- 593 名前:587 mailto:sage [2006/11/13(月) 02:34:12 ID:???]
- >>592
梅雨が過ぎて夏の気配が漂い始める頃になると、僕達は一緒に居ない日は無いくらいの友達になっていた。 街に馴染めず逃げ出そうとした事も、パイロットを辞めて元の生活に戻ろうとした事もあった。 そんな僕を引き止めてくれたミサトさんや、トウジにケンスケ。 ほんの少し自分の居場所を見つけられた気がした。 「…シンジ」 「………」 「シンジッ!」 「…えっ?」 「なにボケっとしてるのさ?」 「ううん、何でもないよ」 「っとこの隙にエビフライもらったぁ!!」 「あっ!ちょっとトウジ!」 「あ〜ん…。くぅ!やっぱセンセの弁当はうまいなぁ!」 「…このぉ!」 「あたたたた…すまん!すまんって!」 この場所を守る為ならエヴァにだって何にだって乗ってやる。戦ってやる。 僕はそう静かに誓った。
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