- 577 名前:もぐもぐ名無しさん [2009/01/16(金) 05:45:31 ]
- ■中国産は危ない■ …… ×
昨年に起きた中国産の鰻を、愛知県三河一色産と偽って販売した事件は衝撃的でしたが、 この事件の背景には、中国産よりも国産の鰻のほうが「安全で美味しい」と言う、 そのようなイメージを、消費者が抱いていると言う事情があります。 日本国内よりも、台湾・中国のほうが養殖密度が小さい為に、元気で活きの良い鰻が育ちます。 味に関しては、個人の好みもあるので何とも言えない面もありますが、 日本国内よりも、台湾・中国のほうが鰻を焼く工場も大きいので、じっくり焼くことも出来ます。 輸入品は日本に入って来る時に、とてつもなく厳しい検査を受けます。 一度でも基準違反した製造業者は、その後、一年〜二年間は輸入を禁止されます。 鰻の巨大市場である、その日本に輸入が出来なくなると大事なので、基準を満たすように必死です。 日本人は、昔から中国人に対して不信感がある為に、中国産は危ないと思い込んでいる節がありますが、 日本国内よりも、実は検査は厳格で安全基準は世界でもトップクラスです。 実際に、新聞やテレビで取り上げられるのも中国産の問題が殆どですが、 データを見ると、中国産食品の輸入違反率は0.58%で、99.42%は全く問題ないと言うことです。 ただ輸入量が圧倒的に多い為に、違反件数が多くなり騒がれるに過ぎません。 違反率で言えば、同じように輸入数が多い米国は1.32%と、中国の0.58%を上回っています。 抗生物質の投与が問題視されている養殖に関しても、鰻が病気にならないように抗生物質を使いますが、 出荷前には量を減らして、全く人体に無害なレベルに下げますので、そう神経質になる必要はありません。 育った環境や餌、投与状況などを把握しているのが養殖の鰻の強みであり、 逆に天然の鰻は、どんな環境で育ったのか何を食べたのか分かりません。 天然の鰻は不確定要素が多く、それだけリスクが高いと言うことです。 1%の天然の鰻は、高級料亭や専門店に運ばれますので、スーパーで並んでいる鰻は、ほぼ100%が養殖になります。 国産と台湾産・中国産の鰻、どちらも安心だと知った上で、好みや場面、予算に応じて使い分ければ良いでしょう。
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