- 643 名前:525,526 mailto:sage [2012/01/16(月) 09:54:33.95 ]
- 一方、>>609によって定義された、金額を確認した時点においての判断。
(*)>相手が「はい」と答えるという条件下での相手の(今の)封筒の期待値が自分の封筒より大きければ「はい」小さければ「いいえ」と答える この期待値は上記の問題の期待値とは全く違う性質のものである。 自分の金額が上限からも下限額からも離れた値(例えば2^5)であるとき、相手の封筒の金額は2^6の確率が1/2で2^4の確率が1/2 よって相手の封筒の金額の期待値(2^4+2^6)/2の方が大きい。同じことが相手側にとっても成り立つ。 注4、つまり両者にとって相手側の期待値の方が大きいという状況が成立する。この点が上記の注3と大きく違っている。 実際自分の金額が2^5である場合にどちらを答えるべきか(*)に従って判断してみよう。 相手が「いいえ」と答えると想定すれば、自分が「はい」と答えても「いいえ」と答えても交換は行はれないので2^5を手に入れる。 相手が「はい」と答えると想定すれば、自分が「はい」と答えることによって期待値は(2^4+2^6)/2となる。自分が「いいえ」なら2^5のまま。 相手は2^4かもしれないし2^6かもしれない。しかし、どちらの場合であっても(相手の立場に立てば)上記と同様の期待値計算が成立する。 両者ともが「はい」と答えれば、自分の封筒より大きい期待値を手に入れることが出来る。 よって(*)に従うならば両者とも「はい」と答えると思われる。 (もちろん実際に交換して金額を確認すれば、一方が二倍の金額を手にし、他方は1/2の金額を手にするわけだが。) 上限からも下限からも十分に離れた状況において、>>607のように先読みをして「いいえ」と答えることが(*)に従っている と言えるというのならば、その理由を説明してくれ。 念のため繰り返しておくが(*)は上の問題のように「ゲーム全体の期待値」を考えているのではなく、 金額を確認した人にとっての他方の封筒の期待値を判断基準にしている。 そしてこれは両者ともに交換した方が大きいという状況が存在する。(注3、注4)
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