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【謎】米内光政を語る【大杉】



1 名前:日本@名無史さん [04/10/06 22:42:08]
山本、井上の親分の米内スレがないので立てました

161 名前:日本@名無史さん [2005/11/02(水) 13:13:55 ]
米内と違ってそんな人望ないだろ。

162 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/02(水) 13:39:07 ]
>>160
>>161
岡田と海軍中堅層の政治幕僚が陰謀で東条内閣を倒したのも、
米内と末次をペアで復帰させて海軍に都合よく勝手な戦争を進めるためなので。

だから、岡田は末次が現役復帰できなかったので怒る。

でも、連中(岡田と海軍中堅政治幕僚)はあまりにも軽薄で、
太平洋戦争後半では海軍の提唱する戦略は無理なんだよ。


163 名前:日本@名無史さん [2005/11/02(水) 17:37:42 ]
海軍の空軍化とかかな
ま都合よすぎだな
でも陸海統合案が最後まで実現しなかったのは終戦工作考えると結果的には良かったかもな

164 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/02(水) 17:52:47 ]
>>163
海軍の空軍化をご存じなら最近の研究をフォローしておられる方ですね。

162で念頭にあったのは海軍の空軍化、航空兵力の海軍主導による一元化、
そして艦隊による海上殴り込み決戦です。

165 名前:日本@名無史さん [2005/11/02(水) 17:57:20 ]
陸軍が航空省の設置を申し出た時に縄張り根性で潰しておいて、
都合が悪くなってから統合ったって無理だと思われ。

166 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/02(水) 18:42:34 ]
>>165

海軍中堅政治幕僚のみなさんは、当時の日本で一番プラス思考で、
自分に自信があって楽観的にものを考える人たちなので。
有名な辻も服部も、石川たちの前ではまだまだヒヨコといえるでしょう。


167 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/02(水) 19:39:22 ]
>>163
> でも陸海統合案が最後まで実現しなかったのは終戦工作考えると結果的には良かったかもな

そんな我儘な海軍は、陸軍に吸収されてしまえばよかったんだよ。
大日本帝国の最大の敵は、米軍ではなく日本海軍なんだからな。

168 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/02(水) 21:05:34 ]
まあ海軍はフネがなくなったら戦争は終わりなわけで
陸軍は本土決戦で全滅してようやく終わりだ
戦争観の違いと言えばそれまでだがこの違いがなければ
佐藤大輔の世界になってるわけで一既に悪いとも言えない。
ちなみに陸軍は皇道派より統制派が本土決戦に乗り気だったとか

169 名前:香蘭 ◆KORAN.CNq. mailto:sage [2005/11/02(水) 21:34:13 ]
>>156
>阿南て外務省チャイナスクールのメンバーだぜ

ますます分かりません。
陸軍にしろ、外務省にしろ、中国ってそんなに魅力的なんですかしらね?
そもそも、陸軍が中国にちょっかいを出した結果が、あの敗戦でしょ?
父親はその結果、自決してるというのに、チャイナスクールのメンバーですか。。。






170 名前:日本@名無史さん [2005/11/02(水) 22:22:23 ]
実家から1kmくらいのところに米内さんのお墓がある

高校の大先輩でもあったけど、在校時は全然知らなかった
旧制中学の頃から土人踊りってあったのかな??

でも知名度でいえば原敬の方が全然上だよね
原敬日記ってお菓子出てるくらいだし

閣下の子孫は盛岡にいるのかな?
なんとなく、アテルイとかの蝦夷の直系って感じがする。

秋山好古に近いスケールのでかさを感じる人物ですな。

171 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/02(水) 23:20:12 ]
>>170
原は教科書に載ってるからね
でも米内さんもひろゆき大尉の影響で知名度は高い方じゃない?

