- 113 名前:常識人 [2010/05/17(月) 10:05:35 ]
- では、現実にどうしたらよいかである。
以下は、確率の話というより現実的な生臭い話になる。 現実には、封筒を開けて知った具体的な金額と、出題者の金銭感覚(気前がいいか、けちか)等から総合的に判断することになろう。 まあ、封筒の中の金額がかなり高いと感じたときは、交換しないほうがよいだろう。 なお、nが10の場合は、場合1の確率が場合2の確率の十分の一よりも大きいならば封筒を交換したほうが得ということになる。 この場合は、よほどの事情がないかぎり交換した方が得だろう。 ただし、あなたが貧乏人であり、今の金が10倍になる可能性がいくら高いとしても今の金を失いたくないと考えるならトライすべきではない。 ちなみに、場合1の確率と場合2の確率が等しいとした特殊な場合(y(a)=y(a/2))、交換による期待値は、a(n^2+1)/2nとなる。 nが2の場合の期待値は1.25aであり、nが10の場合の期待値は5.05aとなる。 ちまたの多くのブログでは、この特殊な場合が常に成り立つと勘違いしている。 <完>
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