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FFの恋する小説スレPart5



1 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2005/12/17(土) 15:08:53 ID:GxaSj02M0]
文章で遊べる小説スレです。
SS職人さん、名無しさんの御感想・ネタ振り・リクエスト歓迎!
皆様のボケ、ツッコミ、イッパツネタもщ(゚Д゚щ)カモーン
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 ※(*´Д`)ハァハァは有りですが、エロは無しでお願いします。
 ※sage推奨。
 ※己が萌えにかけて、煽り荒らしはスルー。(゚ε゚)キニシナイ!! マターリいきましょう。
 ※職人がここに投稿するのは、読んで下さる「あなた」がいるからなんです。
 ※職人が励みになる書き込みをお願いします。書き手が居なくなったら成り立ちません。
 ※ちなみに、萌ゲージが満タンになったヤシから書き込みがあるATMシステム採用のスレです。
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前スレ
FFの恋する小説スレPart4
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記述の資料、関連スレ等は>>2-20にあるといいなと思います。

331 名前:Butterfly 1/2 mailto:sage [2006/03/18(土) 22:29:49 ID:Uevt/GX60]
「お邪魔しま〜す♪」
シャワーを浴び、ストレッチを済ませて眠りにつこうとしていたクラウドの部屋に
訪れたのは、顔を赤くし、酒の甘い匂いを漂わせたエアリスだった。
「……何のようだ」
「ねぇクラウド、一緒にお酒のも?」
「断る」
「え〜、だって、まだ出発はしないんでしょ〜?」
クラウド達は、ミッドガルを脱出して、東大陸を出るまでぶっ通しで旅をしていた。
メンバーの疲労も相当なものだったので、ここコスタ・デル・ソルでしばしの休息を
取る事にしていたのだ。みなそれぞれ、気ままに休暇を楽しんでいた。
しかし、クラウドは今ひとつ休めていなかったのだ。
今日の日中は、ずっと女性陣の買い物に付き合わされていたからだ。
何処にあれほどの体力が残っていたのか、不思議であった。
「……ティファやユフィと飲んだらどうだ?」
「ティファ、ジョニーさんの所に行ってるの。ユフィはもう寝ちゃったの。
 大体、ユフィ、未成年でしょ!」
「バレットは?」
「バーで飲んでたみたいで、もうイビキかいて寝ちゃってる」
「レッドは?」
「お酒飲めないの、知ってるでしょ!?ねぇクラウド、そんなにわたしと、お酒飲むの嫌?」
「そういう訳じゃないが、今日は疲れたんだ。早く寝たい」
「へぇ〜、そうですか。クラウドは、女の子よりも疲れちゃって、お酒も飲めないんだ」
「……わかった。上がれよ」
「やった〜!改めて、お邪魔しま〜す!」
エアリスは、ここ数週間の旅の間でクラウドに関するひとつの法則を発見していた。
ちょっと喧嘩を売ると、必ず買ってしまうのだ。おかげで、バレットとの口喧嘩も絶えない。
まんまとエアリスの策略に嵌ってしまったクラウド。夜はまだ、これからだ。

332 名前:Butterfly 2/3 mailto:sage [2006/03/18(土) 23:01:19 ID:Uevt/GX60]
「へぇ〜、ここがクラウドの部屋か〜。もっと、散らかしてると思った」
「……悪かったな」
「も〜、すぐ拗ねちゃ、ダメ!」
「拗ねてない。それより、勝手に人の部屋の冷蔵庫を開けるな」
「だって、お酒、ぬるくなっちゃうもの。……クラウド、ビールで良いよね?」
「ん、ああ」
「はい、かんぱ〜い!」
エアリスは、クラウドの缶ビールに自分の缶カクテルを打ちつけた。
「さっきまで、一人で飲んでたのか?」
「ううん、ティファと一緒に、ジョニーさんの所で飲んでたの」
「ならそこで飲み続けていれば良かったじゃないか」
「うーん、わたし、ちょっとお邪魔だったみたいだったから」
クラウドには、ジョニーとティファの関係なんてわからない。親友なのかもしれないし
それ以上の関係だったのかもしれない。ティファは、子どもの頃から誰にでも好かれたから。
どちらにしても、何故かクラウドは、少しだけ寂しくなった。
(……馬鹿馬鹿しい)
「クラウド、どうしたの?」
「ん、なんでもない」
「へ〜。ねぇ、クラウド。クラウドって子どもの頃どんな子だったの?」
「どんなって……別にいいだろ」
「気になる〜!」
エアリスの質問攻めは延々と続いた。好きな食べ物は?好きな動物は?趣味とかあるの?
クラウドは濁らすこともままならず、答え続けた。その内、時計の針も2時を回った。


333 名前:Butterfly 3/3 mailto:sage [2006/03/18(土) 23:12:55 ID:Uevt/GX60]
「なぁエアリス。もう時間も時間だ。そろそろ部屋に戻らないか?」
「え〜!もっと、クラウドと一緒にいたいな〜」
クラウドはもう、ため息をつくしか無かった。ビールはもう、5本目に達していた。
ふと、エアリスがクラウドの隣に座り、上半身を預けてきた。
「おい、何してるんだ」
「クラウドって、好きな人とかいないの?」
一体この女は何を言っているのだろう。そう思った刹那、クラウドは彼女の異変に気付いた。
「……寝てる?」
質問するだけ質問して、エアリスは眠ってしまった。クラウドは何度目かわからないため息をつき
エアリスをベッドに運んでやった。クラウド自身も、そうとう酔ってしまっていた。
すっかりペースを崩されたクラウドは、ソファーに横たわり、眠りに落ちて行った。

翌朝は、やはり散々だった。2人揃って、二日酔いだ。
「う〜……色々ごめんね、クラウド」
「別にかまわないさ」
「それじゃ、また、ね」
エアリスを見送ると、背後に気配を感じた。
「昨夜は随分とお楽しみのようでしたね」
思わず振り返ると、ニヤケっ面のユフィが立っていた。
「マテリア6個でどう?」
「おい、どういうことだ」
「あーあ、昨夜の事を赤裸々に話しちゃおうかな〜」
やられた。ユフィは、クラウドの隣の部屋だったのだ。仮にもニンジャである彼女なら、隣室の会話くらい
筒抜けだ。更に都合が悪いことに、昨夜の記憶はいまいち曖昧だ。
もし何かの間違いがあったとしたら、それを話されるのはまずい。
「わかったよ……」
「イェ〜イ!ティファには内緒にしておいてあげるね!」
二日酔いの頭を抑え、クラウドは部屋に戻り不貞寝を決め込む事にした。
ビーチで宝条と出会ったのは、その日の午後の事だった。

ひたすら振り回されるクラウドを書きたかっただけだった。今は反省しているor2






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