172 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/02(水) 23:46:05 ]
>>海軍の空軍化、航空兵力の海軍主導による一元化

ども163です
発想自体は悪くないんだけどね、その背景に海戦でいいところがないし
鉄も燃料も限られてるから空に目を向けて組織を存続させようという
矮小な欲望が見え隠れするような気がしてます

173 名前:163 mailto:sage [2005/11/02(水) 23:55:27 ]
>>167
>そんな我儘な海軍は、陸軍に吸収されてしまえばよかったんだよ。

168のいうように末期の海軍は海軍の体をなしてないからね
本筋だと統合まで行かなくても、陸軍から統合幕僚が出てその下という構造でもおかしくない
但し、そうなった場合は上で書いたように終戦は全く違うストーリーになったと思う
米内さん、鈴木貫太郎さんの出番も無かったかもしれない

>>168
>ちなみに陸軍は皇道派より統制派が本土決戦に乗り気だったとか

近衛上奏なんかにもあるように、支那事変〜対米戦への責任が皇道派にはないからそういう構造になると思う

統制派は一撃講和の最後の賭けに出ることを考えたんでしょうね


174 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 00:28:16 ]
近衛は東条内閣倒閣の際に小林を首相とする海軍と皇道派の内閣作ろうとしてたはず。
ただ岡田が海軍を前に出すことを嫌がり、皇道派起用はリスキーということで、
小磯に大命降下する寸前に米内との連立を進言するにとどまった。

175 名前:163 mailto:sage [2005/11/03(木) 00:52:08 ]
小林躋造本人は結構乗り気だったようだけど、
岡田に相談しに行ったらいい顔されなかったんじゃなかったっけ
ポスト東条推薦の重臣会議では軍人宰相が望まれたけど
海軍は短命内閣になることを見越してか、適任者は居ないという態度を取った
まあ実際現役からじゃ推薦する人がいないかも知れない

176 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 09:06:11 ]
>171

高橋克彦が小説化して大河ドラマになったら一気に人気出るかも

アテルイ
 ↓
安倍貞任
 ↓
九戸政実
 ↓
米内光政

という流れは岩手県民にすればうれしい限りです。


177 名前: [2005/11/03(木) 15:14:20 ]
>>174 小磯ってぱっとしなかったが.なんでなんだろうね。陸軍には人物い
なかったんだろうか?

178 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 15:21:35 ]
>>177
小磯は12期だからね。
当時の陸軍を動かしているのは、15期以下だから過去の人ですね。

179 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 15:27:36 ]
小磯は小磯で内閣の末期に
自分の他に人はいないから続けると言っていたな。



180 名前:177 [2005/11/03(木) 15:51:14 ]
宇垣あたりはどうしていたのかな?

181 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 15:58:23 ]
>>177
皇道派の陸軍軍人については、天皇と陸軍大臣だった東條の両者が絶対拒否。
従って、真崎、柳川、山下など、近衛が意図している将軍は考えられない。

というか、この期に及んであかつてあれだけのことをやらかした皇道派に期待しているのは、
ごくわずかな近衛みたいな忘れっぽくておめでたい人々だけ。
信頼する東條を重臣の陰謀で切られた天皇が、この上に皇道派内閣など認めるはずもない。

反対に東條人脈、統制派の陸軍軍人は重臣のほうが納得しない。
というか、それでは東条内閣が倒れた意味がまったくなくなってしまう。

そんなわけで、どうしてもあまり候補のいない中立派の陸軍軍人である必要があって、
寺内、畑、小磯から、消去法で小磯が選ばれたわけなんだろう。


182 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 16:01:11 ]
>>177
やっぱりあの時期だと選べる人は少ないんじゃないかな
陸相兼摂だと寺内、阿南、山下、畑(ちょっと古いか?)といったところかな
皇道派起用は粛軍とセットじゃないと出来ないし
それぞれ事情や思惑も絡んで小磯におちついたと

183 名前:182 mailto:sage [2005/11/03(木) 16:02:33 ]
一部かぶった。失礼!

184 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 16:04:12 ]
>>180
重臣会議では梅津の名前もでているけど、参謀総長になったばかりだからね。
若槻、近衛が宇垣の名前を出しているけど、ほかの人に宇垣は過去の人みたく扱われている。

185 名前:177 [2005/11/03(木) 16:05:54 ]
寺内も山下も畑も能力的に疑問があるので.この中では阿南がいいだろうと
思うが?

