- 456 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2007/01/01(月) 20:02:53 ]
- >それと「実数の構成法」というものです。この辺は確かに詳しくは知りま
>せん。だから簡単に要点だけを説明してもらえませんか? では、以下で「簡単に要点だけを説明する」ので、これを読んでも分からない場合は、 自分で実数論の勉強を行い、十分に理解してから出直して来ること。 「数学の基礎―集合・数・位相 齋藤正彦」でも読めばよいだろう。 実数の構成法:有理コーシー列(注1)全体の集合にある同値関係「〜」を定義する(注2)。 「〜」による同値類全体の集合が実数体Rになる。 注1:数列{pn}が有理コーシー列であるとは、各n∈Nについてpnが有理数であり、 ∀ε>0(ε∈Q),∃M∈N s,t n,m>M → |pn−pm|<ε が成り立つときを言う。 注2:X上の同値関係「〜」は、具体的には次のように定義される。 {pn}〜{qn} ⇔ ∀ε>0(ε∈Q),∃M∈N s,t n>M → |pn−qn|<ε >質問の一つは、「無限大は体Rに含まれない」ということです。 なぜそれを質問するのか?無限大がRに含まれないのは当たり前の事実。 実数体Rはアルキメデスの原理「a,b>0ならばna>bを満たすn∈Nが存在する」を 満たすので、無限大は実数体Rに含まれない。なぜRがこの原理を満たすのか 分からない場合は、自分で実数論の勉強すること。
|

|