- 546 名前:208 [2005/10/26(水) 10:54:11 ]
- 話は変わるけど、最近Hilbertの代数的整数論の報文(Zahlbericht)の
英訳をamazon.comで買った。それに現代の数学者二人(名前は忘れた) によるイントロが書いてある。それに、Weilが1975年に編集出版した Kummerの全集におけるWeilの序文の抜粋が載っている。 それによると、報文の最後の2章(円分体とKummer体における相互律) のほとんどはKummerの仕事の紹介にすぎないとある。 Weilの言うことだから本当だろう。これは驚くべきことだろう。 Hilbertの報文が出たのが19世紀の終わり頃。 それから30年近く、その本は影響力をもったし、Hecke, 高木、 Artin, Hasse などはこれで代数的整数論を勉強した。 その最も重要な部分が約40年前にKummerによってなされていた。 つまり、Kummerは代数的整数論の創始者のみならず、 Dedekindさえ超えた高みに到達していたことになる。
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