといえます. この定理を用いなくとも,この問題の場合は, f(1),f(i),f(-1),f(-i)の4つは全て異なるので, この4つがAの固有値であることを確認するだけで Aの固有値はこれで全てであると結論できます. 定理を使わずにどうやって確認するかというと, Pの固有値をλとし,対応する固有ベクトルをxとすれば,Px=λxであり, Ax=(aE+bP+cP^2+dP^3)x=ax+bλx+cλ^2x+dλ^3x =(a+bλ+cλ^2+dλ^3)x=f(λ)x となっているので,たしかにf(λ)はAの固有値となっています.
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