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ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ11



282 名前:132人目の素数さん [2024/09/15(日) 21:58:17.96 ID:8VnUw5mp.net]
つづき

――フランスは7月の国民議会選挙で極右の台頭を決選投票で退けた。過半数を得た候補者がいない選挙区では決選投票をすることで、より熟慮を求める選挙制度だと思うが、ポピュリズムへの対応としてどうか。

「ポピュリズムは私も勉強し直している。89〜91年の第8次選挙制度審議会でもフランス型っていうのは熟慮に値するんじゃないか、と言った記憶がある。やっぱりあれはフランス人の知恵だろうと思う」

「日本の地方議会などで実験してはどうか。これだけ投票率が下がってくると、代表者、代表しているということの意味合いが軽くなっている。そのことに気づかないまま政治家たちが動いているというのは危ない。ある日気がついたら、ごそっと(投票していない層を)取って行かれて、あっという間にアウトになってしまう」

ささき・たけし 1942年、秋田県生まれ。第8次選挙制度審議会委員として90年4月に小選挙区比例代表並立制と政治資金制度改革を答申。その後も「民間政治臨調」「21世紀臨調」「令和臨調」を通じ、政治改革の議論を一貫して主導する。2001〜05年、東大学長。19年、文化勲章。

制度設計、性善説に限界(インタビュアーから)
30年前に政治改革の議論をリードした政治家、政治学者、政治記者が君臨する限り、今の選挙制度は変えられない――。そんな説明を何度聞いたことだろう。なかでも佐々木毅氏は政治学界の大御所として「小選挙区制」を墨守する象徴とみなされてきた。
だが、2時間あまりのインタビューでにじんだのは守旧派の姿ではなかった。とりわけ、小選挙区の落選者が惜敗率に基づいて比例で復活するという「制度の抜け穴」を許したことへの悔恨は大きい。「いくらなんでももうやめなきゃだめだ」という声を国会は真剣に受け止めるべきだ。
「選挙制度を政治家に議論させるっていうのは難しい」という言葉には実感がこもる。比例復活の乱用、選挙ポスターや政見放送の醜態、パーティー券をめぐる裏金事件が示すのは、性善説に立つ制度設計はすでに限界だという現実だ。
(政策報道ユニット長 奥村茂三郎)
(引用終り)
以上






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