186 名前:182 mailto:sage [2005/11/03(木) 16:07:37 ]
>>181
ついでに質問、あの時期でも山下は皇道派筋と認識されてたかな?
皇道派という言葉自体を近衛だけじゃなく、ほとんどの人が忘れつつあった時期じゃないのかな


187 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 16:08:59 ]
>>180
近衛の側近格だった吉田茂が中野正剛らと組んで
東条内閣倒閣→宇垣&皇道派内閣を作ろうとしたが、
中野は殺され宇垣は調子に乗りだしたので
吉田も近衛も捨てた。

188 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 16:12:03 ]
>>186
東条が山下を嫌がったのはやはり皇道派を意識していたためと思われる

189 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 16:14:26 ]
杉山元は忘れられた存在か。哀れよの〜。



190 名前:182 mailto:sage [2005/11/03(木) 16:15:12 ]
>>188
さんくす

191 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 16:17:23 ]
>>186
>>188
武藤の伝記に、石井秋穂の回想があります。

それによると、武藤さんが南方総軍に移っていた石井さんに、
天皇の覚えが悪い山下さんを東條さんがかばって起用しているので、
山下さんも東條さんにもう少し気をつかってくれと頼みこんだということです。


192 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 16:18:46 ]
東條さん存外優しいところがあるんだな。

193 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 16:28:05 ]
>>189
近衛も木戸も杉山のこと嫌いだから難しかっただろうね

194 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 16:29:57 ]
>>185
阿南はテクニカルな面の能力評価は高くないんだけど、人間力がある人ですね
その上で、陛下のおぼえも目出度いから最後は彼になったんでしょう

ま、小磯内閣と鈴木内閣組閣の時期ではせっぱつまり方が違うンでしょうね
小磯時点では政治的なパワーバランスとか座りの良さが要求されたのでしょう



195 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 16:33:32 ]
こうやってみると
かしこき方面の陸軍軍人の評価は、2.26の対応あたりまでに
ほとんど決まってしまっているようにも感じますな

196 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 16:47:54 ]
巣鴨に収監中の小磯国昭をGHQの歴史科が行った聞き取り記録がある
(聴取者は、フォレスト、山崎東助、大井篤の三人、1949/12/16)これによると、
陸軍大臣には首相就任に際し、陸相には山下奉文モシクハ阿南惟幾を希望したが
陸軍から三長官会議を盾に拒否され杉山が推薦されたという。また、@大本営令を改正して
総理大臣が大本営の構成員になることAもし@が不可なら単行軍令をもって今次の戦争に限り
総理を構成員とするという特別軍令を出せB二つとも認められないなら総理大臣が戦争指導の
面で強力な関与しうる組織をつくれ、という注文をつけたが悉く拒否されたという
前任者の東条にも相談したが、首相が統帥に関与できないのには困ったと嘆き、大本営政府連絡会議は
事務的なものに堕しており駄目だったが如何ともしがたい、といっていたとか

197 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 16:57:22 ]
統帥権の独立を肥大させてきたのは陸軍だから、
身から出た錆という面はあるわな。

198 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 17:00:27 ]
統帥関与以前に閣内一致が保てないのが当時の世の常だからな

199 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 17:10:25 ]
小磯の言い分
私は元々参謀本部の第一課長というものと、陸大の教官をも兼任していた
その時に研究した結果ですが、旧憲法の11条には統帥権の独立が銘記してあった
けれども当時の憲法はまだ戦争がさほど規模が大きくない世の中でできた憲法で
戦場統帥と戦争統帥ということが一緒くたに考えられて、当時では許されることだが
戦争の規模が大きくなるに従って、戦場統帥は暫く措いて、戦争に関する統帥事項は
国務から絶対に外すことはできないということに着眼、学生に対しても大本営令改正に
関する意見を問題にしたこともあった・・・・・



200 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 17:16:22 ]
東条は参謀総長兼任による干犯問題について近衛に
海軍が作戦を教えてくれなかった。参謀総長になれば海軍は作戦を教えてくれるだろうと思った。
と言い訳しているが近衛にしてみれば自分の内閣で
統帥は国務の外と言い張ってたのは誰だと言いたかっただろう。

