- 701 名前:456 mailto:sage [2007/01/08(月) 20:38:36 ]
- >第一、二つの顔があること自体、異常である。だから0.999...=1は、いかさまである。
これは、あなたのような数学の初学者が犯しやすい初歩的な勘違いの1つです。あなたは、同一の 記号が、いつでもどこでも同一の意味しか持ち得ないと思っている。しかし実際はそうでない。 漢字が、同じ記号で複数を意味を持っていたり、複数の読み方を持っているのと同じように、 数学でも、同じ記号に、複数の異なる意味を与えることはよくあります。通常、それでは 紛らわしいので違う記号を用いますが、そうすると記号がいくらあっても足りないので、構造が 似通ったものについては、既存の記号を流用して済ませてしまう。そのかわり、その記号を どういう意味で用いているのか明記する。0.999…の話で言えば、「0.999…=1」である数の 体系に使われている「0.999…」という記号と、「0.999…≠1」である数の体系に使われている 「0.999…」という記号は、同一の記号を使ってはいるものの、実は全然意味が違っています。 そのため、本来なら、どちらかの体系には、他方の体系と全く違う記号を使った方がよいのです。 ところが、何も知らない人間は「同じ記号が2つの意味を持っている。これはおかしい。 1=0.999…≠1となって、1≠1が成り立つ。矛盾だ」といった類の勘違いをしてしまいます。 くだらない勘違いです。
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