こうして,ホワイトノイズ解析によるPath integral quantization の設定に到達するのである. 実行法は前述のように1983 の論文[17] によることとなるが,それ以後BiBOS 研究所(ド イツ北部) で多くの若いmath-physicists がこの方向でのpath integr の研究で成果をあげてい る.これには,アジア地区からの参加者も多い. その他,文献として M. Masujima [13] 全800 ページ余の大労作,ではChapt.6. Hida distribution approach to path integrtal quantization と題する一つの章を割いている. また,G. Roepstorff [14] では第2 章の一節2.10.4. The Feynman integral as a Hida distribution で取り上げている.Feynman integral をrigorous に定義するためにwhite noise calculus を使うと言っている.