- 534 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2012/01/06(金) 00:06:08.54 ]
- 二つの封筒があり、一つを選んだ段階では、その選んだ封筒が「高額側」である確率も
「低額側」である確率も50%づつ。至極当然のこと。 しかし、封筒を開けて、「10000円」と確認した瞬間に、選んだ封筒が「高額側」である 確率、あるいは、「低額側」である確率は、「不明」に変化する。 「10000円」が「高額側」であると言うことは、それは、用意されていた封筒のペアが 「10000円と5000円」であることを意味し、「10000円」が「低額側」であると言うことは、 それは、用意されていた封筒のペアが「10000円と20000円」であることを意味する。 用意されていた封筒のペアが、「10000円と5000円」だったのか、「10000円と20000円」 だったかについては、何も情報がない。だから確率など判るはずがない。 封筒の中身を確認する前は、選んだ封筒が高額側である確率は50%だが、 封筒の中身を確認した瞬間に、選んだ封筒が高額側である確率は不明に変化する。 封筒の中身の確認により、確率が50%→不明と変化することこそが、この問題の本質。 変化することをきちんと認識できるかどうかが、この問題を理解できたかどうかに直結する。 誰かが、「不可能な状況を議論している」等のような事を言っているが、別の問題にすり替えて、理解したと思いこんでいるだけ。
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