201 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 17:19:00 ]
その身になって初めてわかる他人のつらさ

202 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 17:22:20 ]
無いものねだりかもしれないけど、小磯の言い分自体は筋が通っているね
きっとクレマンソーのような内閣を組織したかったんだろうな

203 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 17:32:09 ]
>>200
東条と近衛は汪兆銘の葬儀の帰りに夜行の同じコンパートメントでこの話をしたんだったかな
部屋割り考えたヤツはなんでこの二人を?ってな組み合わせだと思うが
そのおかげでこの二人がこんな会話を持つに到ったと考えると、歴史は面白いな

204 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 17:32:26 ]
>>196
>>202
俺も小磯はもっともだと思うが、そうだとすると、東條内閣を倒す理由がないことになる。
東條内閣が倒れたのは東條に国務と統帥の権力が集中して、
陸軍・内閣の最高戦争指導に協力的な嶋田に海軍中堅層が腹を立てたからなので。

>>201
>>202
近衛にはいわれたくないな。すべて無茶苦茶にぶちこわした張本人じゃないか。

205 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 17:40:14 ]
近衛も大正九年の地方遊説で
統帥権があるということは国務と統帥の政府が二つできることになり、
統帥部が勝手に行動するようなことがあれば他国との協調がとれず、
国際的に孤立する恐れがある。
という演説をしている。

206 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 17:42:23 ]
二つの頭を持った怪物がむかしの日本

207 名前:205 mailto:sage [2005/11/03(木) 17:45:20 ]
国務の政府と統帥の政府で政府が二つできる、ね

208 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 17:47:14 ]
しかし国務の方は各国務大臣個別に輔弼
統帥の方は陸海の二本立て
さらに内府という忘れてはいけない勢力もある
いくつ頭があったのかは本当はよく判らない

209 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 17:48:40 ]
>>204
小磯もべつに大本営で作戦に参画してあれこれ口を出すという意味ではないかと
統帥部が次にどのような作戦を行うのか、まったく知る術がないのが困ると・・・



210 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 18:05:00 ]
>>209
首相が作戦に口を出せないと戦争はできないですよ。
民需と軍需を調整する人間がいなくなって、戦争経済が動かなくなる。

もっとも、その前に、小磯は自分の内閣の信用をうしなってしまう。
しかも天皇の信用もなく、陸軍の支持もなく、内閣を作った海軍はあてにならない。
なんで内閣が続いているのかよくわからない状況に陥るわけで。

いったい小磯内閣ってなんだったんでしょうねえ。
戦争を続けるなら東條内閣でいいし、おわらせるなら鈴木内閣でいい。
過渡的な中間内閣ということなのだろうけど、
当時の政治情勢を見ても、そんな内閣が必要だったかどうかわからない。

211 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 18:08:06 ]
小磯も宇垣内閣の時に宇垣と一緒に討ち死にしとけば、
もう少し人気や人間的重みも出たのにな。
しかしそれをやると、そもそも首相になれてないか。

212 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 18:16:54 ]
宇垣内閣なんてあったっけか。にしても面白そーなスレだから過去れす読んでみよぅっと。

213 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 18:26:47 ]
>>196
その史料をちょっと見なおしてみたが、
小磯としては当然首相が最高戦争指導をできると誤解していたみたいだな。
朝鮮にいて事情を知らなかったので騙された感じかなあ。

214 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/03(木) 18:27:32 ]
>>213
自己レス。俺は196さんじゃないよ。同じ史料を見てみただけ。


215 名前:187 [2005/11/03(木) 18:48:41 ]
>>180
あと小磯内閣末期にもう一度近衛と吉田が宇垣内閣を作ろうとして
河野一郎の仲介であったが、宇垣は本土決戦をいいだしたので無しになった。
宇垣は後であそこで終戦を言えば近衛に全部押しつけられると思ったからああ言ったと語った。

