- 314 名前:析的な連接層」にならって「代数的な連接層」の概念を提示することも可能になります。これで多変数関数論ならぬ「解析的な幾何学」から「代数的な幾何学」への橋が架かります。
それなら、そんな連接性の概念はどこから来たのかというと、出所は岡先生の7番目の論文です。岡先生の多変数関数論には当初から「上空移行の原理」というアイデアがあり、岡先生はこれを内分岐領域の場にまで広げたいと願っていたのですが、そのために岡先生はいくつかの基本的な不定域イデアルを提示して、それらが「有限基底」をもつことを証明しようとしました。 しかも実際に成功し、その土台の上に8番目の論文において内分岐領域において上空移行の原理を確立することができました。これもまた「鋭い喜び」の伴う数学的発見です。 [] - [ここ壊れてます]
|

|