- 706 名前:587 mailto:sage [2006/12/28(木) 00:58:35 ID:???]
- >>699
こんなに小さくなったトウジを見るのは初めてだった。腕の中で肩を竦めている。 どんなに不安か、どんなに心細いか。 僕には分かるだけに余計辛かった。 「怖い…めっちゃ怖いねん…」 「トウジ、大丈夫だよ。確かに痛いとかはあるけど指示通りに動けば問題無いから」 「ワシ…死ぬかもしれんのやろ…?」 「そんなこと…!そんなことないって…」 「ワシが死んだらあいつの面倒誰がみてくれんのや?ネルフはちゃんとしてくれるんやろか?」 「トウジ……もう…やめてよ…」 取り乱すトウジの姿は見たくない。 悲しくなるだけだ。 「どないしたらええ?なぁ教えてくれや!お前ならわかるやろ!?ワシ…ワシどないし………!!」 自分でもわからない。 ただこの時はこうするしかないと思ったんだ。 僕は、キスでトウジの言葉を遮った。
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