- 121 名前:132人目の素数さん [03/05/09 10:55]
- 質問スレにも書いたのですが、よくわかりませんでした。
以下の私の考えは正しいのでしょうか? 正方行列の集合Sがあって、和と積とスカラー倍に対して閉じていてい、 これらはお互いに交換可能なら、可換環だから、これらを成分に持つ 「行列」やその「行列式」を考えることが出きる。 Sの成分A,Bに対して、A*Bを、「ij成分」=aij・Bであるような「行列」と定義する。 すると、A*B−B*Aの「行列式」は0となる。B=Iの場合、ケーリーハミルトンの定理となる。 証明) ア)A,Bが三角行列の場合、A*B−B*A も「三角行列」となるので、「行列式」は「対角成分」の積となる。 つまり、Π(aiiB−biiA) 各(aiiB−biiA)は、三角行列でii成分が0。この積が0になることは計算することでわかる。 イ)一般の場合。 (A*B)・(C*D)=(AC)*(BD)となることがわかる。 A,Bが交換可能だから、適当な行列Pとその逆行列Qによって、 PAQ,PBQをともに三角行列とすることができる。 A*B−B*A=(QPAQP)*(QPBQP)−(QPBQP)*(QPAQP) =(Q*Q)・{(PAQ)*(PBQ)−(PBQ)*(PAQ)}・(P*P) この「行列式」は通常行列式同様にそれぞれの「行列式」の積になるが、 {(PAQ)*(PBQ)−(PBQ)*(PAQ)}の「行列式」が(ア)より0 となるので、全体も0となる。
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