- 441 名前:DC後 【22】 ◆BLWP4Wh4Oo mailto:sage [2006/04/09(日) 12:03:48 ID:QVPcUnlB0]
- >>348-354 >>360-362 >>416-420 >>427-432の続きです。
「私はちゃんと名前で呼びました。だからどうして…」 シェルクが言い終えない内に、弱々しくバスルームの扉が開く。 「あ〜死ぬかと思った…」 まだ青い顔でフラフラとユフィが出て来た。 ティファは、ちょっと待ってね、と言い残し、ユフィに歩み寄る。 「あれ?クラウドは?」 「ミッドガルに戻ったわよ。」 「ちぇーっ!なんか言ってから戻れよな〜!」 ユフィはいつもの右手でシュシュッとやる、が、すぐにへたり込んでしまう。 「無理しないで。」 ティファが屈んで、ユフィを助け起こし、 さっきまでシェルクの指定席だった窓際の席に座らせてやる。 「アタシも戻る!アタシが居ないと、ヴィンセントの奴、見つけられないじゃん! なのに、シドもバレットもさ!アタシを邪魔者扱いして〜!」 「それは違うわ、ユフィ。」 ティファの言葉に、ユフィは唇を噛んで、肩をすくめる。 「分かってるんでしょ?みんなあなたを心配してたの。」 「アタシは平気だよ!?」 「バイクに酔っただけじゃないでしょ?足下、フラフラだったわよ。」 ヴィンセントと一緒にカオスの中心部まで行き、人知外の物を見聞きしてきた ユフィは自分で気付かない内にダメージを蓄積していたようだ。 「ヴィンセントなら大丈夫だから、ここで一緒に連絡を待ちましょ?」 「いーやーだっ!」 ダダをこねるが、いつもの子供っぽい表情ではない。 「だってさ、アイツ…アタシのこと、何度も庇ってさ…」
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