216 名前:日本@名無史さん [2005/11/03(木) 19:05:08 ]
東条退陣を受けての重臣会議(若槻、岡田、広田、近衛、平沼、安部、米内、原枢府議長、木戸内府)で次期首班候補が決まった
この時、阿部は現役軍人で海軍がよい・・・、これに対し、米内は、自分は軍人は作戦統帥に専念すべきと
考える、政治は文官が至当なり、源平の如く陸海で交代は宜しからず・・・
などの意見があったが、結局、大勢は軍人、それも陸軍でいくことで合意
寺内、小磯、畑の三候補が残り、第一線から呼び戻すことが困難との理由で小磯に、という経緯があった
この内閣には陸海とも不満を表しており、佐藤軍務局長は、翼壮全国支部会議で「この政変は一部の者の謀略、
早晩倒壊する」と述べている。一方、海軍も高木ら中堅層は、東条の影響力の残る内閣は不可という認識

217 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/04(金) 00:29:38 ]
>>216
海軍は嶋田を揺さぶったり、近衛ラインとも足並みを揃えたり様々工作して東条内閣を総辞職に追い込んだ訳だから
ここで海軍の現役将官やOBに大命降下となれば陸軍は黙って無かっただろうね
近衛の小林擁立案に岡田、米内等海軍重臣が乗らなかったのは、この辺の理由もあると思う

218 名前: [2005/11/04(金) 12:01:38 ]
是川銀蔵の「相場師一代」に小磯の無茶苦茶の話が出てる。こんなのでいいの
か?

219 名前:日本@名無史さん [2005/11/04(金) 14:24:29 ]
>>210
あの時鈴木が終戦に最適と考えていた人は少ない。
鈴木の名前を出したのは近衛だけだったが、岡田と米内に反対されているし、
近衛も鈴木なら終戦にもっていけるとは考えていなかった。



220 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/04(金) 18:26:17 ]
鈴木選出は陛下の信任が一番だね
ちなみに鈴木の難聴は2:26事件の負傷から
(終戦の聖断もちゃんと聞ていない)

221 名前:日本@名無史さん [2005/11/06(日) 23:47:19 ]
岡田、高松宮、高木らで東条暗殺計画までやっていたから、
高木を幕僚とする米内を首相とはいかなかたのかね
憲兵は陸軍しかいないから

222 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/07(月) 01:49:06 ]
海軍は最後の最後まで海軍主流から首班を出すつもりは無かったと感じる
鈴木貫太郎はたしかに海軍大将なんだが侍従長、枢密院と勤め上げてるし
岡田系とも疎遠でも無いがくっ付いてもいないんで
恐らく海軍的には海軍内閣じゃないんだと思う

223 名前:日本@名無史さん [2005/11/16(水) 12:37:19 ]
鈴木貫太郎は軍政面でも現場の指揮でも
そつなくこなすので宮内省(侍従武官?)にだすのは
海軍側が難色を示したというエピソードがあります。
いがいと器用な人だったんですね。

224 名前:日本@名無史さん [2005/11/16(水) 12:50:18 ]
鈴木て侍従武官もやってたの?

225 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/16(水) 13:22:38 ]
>>216
このときばかりは東條の影響力が残っていてよかった。
高木・石川・神・末次にまかせておくとサイパン奪還作戦をはじめてしまう。
無意味な大惨事をふせいだのは、東條・嶋田最後の功績かな。

>>224
それで殺されかけている。

226 名前:225 mailto:sage [2005/11/16(水) 13:25:33 ]
質問をまちがえた。とんちんかんな返事をしてしまった。
224さん、スマソ。

227 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 01:32:09 ]
条約派の提督は戦が下手だからうぜ〜よ!!末次さんにまかせりゃよかったんだよ!昭和19年の段階で大西瀧治郎ですら末次待望論を叫んだぐらいだ。末次さんはプロの戦略家。

228 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/20(日) 12:46:18 ]
まぁ、末次にやらせればマシな結果が出たかどうかは別として
内閣首班、軍令部総長あるいは海軍大臣にと
この人を起用するべきだという動きは戦前から結構あった
でも大体立ち消えになるんだな

229 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/20(日) 13:40:23 ]
>>227
サイパンに旧式戦艦で突進して、2個師団と残存艦船とがアメリカ機動部隊の餌食になるだけだぞ。
それに、海上航法の訓練もない陸軍機を投入しても、サイパンまでいけるかどうかすらあやしいわけで。

