- 148 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2019/12/10(火) 09:33:46.73 ID:Rssnka4b.net]
- 日本人は気合を入れることが大好きなんです。日露戦争では白刃を振りかざして
敵を奇襲するという戦法がうまくいき、成功体験として定着してしまった。 それがかえって、太平洋戦争ではいくつもの悲劇を生んだわけですね。 総力戦ですから気合ではどうにもならなかった。しかし気合主義は戦後 にも引き継がれ、ブラック企業の悪あしき伝統を生んだのです。ただ、悪しき、 とばかりも言い切れないのは、それが高度経済成長をひっぱったという評価もあるからです。 気合主義の源流を探ると、日本にはもともと資源がないということが一因にあると思います。 資源、石油などのリソースがないところをどう乗り切るか、というときに「大和魂」 「気合で乗り切る」という気合主義が生まれる土壌があったのです。 もう一つは、仏教系の修行文化の伝統として、「体をいじめ抜くと精神がより高まる」 という思想があります。これは日本人の勤労の美徳とむすびつきやすいのです。 「徹夜して体をこわすほどがんばるとタフになる」とか、逆に「精神を追いつめると体も 鍛えられる」とかいう発想はまだ企業にもスポーツ界にもあると思います。
|
![](http://yomi.mobi/qr.gif)
|