- 565 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2008/10/05(日) 04:42:02 ]
- e のほうはTaylor展開の収束がやたら速いから
十数桁ならすぐ計算できる。(解析概論に例題として載ってる) だからこの問題は要するに π を 誤差 0.00 001/400・5 = 1/200,000,000 ・100% 程度で 上から評価せよという問題とほぼ同義。11桁くらい正しく出ればうまくいく。 2^n 角形による近似は誤差が約 1/2 倍で小さくなっていくだけだから 1 桁進むのに 3.3 回くらい掛かる。 30 回程度は計算しないといけないので 一日じゃ無理そう。じゃあ不可能なのかというとそうでもなくて 1579年にVièteが外接正 393216 角形の周長から π < 3.1415926537 を導出している。 1596-1610年にはLudolph van Ceulenが正 32212254720 ( = 60・2^29 ) 角形の周長から 32(35?) 桁まで正しく計算している。独逸では彼の業績を記念して円周率をLudolph数とも言う。 和算家の村松茂清が同じ方法で七桁正しく計算している。Archimedesから続く伝統的方法で 中国人は劉徽のalgorithmというらしい。 en.wikipedia.org/wiki/Liu_Hui%27s_%CF%80_algorithm # 建部賢弘は正1024角形を用いて42桁まで求めたとか書いてあるけど # これは42桁まで正しかったんだろうか?だとするとかなり工夫を凝らした方法のはずだが。 で、もっと早く求めたいなら色んな方法があるが、 θ < (2sin θ + tan θ)/3 を使うSnell(Ludolphの弟子)の方法(1621)ってのがあって、 Huygensはこれを改良して正六角形だけで π < 3.1415926538 まで出している。 これ系を使うのが一番賢いかな。
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