- 271 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/05/05(土) 01:04:00 ]
- 命題
R = [1, fω] を虚2次体 Q(√m) の整環とし、D < 0 をその判別式 とする。 >>266 で 写像 ψ_QI: (Q_0)+(D)/Γ → CL(D) が定義された。 >260 で 写像 ψ_IQ: CL(D) → (Q_0)+(D)/Γ が定義された。 (ψ_IQ)(ψ_QI) = 1 である。 証明 θ = (-b + √D)/2a ∈ (Q_0)+(D) とする。 I = [a, (-b + √D)/2] とおく。 ψ_QI({ θ }) = { I } である。 α = a β = (-b + √D)/2 とおく。 Δ(α, β) = αβ' - βα' = -a√D < 0 よって α, β の向きは正である。 β/α = (-b + √D)/2a = θ 従って、ψ_IQ({ I }) = { θ } である。 よって (ψ_IQ)(ψ_QI) = 1 である。 証明終
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