- 527 名前:鼓吹士、リーブ=トゥエスティY(3) mailto:sage [2006/04/24(月) 02:44:46 ID:ITA/2Lgu0]
- 「植物にとって水や日光以上に必要な物があるの。なんだか分かる?」
男はしばらく鉢植えを見つめて考え込んでいたようだったが、やがて小さく 首を横に振った。 「いいえ……見当も付きません」 「それを得るためには、どうやらこの場所が一番適しているようね。ただ……」 彼女の言葉を遮ったのは、自身のポケットから聞こえてくるやたらと甲高い 機械音だった。「失礼」と断ってから携帯を取り出してディスプレイをちらりと見た 後、またすぐにそれをポケットにしまう。 「くれぐれも、水はやり過ぎないことね」 それだけを告げて、彼女は急ぎ足でフロアを後にした。 (……なんや?) 取り残された男は声に出さず呟くと、彼女の出て行った方をじっと見つめていた。 ---------- ・うまく繋がるかは今のところ分からないのですが、生暖かい目で見守って頂ければ幸いです。 ・ちなみにDC公式コンプリートガイドに掲載されている「38歳」はそれほど考慮してません。 その点あしからずご了承下さい。
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