- 862 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 16:35:49 ]
- 命題
A をネーター正規環(>>791)とする。 I, J を A のイデアルで可逆(>>430)とする。 IA_p = JA_p が I ⊂ p または J ⊂ p となる A の高さ1の素イデアル p で成立つなら、 I = J である。 証明 I = q_1 ∩...∩ q_r を準素イデアル q_i による最短準素分解 (前スレの188)とする。Ass(A/q_i) = {p_i} とする。 >>861より ht(p_i) = 1 である。 よって、p_i は Supp(A/I) の極小元である(>>851 の証明からも分かる)。 よって、前スレの198より q_i = A ∩ IA_(p_i) となる (この記法に関しては前スレの543を参照)。 I ⊂ p とならない高さ1の素イデアル p に対しては IA_p = A_p である。以上から I は A のすべての高さ1の素イデアル p に対する IA_p で一意に決まる。 J についても同様だから、本命題の仮定より I = J となる。 証明終
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