>>228
天皇が末次を大嫌いなんだよ。
だか、岡田とか高木の策謀は、最初から不可能なことを目的としていた。
柳川とか真崎の起用も同じ理由で無理だった。





230 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 14:21:45 ]
天皇以前に伏見宮が末次嫌い。「自分の後は絶対末次には譲らん!」と言っていた。サイパン奪回はできなかったにしても、どのような作戦を展開したかは興味深いと思う。

231 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 14:31:11 ]
逆に伏見宮を好きだった海軍幹部もほとんどいないだろう。

232 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/20(日) 14:32:41 ]
>>231
嶋田、沢本、岡。

233 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/20(日) 15:14:34 ]
末次を首相に据えようという動きが開戦時(いや近衛退陣の時かも)にあったと思うが
それを初めて知ったときは、「お、いいかも知れん」と感じた

234 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 15:49:50 ]
対米戦やる気満々で抱負もあるんだから>末次大将。おっかなびっくり戦争やる奴よりはナンボかましだと思う。首相はともかく、軍令部総長か(序列的には不可能にしても)連合艦隊司令長官再任させたら良かったと思う。

235 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 15:59:46 ]
無能でやる気満々な奴が一番始末に困る。

236 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/20(日) 16:05:50 ]
末次は政将で艦隊派バカと思ってる人が多いが
高木惣吉や藤井茂なんかも彼のことは高く評価してるんだよね
高木の著作だったと思うが
漸減戦法がそんなに都合よく行くとは思えないから、従来の考えにとらわれず云々といったことを
海大の講義かなんかで末次が語ってたりする
やっぱり政治活動や策謀の行き過ぎで損してる印象が強いな

237 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 16:28:48 ]
そうそう。索敵のためには分散しなきゃならないが敵が集結したまま突きかかって来れば漸減するつもりが逆に漸減される可能性あり…。とかね。なかなか深い。艦隊派の提督はただの阿保とは言いけれない。少なくとも対米作戦には相当な専門家だ(勝てるかどうかは別)

238 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 18:33:29 ]
阿川なんかの小説で、末次て艦隊派の石頭のどうしようもない将官にされたが
阿川がその晩年までつき合って飲んだりした扇一登によると、「挙措、動作、言動に
重みがあって、将に将たる名将とはこのような人かと思い傾倒した」と言ってる
米内も戦争末期、小磯内閣組閣前「末次総長が実現しなければ自分も大臣をしない」
とまで言っていたが実現はしなかった(これも天皇の意向だった=秦郁彦)。もっとも
末次はまもなく亡くなったから総長は元々ムリか?

239 名前:238 [2005/11/20(日) 18:34:56 ]
末次の総長に反対したのが天皇(秦曰く)



240 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 18:45:13 ]
天皇の頭の中は、艦隊派=皇道派だからね

241 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 19:31:25 ]
末次は潜水艦作戦の第一人者、進攻してきた米艦隊を潜水艦で漸減する作戦を
提案したのが彼


242 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 20:41:21 ]
名スレと思います(日本史板初心者)。

願わくば、↓のあたりを、さらに突っ込んでください。

139 :日本@名無史さん :2005/10/23(日) 21:11:31
>>136
米内は大局を見通していたというより、単に陛下大好き、米英大好き、
ドイツ大嫌い、中国眼中にないって単純な理念で動いてただけな気がするよねー。


243 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 21:03:55 ]
>>238阿川さんて軍令部=悪、海軍省=善的な極論じゃない?対米作戦策定そのものが悪い事のような…。「井上成美」で松田千秋少将も馬鹿よばわりだったが…松田少将って立派だと思うがね。レーダー設置や艦艇の爆撃回避や北号作戦の手腕やら。

244 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/20(日) 21:05:52 ]
小説家だからそれでいいんじゃないの

245 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 21:17:47 ]
>>243
阿川って三文文士と思いますが、いかがですか。
勲章に値する業績あるのかしら?

