- 86 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2010/05/12(水) 23:56:48 ]
- 220 名前: 132人目の素数さん [sage] 投稿日: 2008/12/27(土) 16:32:30
>Franz Dietrichの2005年の論文では、「封筒を開ける前は差はなく(Indifference before opening)」、 >「開けた後は交換したほうが良い(Swich after opening)」、が両立することを公理主義的なアプローチで >正当化しようとしている。空ける前に交換しなくて良い理由として、Deitrichは空ける前には、 >二つの封筒の入っている金額の確率分布が同じであることを指摘しているが、これはもっともな話である。 >あけた後に交換したほうが良いのは、金額の確率分布にBroom(1995)の過程を置いて、 >金額の確率がいたるところで0という奇妙なことを前提としなくても成り立つ。 >どうして空ける前とあける後で態度に差が生じるかといえば、これは、無限に小さい確率であるが、 >無限に大きい金額が封筒に入っている可能性が、封筒を開ける前には考慮されるからなのだろう。 >実際封筒を開ける前には、封筒に入っている金額の期待値は無限大に発散してしまう。 >しかし封筒に有限な金額が入っている可能性は1に限りなく近いのであるから、 >実際に封筒を開けてみてそれが確認される「ほとんど」すべてのケースにおいては、 >交換したほうが得だということになるのだ。 この部分を読んでシュレディンガーの猫を思いだした。 まさに観測による波動関数の収縮ではないか!
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