- 67 名前:保管庫 ◆YFbTwHJXPs mailto:sage [2009/02/22(日) 23:58:54 ID:ELICkdEH]
- やあどうも。保管庫管理人です。
前書きはともかく、日付が変わる前にエイラ誕生日SS投下しようと思います。言い訳は後で。 シャーロット×エイラで、「Building Block」です。 * 2月21日。 イッツ・ア・ドゥームズ・デイ。 ──────── あれからかれこれウンヶ月。現実から散々逃げ回ってきたあたしだけど、 今日ばっかりは逃げるわけにはいかない。 クルミみたいに固い殻に閉じこもってしわくちゃになっていたあたしにグッドバイを告げる人生最後のチャンスだ。 「エイラさん、誕生日おめでとうございます。」 「おめでとう、エイラさん。」 「ああ、ありがとな。」 今目の前で執り行われているのは、他でもないエイラのバースデイパーティ。 笑顔のみんなに囲まれて、幸せそうに飲んだり食べたり。 まったくもって平和な風景だけど、それを眺めるあたしの胸の中はさながら鉄雨飛び交う大戦争の真っ最中だ。 何しろこれからあたしは、あのエイラに、こ、こ、こ 「こんなところでどうしたんですか?」 「うひゃああああ!?」 「ひっ!ごめんなさい!」 ……なんだリーネか。脅かさないでくれよ。 「あ、いや、悪かった。あたしに何か用かい?」 「いえ、ただ、シャーリーさんが隅っこにいるのは珍しいと思って……。」 「そりゃあたしにも心の準備っていうか───」 「?」 「───じゃなかった、まあ独りになりたい時もあるのさ。」 「そうですか。すいません、私……」 「いやだからいいって。それよりほら、ミヤフジんとこ行ってやれよ。 さっきからお前のことちら見しながらソワソワしてるぞ。」 「えっ?あっ、芳佳ちゃん───」 ええ、ええ、いいですね。夫婦よろしく手に手を取って、一挙一動日進月歩。 それに比べてあたしときたら、デートはおろか手を繋いだことだってない。 でもそんな悶々とした生活も今日でオシマイ。 あたしはやる。今日やる。 今夜、エイラに告白する!!
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