- 445 名前:132人目の素数さん [2022/04/20(水) 07:32:55.87 ID:N6Jzz7Gn.net]
- <NHKスペシャル>
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pzwyDRbMwp/ 数学者は宇宙をつなげるか?abc予想証明をめぐる数奇な物語(前編)2022年4月10日 ワルドシュミット 博士「たし算は、受け継がれるはずの数の遺伝子を、いわば壊してしまうのです。たし算で生まれる数がどんな遺伝子を持つのかは、あらかじめ予測できません。遺伝子をどこまで破壊してしまうのか。破壊の程度を予測する方法はないのか。こうした難しい問題が存在することは、本当に喜ばしいことです」 さらに博士は、興味深い話をしてくれました。数学に、簡単に解くことができない「難問」がたくさんある理由。それは数学の世界に、かけ算だけでなく、遺伝子を破壊してしまうたし算が存在しているからだというのです。 博士は、「あの遺伝子で考えてみれば分かる」というんです。 a+b=cという、たし算を思い浮かべてください。親の遺伝子の形からは、たし算で生まれる子どもcの遺伝子の形がどうなるか全く見当がつきませんでしたよね。 それに対し、博士の数式の意味をざっくり説明するなら、親であるaとbの遺伝子の情報から、子どもcの遺伝子がどうなるか、ある程度、予言できるというのです。 例えば、ちょっと難しいかもしれませんが、n個の数をかけ合わせた2のn乗と3のn乗のたし算。子どもの遺伝子の形がどうなるかなんて、想像もつきませんよね。 でも、博士の数式は次のように予言するというのです。 「子どもの遺伝子は、nがどんな数だったとしても、『長さ1の枝しかない』または『長めの枝があったとしても5の位置にしか生えない』。そのどちらかに限られるはずだ」というのです。 この予言、本当に合っているのでしょうか? 「n」に、いろんな数(5、10、15など)を入れて調べてみると・・・、 どうです?博士の数式の予言どおりになっていると思いませんか? エステルレ博士が偶然見つけた、ちょっと不思議な数式。ただし、この数式が、どんなたし算に対しても正しい予言をするのか。それは博士にも分かりませんでした。そこで博士は、これをabc予想として数学界に問いかけることにしたのです。 (引用終り) つづく
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