- 899 名前:名無し検定1級さん [2021/02/06(土) 10:14:29.00 ID:6jqJik96.net]
- 益恵さんは、千葉県市川市内で生まれ、都内の短大を出て、
大手メーカーに就職。そこで夫と出会った。25歳で結婚し、 26歳で娘を産み、30歳で息子が生まれた。 「当時の“マルコー”(高齢出産のこと)は30歳だったから、 マルコーになる前に産み切りたかった。あの頃はホントに 育児が辛くてね。今みたいにいいオムツもないでしょ? みんな布おむつで洗っていたのよ。 主人は全然家に帰ってこないしね。主人はほとんど息子のこと を知らないんじゃないのかな。子供の行事も見ていないと思う。 当時は都内の社宅に住んでたから、周囲の目もうるさくて。 しょっちゅう実家に帰っていたら、ウチの母が“出戻りみたいで みっともない”って、この家を建ててくれたの」 益恵さんの母親は資産家の娘だ。子育ては、益恵さんと益恵さんの母で行った。 「私の父はエンジニアで、当時定年間際だったのに、ほとんど家に帰って こなかった。ウチの息子は特におばあちゃん子で、息子なんて小学校の給食の時、 “なんでりんごの皮がむかれていないんですか?”って先生に質問したんですって。 この話を思い出すと、おかしくってね、いつも笑っちゃうのよ」 (つづく)
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