- 1 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの mailto:sage [2021/03/09(火) 06:13:10.37 ID:???.net]
- 新世紀福音という名前で
聖書からアイデアを取り出して キリストを妄想上の醜い姿であったとしても描き出したので 神の目に止まり 「聖霊」が注がれて 上手くネジが噛み合い 製作者に高い品質のアイデアや作画力、 コマ回し台詞回し魅力あるキャラクターが生まれた イスカリオテのユダたるマリなんかを重要なキャラにしたのが失敗の元 聖霊が働かなくなり作品として低クオリティーになった
- 78 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの mailto:sage [2021/03/19(金) 19:08:01.20 ID:???.net]
- 「気をつけろ。メダイについてのその話は、すべて本当のことだ。
部屋に置くな。危険を呼ぶぞ。」 「具合でも悪いのか」と私は彼に聞いた。 彼は聞こえないふりをした。 だが、メダイを見ただけで気分が悪くなり、その存在に苛立ちを抑えられなかったのだ。 人間の心には理解できない溝がある。 わが老教授 --- 彼は熱心な共産主義者なのだが --- こうした言動をしたことで、私は大きな不安に陥った。 人生で初めて、任務の成功に疑いを抱いた。 私は、メダイについてもっと彼と話をしたかったが、できなかった。 アキレスはこう言った。 「私は何も信じてはいない。神も、悪魔も、聖母マリアもだ。 だが、あのメダイだけは心配だ。それだけだ。」 「あなたは、こんなもので回心させられるとでも、考えているのですか!」 私は、掴んだ両肩を揺さぶりながら、声を張り上げた。 彼は言った。 「違う!ただ、怖いだけなんだ。それだけだ。」
- 79 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの mailto:sage [2021/03/19(金) 19:10:03.94 ID:???.net]
- 「そんな恐怖心が、どんなに馬鹿げているか、あなたには分からないのですか!
このメダイをあなたの家の中に堂々と掛けて、 そんな子供っぽい恐怖心を克服してみてはどうです。 その方がどんなに名誉なことか。」 彼は何も答えなかった。 それで、私はしつこく迫った。彼は疲れ果てたように言った。 「他のことを話そう。」 「いや、僕はこの問題をとことん追及するつもりだ。 これには世界の未来がかかっているのですよ。 みなが、あんたみたいに、イコンやメダイにびくついたとしたら、 共産主義は一体どうなると思います。考えて見ても分かることでしょう!」 彼は考えようとはしなかった。それで、彼の代わりに私が行動を起こすことにした。 私は、敗者の側に留まっているのに我慢がならない性分だ。 私にとっては、困難が興奮剤だ。それが何よりの刺激なのだ。 私は大きな音を立ててドアを閉め、彼の部屋を出た。 自分が何をやろうとしているかは、よく分かっていた。 翌土曜日、「黒髪」を訪問する前に、私は、金槌と釘とメダイ、 それにチェーンを手に持って、アキレスの家に立ち寄った。 そして、彼の寝室に直行すると、金槌でベッドの上の方に釘を打ち、 「不思議のメダイ」を掛けてやったのだ。 次の土曜日、アキレスはいなくなっていた。彼に何が起こったのかは分からない。 彼の失踪は、少なくとも、代役が見つかるまで、 私の活動に大きな支障をきたした。 失踪する前に、彼はメダイと、私書箱の鍵を私に戻していた。 不思議のメダイwiki https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%A4
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