その愚息(文字通り!)はアメ様マンセーのポチの典型。

こんな日本の現状を見ると、亡国の兆しと思いませんか?

246 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/20(日) 21:20:00 ]
>>243
松田さんは実戦の英雄なのですが、
それだけでなく、海軍ではごく少数の総力戦専門家という貴重な方ですよ。

ただ、松田さんは戦後も反省会をやって海軍戦略の欠陥を追求したりするから、
山本、井上をむやみに賛美して、
海軍善玉論を推進したい阿川さんには煙たい存在かもねえ。




247 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 21:23:24 ]
別に良いけど、小説止まりの読者は(非常に多いだろう)防衛庁=善、海幕(統幕)=悪っていう人が増えたら、酷いミスリードって思うがね。まっそんな事はないかな…。軍政、軍令ってそのもので悪やら善やらって考えはおかしい。

248 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 21:23:50 ]
>>245
勲章ってのは黙っててくれるもんではなく、「ください」とお膳立てするものですよ。

249 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/20(日) 21:26:48 ]
主人公持ち上げる為に、対立する人物をアホ扱いしたり、主人公に都合の悪い出来事を
隠蔽するのは歴史小説家の常でしょう。読み手がその点心がけときゃいいのよ。



250 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 21:27:13 ]
>>241潜水戦隊司令官の時に自ら潜水艦に乗り込んで相当きわどい訓練もやったらしいね。

251 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 21:39:19 ]
>>245同感。>>246松田少将は相当な人物だと思う。氏の山本作戦批判は痛烈ですよね。(そして理にかなってると思う。)

252 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 21:42:53 ]
>>248
>勲章ってのは黙っててくれるもんではなく・・・・
そうでしょうね。阿川は三文文士ですからね。

このレスでは、三文文士ではなく、歴史家のご活躍を期待します。








253 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 22:25:08 ]
文学板 司馬スレで今村均大将が「右翼」よばわりされてるよ。 c-au.2ch.net/test/-/book/1044197706/i

254 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/20(日) 22:58:47 ]
阿川作品はちょっとね
でも「高松宮日記」の編纂とかそれなりに功績あるんじゃない
俺は娘さんが割りと好きだね

255 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 23:06:28 ]
たけしとか大竹まことと一緒に出てる七光り娘か?
親の顔で泥を塗ってるとしか思えないが。

つーか、政治家連中もあの手の番組に出るのはやめた方がいい。
政治家がお笑いと同レベルになってる。

256 名前:日本@名無史さん [2005/11/20(日) 23:45:21 ]
>>254
おかしな「編纂」がなかったことを祈るのみ。
せっかくの歴史的な日記だからね。

257 名前:日本@名無史さん [2005/11/21(月) 06:28:23 ]
松田なんか大井と一緒で責任のない評論家に過ぎない。

勝てない戦にを勝てという命題を与えられている責任者とは言葉が違う。

258 名前:日本@名無史さん mailto:sage [2005/11/21(月) 12:50:41 ]
>>257
実戦の名指揮官として名高い松田少将に対して、そのいいかたはないだろう。
絶望的な任務で、兵を生きて連れかえって、任務を果たした指揮官に評論家は失礼。

あんたの理屈だと、黒島閣下の偉大な戦略に逆らうものはみんな評論家なんだろうな。


259 名前:日本@名無史さん [2005/11/21(月) 13:52:55 ]
松田少将を評論家よばわりか…。おそらく単なる無知なのだろう。まぁ強烈な阿川信者なのかも。



260 名前:日本@名無史さん [2005/11/21(月) 13:58:51 ]
黒島亀人もひどいよな〜宇垣参謀長をハブにして山本→(黒島、渡辺)ラインて…。山本司令部の乱脈ぶりも酷い。もっともミッドウェイ以後は多少宇垣さんも関与できるようになったが。

261 名前:日本@名無史さん [2005/11/21(月) 14:26:21 ]
ただの戦略戦術レベルで評論しているだけじゃん。
弱いから負けますって言うだけなのと将兵国民背負って政治判断する実務者とは違うだろうよ。
エンガノで巧くやったこととは別レベルで評価せんとな。






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